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バンシィの編集履歴

2016-12-08 08:22:10 バージョン

バンシィ

ばんしぃ

バンシィとは、小説「機動戦士ガンダムUC」に登場するモビルスーツである。

概要

RX-0 ユニコーンガンダムの2号機。

ユニコーンガンダムが「貴婦人と一角獣」のタペストリーに登場する一角獣をモチーフにしたのと同様に、バンシィはタペストリーに登場する獅子になぞらえ、頭部のアンテナはライオンの鬣を思わせる物(ユニコーンモード時は鶏冠のような形状になる)が装着されている。

機体色は黒。デストロイモード時にサイコフレームは金色に発光する。

パイロットはマリーダ・クルスリディ・マーセナス

バンシィ(バンシー)とはスコットランド神話の伝承に登場するこれから起こる死を嘆く泣き女、死を告げる女神ともされる。


月のグラナダでロールアウトした後、オーガスタ研究所で調整を受けて実戦に投入された。1号機が宇宙で調整をしていたのに対しこちらは地上のオーガスタ基地で最終調整を行ったため、大気圏内での機体運動性は1号機を上回るなど、機体完成度が高められている。

また、1号機と違い「ラプラス・プログラム」は搭載されておらず、純然な「対ニュータイプ用モビルスーツ」として完成している。

武装はロールアウト直後の1号機と共通。


OVA版デザイン


OVA版では小説版から一部デザインと武装が変更されており、襟元は爪か牙を思わせる形状に変更され、アンテナの根元が装甲と同じ黒色に変更されている。

また、「アームド・アーマー」と呼ばれる増加サイコフレーム兵装を装備しており、ユニコーンガンダムと比較した際のキャラクター性の違いを演出している。

この他、登場するエピソードによって装備が異なるのも特徴である。


One of Seventy Two

U.C.95年におけるロールアウトしたばかりの仕様。

フェネクスの試験運用の為に駆りだされ、アームド・アーマーVNを右腕に、ビーム・マグナムを左腕に装備している。

胸部は1号機・3号機と同形状だが、フェネクスとリバウとの戦闘において胸部を破壊され、その後改修を受ける。


EP4・5

黒いユニコーン

オーガスタ研究所で調整を受けた直後の仕様。

この際のパイロットはマリーダ・クルス

両腕に増加サイコフレーム兵装「アームド・アーマー」を装備することでビームマグナムよりも高い継戦能力を獲得し、同時に過剰な攻撃力による周辺被害を抑えている。

また、両腕のアームド・アーマーは腕部ビーム・サーベルラックに干渉しないよう設計されており、ユニコーンガンダムのようにビーム・トンファーとしても使用出来る。


武装

  • アームド・アーマーBS

右腕に装備された射撃兵装。

内蔵されたセンサーユニットから得られた空間データをサイコミュで伝達し、そのデータを2枚のフィン型ビーム偏向機と連動させ、高精度の予測照準を可能とする。ビームマグナム程の威力は無いが、劇中ではシャンブロの残骸を貫き引き裂いた。なおBSとはビーム・スマートガンの略称。

  • アームド・アーマーVN

左腕に装備されるナックル状の格闘兵器。

ユニコーンモード時は前腕を覆う打撃武器兼シールドとして機能し、この状態でもガンダリウム製の装甲をへこませられるほどの硬性を持つが、デストロイモード時には獣の爪のような形状に変形し、一撃でガンダリウム製装甲を引き裂き、振動による副次効果によりMSの内部構造そのものも破壊する超振動破壊兵器となる。

ちなみにVNはヴァイブレーション・ネイルの略とされる(1/100MG インストでは金色の鉤爪状部分をヴァイブロネイルと表記)。


EP6・7

バンシィ・ノルン(ユニコーン)

各種アームド・アーマーを変更し、機体の総合性能を向上させた仕様。

バンシィ・ノルン」と呼ばれ、型式番号もRX-0[N]に変更されている。なお、ノルンとは北欧神話に登場する運命の女神の名である。

この際のパイロットはリディ・マーセナス


最大の特徴は背部に装備された「アームド・アーマーXC」と、シールドにブースター、メガ・キャノンの機能を併せ持った複合兵装「アームド・アーマーDE」にあり、これらにもサイコフレームが内蔵され、当然ながらNT-Dによる機体各部の展開機構にも等しく作用する。

サイコフレームの搭載量の増加により、感応波の送受信能力が大幅に拡大する事に成功しており、理論上ではニュータイプや強化人間で無くともデストロイ・モードの起動が可能になっている為に、ニュータイプの不敗神話やジオニズムの完全否定を目指した「UC計画」本来の意図を反映・体現させたものになっていると言っても過言ではない。


