曖昧さ回避
ジャコウ総督(北斗の拳)
天帝編から登場する帝都の総督。天帝軍の将であり元斗皇拳の伝承者でもある「金色のファルコ」とは幼い頃からの付き合いであるらしく、同じ母(ファルコの実母)に育てられたらしい。
元々天帝軍を立ち上げる前から天帝の村では有力者だったらしく、天帝の子リンとルイが誕生した際に妹であるリンの抹殺をファルコに命じていた。
年齢は不詳だが、どー見ても成人してそうなジャスクとシーノと言う息子がおり、アインからは「じいさん」呼ばわりされていた。
かつて天帝の村がラオウ率いる拳王軍に攻めこまれた際、我が身惜しさにいち早く物陰に隠れていたが、ラオウにその邪な心を見透かされ「いずれ災いをもたらす前に(ジャコウを)殺せ」とファルコへ進言される。
老い先の短い育ての母の手前殺されはしなかったものの、ラオウの進言通りいずれ殺されかねないと懸念。
育ての母の死後すぐに天帝を幽閉し人質とすることでファルコの脅威を妨げ、さらに自身を「天帝の代弁者」と称して「天帝の守護者」である元斗皇拳の使い手達を擁した「天帝軍」の総督として君臨する。
ラオウの死後はその勢力を拡大し帝都およびその支配下に圧政を敷き、天帝を光の差さない地下作業場に閉じ込め素手で穴を掘らせるという事実上の終身刑を貸していた。
ラオウに捕らえられた際の恐怖で極度の暗所恐怖症に陥っており、(闇夜に光る北斗七星で北斗神拳の使い手であるラオウを連想するため)外部から連れてきた大量の奴隷を帝都内の発電所で強制労働させ、帝都を四六時中光で包ませた。その暗所恐怖症ぶりは徹底しており、ケンシロウとファルコを仕留めにかかった際には昼間にも拘らず電灯をぶら下げていた。
ケンシロウやバット率いる北斗の軍の活躍により帝都の支配下にあった群都(エリア)や市都(シティー)が次々と陥落させられ窮地に陥る。
天帝ルイの命を盾にファルコをケンシロウにけしかけ、激闘で二人が負傷し疲弊した隙を狙い直轄軍に命じ巨大な矢で射殺そうとしたがケンシロウに防がれてしまった。
その後アインの決死の救出劇によりルイが救出されてしまい、進退窮まり直轄軍をそそのかして逃げ出そうとしたがケンシロウ達に捕まってしまった。進退窮まったジャコウは「おれがファルコを殺せたら許してくれるよな」とみっともなく命乞いを始め、結果が見えていることを知ったケンシロウに進言されると手負いなら勝てるとでも言わんばかりにファルコに襲いかかる。
当然ながら敵うわけもなくコテンパンに叩きのめされた挙句、最期は「この世から消え失せろ」と吐き捨てたファルコの元斗皇拳によって、融解するかのように跡形もなく消滅した(アニメ版では死ぬ直前の最期のセリフが「あっちいいいいいい! ちょっと! あっついよ、これ!」)。
アニメOPでは、何故か原作や本編よりも筋骨逞しい姿で描かれている。
また、アニメ本編には息子二人の代わりにタイガとボルツと言う側近が登場した。