概要
吸血鬼のプレインズウォーカー、ソリン・マルコフが造り出した天使。
彼女を創造するにあたってソリンは「プレインズウォーカーとして大切な何か」を代償としており、そのためアヴァシンは天使の中でもひときわ強大な力を持つ。
彼女はイニストラードという次元の天使である。この次元において、数世紀前に人間と吸血鬼をはじめとする闇の生物とのバランスが崩れ、闇の側が優勢を握るという事態が起きる。
吸血鬼が盛んに人間を餌食とするあまり、人間が滅ぶ危険が生じた。もし人間が滅べば、人を食料とする吸血鬼も滅ぶことになる。
そこでソリンは人間側の守護者としての天使アヴァシンと彼女が率いる宗教を作り出した。
アヴァシンは部下の天使たちと吸血鬼たちに挑み、狼男やグールといった他の闇の軍勢も退けた。
こうして人間側は持ち直し、彼女をあがめる「アヴァシンの教会」も隆盛することになる。
カード
イニストラード・ブロックの重要キャラクターであり、彼女をカード化したものは三種類存在している。
・希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope
- イニストラードを覆う影
・守護天使アヴァシン/Avacyn, Guardian Angel
・大天使アヴァシン/Archangel Avacyn (浄化の天使、アヴァシン/Avacyn, the Purifier )
「変身」持ちの両面カード。人間という種族そのものが腐っており、滅ぼすべき存在だという認識に呑まれた彼女をカード化したもの。表面(大天使)時は白だが、裏返すと部下の天使と共に人間の住居を焼く赤の天使と化す。