ウラガンキンとは「モンスターハンター」シリーズに登場するモンスターの一種である。
概要
初出は原種が『モンスターハンター3(tri-)』(MH3)、亜種が『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)。
原種には「爆槌竜」、亜種には「鋼鎚竜」という別名がある。
獣竜種の中でも大きく、体には溶岩が固着しており、特徴である巨大で分厚い顎も溶岩の塊である。
見た目によらず比較的動きは軽快だが、そう特別早い方でもない。
体をダンゴムシのように丸めて転がって攻撃したりする。
転倒している際には、背中からピッケルでアイテムを採掘できる。
全体的に肉質が固く、とくに頭はハンマーですら弾かれるほど。
さらに攻撃手段の問題から、剣士だとかなりの強敵。
しかし遠距離攻撃の手段は乏しい上に見切りやすいため、ガンナーからすればただの的である。ビームの撃てない足が早くなったグラビモスといったところである。
原種が纏っている溶岩は火薬岩であり、辺りにばら撒かれると本体の起こす振動で大爆発し、
これに巻き込まれると炎属性やられ状態になる。
一方亜種の攻撃には何故か悪臭効果が付加されている。…ババコンガに弟子入りでもしたのだろうか?
真面目に考察すると、恐らく有毒の火山性ガスを多量に発生させる鉱石を身に纏っているためだと思われる。
例えば石黄と呼ばれる鉱石は600℃以上の高温で加熱すると悪臭を持つ有毒の砒素ガスを発生させるが、
モンハン世界の火山にはより危険な鉱石がゴロゴロ転がっているに違いない。
現場主任?
MH3において、これまでの防具に加えて「護石」と呼ばれる新しいジャンルの防具が登場した。
護石を手に入れるには原料となるお守りを採掘する必要があるのだが、
最も良質のお守りを入手しやすいと噂の場所が上位の火山であり、
「炭鉱夫」と呼ばれる採掘に集中したいプレイヤーにとっては近くをうろつくウラガンキンが激しく邪魔である。
「あのウラガンキンは採掘にハマってしまったハンターのなれの果て」という説がまことしやかに囁かれている。
そんなひよっこハンターの発掘作業を監督(と言う名前の妨害)してくださる
ベテランハンターへのある種の敬意(とうっとうしさ)をこめて「現場主任」との愛称で呼ばれることもある。
『幻のウラガンキン』
ところで、MH3には「幻のウラガンキン」というイベントクエストがある。
このクエストに登場するウラガンキンは、確実に最小個体であり、その大きさはたったの418.1cmしかない。
防具
ガンキンシリーズの防具はモンスターの見た目通り重装甲。どうもロボットっぽいデザインで、男の剣士防具はマジンガー、ガンナー防具はサイサリスに似てると言われる。女ガンナーはステイメン。
MHP3のオトモ防具では、同社製作のロックマンDASHシリーズに登場する雑魚敵とはにわを組み合わせたような見た目になる。