遺伝的にアルコール分解能力が低く（酒を少ししか飲めない）、もしくは全く欠けている（酒を全く飲めない）人のこと。対義語は酒豪。
モンゴロイド人種（黄色人種）において多くみられるが、その分布には民族差・地域差がある。中国南部とベトナムに下戸が最も多く､ベトナム人の6割以上が下戸であるという。中国北部と日本は全体の半分弱が下戸である。一方で韓国人やインディアン、ベトナム以外の東南アジア人においては下戸は少数派。アボリジニはかなりの下戸で、居住区への酒の持ち込みは禁止されている。
日本においては、酒の強い人は東北、北海道、高知県、南九州に多いという。下戸が最も多いのは三重県である。
下戸であった歴史上の人物
※日本人や中国人には該当人物が非常に多いが､体質的に全く飲めなかったことが判明している人物のみ記す（たとえば石原莞爾は酒を飲まなかったことが知られているが､体質のせいではなく酒嫌いだったからかもしれない）。甘党であった人が多いが、そうではない例も見られる。
関連タグ
アルコール中毒 - 一気飲みなどで下戸に無理に酒を飲ませると死ぬこともある（酒に強い人でも一気に大量にアルコールを摂取すると死ぬが）。お酒の無理強いはダメ、ゼッタイ。
アルコール依存症 - 下戸には無縁の病気。
