原稿や原画の上下左右の中央と四隅などに付けるものが一般的で、上下左右の中央に付けるものを「センタートンボ」、四隅に配置するものを「角(かど)トンボ」と呼ぶ。「印刷」が絡むため、手描きなどによるアナログであったりパソコン上での作品制作などのデジタルなどを問わず、かなり重要な要素である。
このトンボを使用した場合、必然的に自分の描き隊絵の外側に「塗り足し幅(ドブ)」ができるため、「作品の四隅や隅っこの線や色がへろへろな感じになる」ということが無くなり、その結果、作品の質が向上することにつながる。
また、「面倒くさい」、「自分の原稿に余計なものを描きたくない」ということでこのトンボを描かないまま原稿の制作をする人もいるが、そうしてしまった場合、印刷時に自分が意図しなかった部分でカットされてしまったり、セリフが印刷されなかったりという憂き目に会う可能性が高くなる。
そうした不測の事故を未然に防ぐという意味でも、トンボを原稿に描き込むことは重要な意味を持つものとなる。