武装

基本構成は1号機と同じだが、それに追加でアームド・アーマー等を装備する形になっている。

  • アームド・アーマーDE

漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』から逆輸入されたシールド用増加ユニット。

装備されているブースターを展開・可動させる事で推力の調整を行う機能を有する。また威力の高すぎるビームマグナムを補助する形でビームキャノンが内臓されている。1号機とはシールドの向きが上下逆に装備されている。

ちなみにDEはDefense - Extension(ディフェンス・エクステンション)の略。

ガンダムTR-1ガンダムMk-Ⅴギャプランのシールド・ブースター、ムーバブル・シールド・バインダーの最終発展形とも言える装備。

  • アームド・アーマーXC

ジェネレーターの出力強化と頭部ブレードアンテナの機能拡張、パイロットと機体の親和性を向上させる目的で換装されたバックパックユニット。中央部のユニットを展開させることで、ビーム・マグナムやアームド・アーマーDEをマウントすることが可能。

デストロイモード時にはこれが大きく展開し、獅子の鬣(たてがみ)を想起させる形状へと変化する。

非強化人間が搭乗したとしても機体性能を完全に引き出す事がこの装備のもう一つの目的である。感応波の送受信能力を高め、パイロットと常時接続状態にある事でNT-Dの発動条件を緩和する効果がある。 その正体はガンダムデルタカイに搭載された「n_i_t_r_o」の最新モデル。

ちなみにXCはXeno - Connect(ゼノ・コネクト)の略。

  • リボルビング・ランチャー

ビーム・マグナムの銃身下部に装備された4連装グレネードランチャー

用途に応じて弾種を変更可能であり、運用の柔軟さに欠けるビーム・マグナムの補助兵装として装備されている。

劇中ではビーム・ジュッテ、ボップミサイル、徹甲榴弾 (MGaAP)、マイクロハイド・ボンブが装備されていた。

また、リアスカートにはビーム・マグナム用Eパックと共にリボルビング・ランチャー用の弾倉がマウントされている。


メディアミックスでのバンシィ

機動戦士ガンダムEXTREME VS.FULLBOOST

2012年4月26日のアップデートによりプレイアブル機体として参戦するが、その機体性能はコスト2500とは思えないほど高く、本家ユニコーンを上回るとも言われる。

その理由は機体の能力にあり、『耐久力が4割以下になると撃墜されるまで常にデストロイモード』という特性があるため。これは本家にはない仕様であり、コストオーバーの状態で再出撃した際も同様。代償として耐久力はコスト2500としては低めの600に設定されている。

しかし耐久力を含めても2つのモード間での性能差は大きく、耐久が減ると常に強化状態というのはありがたい。覚醒使用時にも発動するため、相対的にコスト以上の戦闘力が見込める。

これらの仕様からバンシィは大会でルールブレイクともいえる性能を発揮し、一部の店舗で使用禁止にされるという、EXVS史上例のない制約を受けることとなった。(機体そのものが使用禁止になった訳ではないが実はバンシィに始まった事では無い。ただし特定の機体のみに存在した出禁レベルのバグ絡みなのでここでは割愛する。)当然ながら解禁から2週間程で調整が入り、度重なる調整で強さがやや落とされた結果、以前のような強さでは無いが上位ランクの性能に落ち着いた。


機動戦士ガンダムEXTREME VS.MAXIBOOST

前作に引き続きコスト2500機体として登場。性能は前作とほぼ同等だが、耐久力が700になりアームドアーマーから発するビームの色がおどろおどろしい紫色に変更されている。稼働初期からも相変わらず2500帯トップクラスの性能だったが、度重なる修正後、ゼイドラ百式に同コスト帯使用率トップの座を譲ることになった。

更に、2014年8月19日からバンシィ・ノルンが参戦。コストは3000でフルアーマーユニコーンガンダム同様、常時NT-D状態になっている。バンシィと違ってこちらは中距離以遠を得意とする射撃寄り万能機。手動リロード可能になったメインのビームマグナム、レバーを入れた方向で性能が変化するサブ射撃のリボルビングランチャー、射撃CSのメガキャノンといった射撃武装が豊富。これに加えて最高ランクの発生速度と並の持続を持つビーム・ジュッテによる格闘カウンターに加えて近距離でメイン射撃からキャンセル可能な上に発生が速いアームド・アーマーDE突き攻撃を持っている。覚醒技「俺の前から…いなくなれええぇェッ!」はサーベルや蹴りを交えた乱舞攻撃だが、こちらはモーションが長いせいで敵僚機からカットされる可能性が高く、余程の事がない限り覚醒技が使用される事はない。

