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225系の編集履歴

2016-09-14 02:05:49 バージョン

225系

にひゃくにじゅうごけい

JR西日本が設計・新製した近郊形直流電車。関西地区で2010年から使用されている。メイン画像の車両は阪和線・関西空港線・大阪環状線・きのくに線で運用されている5000番台。

概要

2005年に発生した福知山線脱線事故の教訓による安全の追求と、321系から始まった情報提供機能の拡充を目指した車両。


2010年12月1日より0番台が琵琶湖線湖西線JR京都線JR神戸線(東海道本線山陽本線)などで、5000番台が阪和線関西空港線大阪環状線きのくに線などでそれぞれ営業運転を開始した。

神戸線さんと225系

↑0番台


2012年3月には、JR宝塚線(福知山線)向けに性能を変更した6000番台が登場。

2016年7月からは改良型の2次車(100・5100番台)が運用を開始している。


車体

車体はステンレス製で、先頭部のみ鋼製。

E233系の様に先頭部が大破しても空間を少し潰すことで乗客だけでなく乗務員に対する被害も最小限に抑えるクラッシャブルゾーンと呼ばれる空間を設けている。

225系は独自の「ともえ投げ方式」と呼ばれる構造を採用した。

これは、先頭部の上部を潰れやすく、下部を潰れにくくなるよう造ることで、万が一衝突を起こしても上部が先に潰れて衝撃を吸収、乗客や乗務員の安全を守るという仕組み。

これに伴い223系のパワーウインドウは廃止され、代わりに乗務員扉の先端寄りに小窓が設けられた。


機器類

本系列では,JR西日本の一般形電車では125系521系に続いてシングルアーム式パンタグラフが採用された。


足回りは321系と同様の「0.5Mシステム」が採り入れられた。

全車電動車で構成されており、形式はクモハ224,クモハ225,モハ224,モハ225の4形式。

形式が「225」と付く車両はパンタグラフを搭載する。


本系列は223系との併結運転が可能であるが、221系との併結実績はない。


内装

車内での転倒事故を防ぐため吊り革が増設された。高齢者でもよく分かるように持ち手が手摺同様に黄色く塗られ、直径が太くなっている。形状は従来のリング型。


座席は223系と同じ扉間5列の転換クロスシートが、車端部は転換クロスと同じ形状の座席を向かい合わせに固定したボックスシートが配置されている。

また、阪和線用5000番台は空港利用客の荷物置き場・ラッシュ時の立席スペース確保の為、223系0番台・2500番台と同じく車端部以外は横2+1列の転換クロスシートとなっている。


321系に引き続いて液晶式案内表示装置が扉間・車端部に設置されている。

扉間は前後2面ずつ計4面、車端部は2面。

左側の面では次駅・乗換・停車駅案内を表示、右側の面は「WESTビジョン」と呼ばれ、広告が流れる。


側扉は乗客や荷物が挟まれた際のダメージを軽減する戸閉可変制御システムをJR西日本の車両で初めて採用した。


2次車

225系100番台

2016年より製造されている改良型で、便宜上「100番台」「5100番台」とよく呼ばれる。車両番号は101・5101から振られているが、編成番号は1次車の続番である。

前面が227系タイプの顔つきになり、種別・行先表示器のカラーLED化、室内照明のLED化、モハ225のダブルパンタ化など一部違いがある。阪和線関西空港線大阪環状線・きのくに線(紀勢本線)向けの車両は無線LAN・Wi-Fi対応となり、きのくに線の路線特性から津波避難器具も備えられている。



運用

0番台(JR京都線・JR神戸線・琵琶湖線・湖西線など)

現在、4両編成のU編成5本と8両編成のI編成9本が網干総合車両所に在籍。最高速度は130km/h。223系1000・2000番台編成と運用が共通となっている。

223系の数が多いため、運行線区では少数派形式となっている。


5000番台(阪和線・大阪環状線・関西空港線・きのくに線)

阪和線快速に使用されていた103系・113系・221系の運用を置き換える目的で投入。

HF編成。1次車は4両編成29本(HF401~)が吹田総合車両所日根野支所に在籍。

2次車は4両編成14本(HF430~)、6両編成11本(HF601~)が2017年までに順次投入される。

最高速度は120km/h。0番台同様に223系と共通運用が組まれている。こちらはまとまった数が投入されているため、運行路線であればみかける機会が多い。

阪和線の普通列車・区間快速・快速やきのくに線の普通列車として運用されている。103系205系撤退後は特急や113系2両編成以外のすべての運用が223系・225系に統一される予定。


6000番台(JR宝塚線)

0番台を宝塚線向けに221系性能固定としたものである。

4両編成のMY編成3本、6両のML編成5本が網干総合車両所宮原支所に在籍。最高速度は120km/h。4両編成は223系と共通運用で3本のみのため少数派だが、6両編成は固定運用である。宝塚線の大阪発着列車(主に丹波路快速)に使用されている。

223系6000番台と同じく、前面貫通扉下部と先頭車乗務員用扉下部に2本のオレンジ色のラインが追加されている。


関連タグ

221系 223系 227系

琵琶湖線 JR京都線 JR神戸線 阪和線

新快速 関空快速 紀州路快速 丹波路快速

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