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内閣総辞職ビームの編集履歴

2016-08-18 21:35:53 バージョン

内閣総辞職ビーム

ないかくそうじしょくびーむ

映画『シン・ゴジラ』に登場する熱線の俗称。

本項目は映画シン・ゴジラ』に関する重大なネタバレを取り扱っており、

映画鑑賞前の閲覧は初見の楽しみを大きく削ぐ可能性があります。

以上を踏まえ、閲覧は十分注意して行ってください。






































概要

映画『シン・ゴジラ』に登場する熱線の俗称。


映画の中盤、東京に侵入したゴジラの予想進行ルートに首相官邸が入っていることが発覚したため、内閣総理大臣大河内清次を始めとした内閣首脳陣やゴジラ対策チームは官邸からの避難を余儀なくされた。


しかし木更津から飛んできたヘリコプターに大河内首相達が乗り込み、いざヘリが飛び立った瞬間、ゴジラが吐き出した放射線流がヘリを直撃。ヘリは一瞬で爆散し、大河内首相、東竜太官房長官花森麗子防衛大臣といった大河内内閣の首脳閣僚11人は全員死亡してしまった

これが日本国憲法第70条の「内閣総理大臣が欠けた時」の条件に合致する事からこの俗称が生まれることとなった。


この撃墜されるシーンにおいて、これまでゴジラ映画の中ではあまり犠牲になる事がなかった日本政府高官…ましてや首相を含む首脳陣が、たったのワンシーンで一挙に殺されてしまうという前代未聞な展開は、多くの観客達を唖然とさせる事となった。


また、最初は頼りなさげに見えたものの徐々に総理大臣としての頭角を見せ始めた大河内首相が、「この後も指導者たる良い活躍をするのではないか」という視聴者の期待が寄せられる矢先の出来事であった事や、このシーンが本映画初のゴジラの熱線放射シーンであった事、そして過去のシリーズにはない斬新な発射の仕方や、東京都心の半分を一瞬で火の海に変えてしまった程に凄まじい威力だった事も、観客達が受けた衝撃を更に計り知れないものとした。


その後…

この結果、首相をはじめ多くの閣僚や関係者を失ってしまった日本政府は、政府機関の機能の総てを立川市の広域防災基地へと移管。


海外へ外遊に出ていた為に、唯一難を逃れる事ができた大河内内閣首脳陣最後の生き残り里見祐介農林水産大臣が、臨時の首相に任命されたのをはじめ、赤坂秀樹総理補佐官を官房長官代行として任命されるなど、即座に各自政治の空白が埋められていく一方、ゴジラ対策チームの指揮をとっていた矢口蘭堂官房副長官を、正式にゴジラ対策特命担当大臣として任命するなどして、急ごしらえで新たな内閣が結成され、以降、映画後半のゴジラ対抗作戦は、彼ら里見臨時内閣の主導の許で継続されていく事となる。


余談

  • このシーンは蒲田のあいつに並び、観客の予想を覆す衝撃的な場面となったが、その一方でこの場面の直前、首相達と共に官邸を脱出する事になった東官房長官が、主人公の矢口に対し「後で会おう」というこの手の場面では禁物ともいえる台詞を口にした事から、察しのいい観客の中には、この後の官房長官や首相達の運命について薄々嫌な予感を抱いた者もいた。

  • もともとゴジラが放射線流を放つ能力を獲得したのは、遥か上空から攻撃してくるB-2爆撃機に反撃するためである。また、その後の描写でゴジラがレーダー機能を持ち、飛行物体を本能的に、例外なくすべて迎撃するという性質が明らかになる。つまり、放射線流を手に入れた時点でゴジラは飛行物体すべてを「迎撃すべきもの」と認識しており、総理を乗せたヘリが撃墜されたのは偶然ではなく、「飛行物体」であったがためにゴジラの迎撃対象になってしまった結果の悲劇であると考えられる

  • 官邸からの撤退の際、矢口ら巨災対メンバーはヘリには同乗せず、渋滞などのリスクの大きい地上から車両で避難するルートを選択し、前述の東官房長官のフラグ発言に対して「這ってでも(撤退先に)行きます」と返すなど決死の覚悟を決めていたが、皮肉にもこのルートを選んでいた為に、ゴジラの熱線攻撃から地下に退避し、無事に生還する事ができた(ただし、地上ルートで避難した者の中にも熱線の犠牲になった者はいた模様で、立川での巨災対再結集時は当初の半数近くにまで人員が減っていた)。

  • 現在の日本の法律では正式に大河内内閣が総辞職となるのは、この後初めての国会召集が行われた時である

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シン・ゴジラ 衝撃の展開 全滅

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