各種サブを絡めた降りテクニックによる堅実な動きや優秀な射撃武器による高い自衛力等、解禁当時は文句なしの最高クラスの性能を誇り、腕の立つプレイヤーが使うとまさにep6終盤のような手のつけられない強さだった。

機動力減少や耐久力減少等の調整が入った結果以前のような機体性能に任せた力押しはできなくなったが、変わらず最上位に近い位置に立っている。

後に家庭版EXVSFBにてDLCとしてノルンが配信された(価格は500円+税)。こちらも配信から一年程である程度の弱体が入っている。


機動戦士ガンダムEXTREME VS.MAXIBOOST ON

バンシィはデストロイモード時の射撃CSがバズーカから単発ダウンの高出力ビームに変更された。足を止めるがそこそこ慣性が乗り威力も高め。

ノルンの方は前作からさらに下方修正が入り最上位から一転。底辺レベルにまで性能が落ち込んでいる。具体的には機動力の低下・マグナムの銃口補正劣化&威力低下・Nサブの誘導低下。さらにNサブに射程限界ができてしまった。これによりメインからのキャンセルでダウンを取ったと思ったら弾が途中で消滅してダウンを取れてなかった…などということが起こるようになってしまった。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

『OVERWORLD』よりバンシィのみ参戦。(発売当時はep6未公開なのでノルンは未参戦)

性能は本家ユニコーンに肩を並べており、パイロットのテンションが超強気以上でデストロイモードというギミックもしっかり受け継がれている。

1号機と違いIフィールドやシールドを装備していないため防御面のアビリティでは一歩劣る形となるが、前述の設定通り地上適性はユニコーンよりも上である。

武装面はビームサーベルとバルカン砲はユニコーンと同じだが、デストロイモードになるとサーベルがトンファーになり、アームド・アーマーBSは特殊覚醒という扱いになる。

また特定のパイロットが「アームド・アーマーVN」を特定の敵ユニットに対して使用すると・・・?

なお、一部シナリオではep5同様ベース・ジャバーに搭乗。また、常時デストロイモードで敵として登場することもある。


ガンダム無双シリーズ

『真・ガンダム無双』で初参戦。こちらはEP6公開後の発売だがバンシィのみの参戦。ストーリーモードもEP5を再現したステージで終了し、DLCによるノルンの参戦もなし。(FAユニコーンはDLC配信された。)

サーベルと2種類のアームド・アーマーを使用し、バースト発動時にはデストロイモードに変身し、攻撃速度が速くなり、チャージ攻撃も変化する。

SP攻撃2使用時は高く跳び上がり、上空から回転しながらBSを地面に向けて照射、広範囲の爆発を生み出し、多数の敵にダメージを与える。SP2の強さも相まって使い勝手は非常によい。

なお、SP以外ではチャージ攻撃4がパイロットスキル「マグネティック・ハイ」と非常に相性が良い。そのため、チャージ攻撃6よりもチャージ攻撃4を多用するというプレイヤーも多いだろう。


コンパチヒーローシリーズ

スーパーヒーロージェネレーションロストヒーローズ2に登場。

両作とも完全な敵で前者は恐らくマリーダ人格のノーマルバンシィとリディ人格のノルンが存在し、ユニコーンステージのボスとして猛威をふるった。

後者では隠しボスとして登場。

偉大なる大組織の大首領全ての命を止める者と共に隠しダンジョンで待ち構える。

クシャトリヤがボスとしているため人格は恐らくリディと思われる。


スーパーロボット大戦シリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇」に敵ユニットとして登場。しかも序盤に

OVA通り、アルベルト・ビストによって再調整されたマリーダがパイロットである。中盤ではクロノの一員となり、アムブリエルと共同戦線を張ったリディがバンシィ・ノルンに搭乗する。

初登場時はバルカン砲とアームド・アーマーBS、アームド・アーマーVN(デストロイモードのみ)の3種類だが、バンシィ・ノルンになるとアームド・アーマーDEなど、さらに武器が追加される。

終盤で自軍に参入し、ユニコーンガンダムとの合体攻撃が追加される(FAユニコーンでは不可)。


関連項目

機動戦士ガンダムUC マリーダ・クルス リディ・マーセナス

ユニコーンガンダム バンシィ・ノルン フェネクス

バンシー お前もガンダムか!

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