データ
他言語版の名称
英語 | Pyukumuku |
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イタリア語 | Pyukumuku |
スペイン語 | Pyukumuku |
フランス語 | Concombaffe |
ドイツ語 | Gufa |
韓国語 | 해무기 |
中国語 | 拳海參(繁体字)/拳海参(簡体字) |
概要
ナマコブシとは、第7世代の『SM』に登場するポケモンの一種。モデルは文字通りのナマコ。名前は恐らく「ナマコ」+「トコブシ」もしくは「拳」。
見た目としては、おはぎに細長いイチゴがニョキっと生えたようで、ポケモン公式HPで見たトレーナー達がメロメロになったに違いない。
色違いだと緑色の体で目や突起が黄色になるため、いよいよ和菓子っぽい。
しかし、その可愛らしさとは裏腹に、可哀そうな設定を持っている。ナマコブシは、その形状・生態から観光客には気味悪がられており、観光客向けのビーチではナマコブシを海へと投げる「ナマコブシ投げ」というバイトが存在しているという。
さらにVジャンプのYouTube公式チャンネルで主人公も実際にナマコブシ投げのバイトに参加できることが判明した。PVを見る限り給料は20,000円と中々の破格。バイトが行われるハノハノビーチがホテルの所有物である事が大きいようだ。
ところが、気に入った場所から動こうとしないという習性があるため、投げてもまた元の場所に戻ってしまってラチがあかないらしい。
因みに、アローラ地方のモデルとなったハワイ・グアム島でも実際に浜辺に打ち上げられたナマコを海に投げて帰すアルバイトがあり、これが元となっていると思われる。
その生態とは、口やトゲを触られると嫌がり、口から拳型の中身が飛び出して殴りかかってくるというもの。リアルのナマコは危険を感じると内臓を吐き出す(ただし口ではなく肛門から)特徴を持つため、そこから来ているのだろう。なお、吐き出した内臓は1~3ヶ月で再生する。それ故か、ナマコブシもじこさいせいをレベル37で覚えられる。
だが、良い点もあり、ナマコブシは敵から身を守る時に特殊な粘液を出すのだが、この粘液には保湿効果があり、陸上で1週間いても肌が乾燥しない。これを生かして、アローラ地方の人々はこの粘液をスキンケアとして使っている。便利なところもあって、良かったね!
また、心無い人間の被害に遭って投げられているのではなく、気に入った岩場を見つけるとその場から一切離れないため、やがてエサが無くなって飢えてしまい、可哀想に思ったアローラの人々はナマコブシをエサのある海に投げる事があるという。やっぱり投げるんじゃないか!
ゲームでの性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
55 | 60 | 130 | 30 | 130 | 5 |
種族値は防御面が飛び抜けて高く、素早さは全ポケモン中最下位タイというまさかのツボツボポジションである。
しかもソーナンスの様に、能動的な攻撃技を一切覚えないと言う欠点もある。水タイプなのにみずでっぽうやねっとうすら使えないし、めざめるパワーも覚えられない。まあこの種族値で特殊攻撃をしようなんて酔狂な輩はいないだろうが。
ただ、レベル17でカウンター、レベル33でいたみわけ、レベル45でどくどく、技マシンでリフレクターやしんぴのまもり等、サポート技や変化技を多数覚えるので、硬さを生かした持久戦やマルチでのサポーターに向いている。攻撃面が壊滅的なせいか、性格の自由度も高い。
なにより、じこさいせいを覚えるポケモンの中で最も防御力が高く、特防も同じくらい備わっている点が魅力。
ソーナンスとの違いはミラーコートやみちづれが無い代わりに補助技が多彩なところ。みずびたしで相手のタイプを変えて一致技を潰し、いえきで特性を封じるなど、非常にトリッキーな動きができる。
また、耐久型の水ポケモンを脅かすくさむすび(ヌオーやトリトドンだと4倍弱点)の威力を20に抑えられるところも利点であり、遅さを利用して安全にバトンタッチすることも可能。
余談だが、実はノーマルZを持たせてがまんを選ぶか、カクトウZを持たせてカウンターを選べばZ技で攻撃ができる。
そのため、実は攻撃60自体は全くの無駄では無かったりする。不一致の上1発限りだが…。
仮にZ技を使うとなれば、全能力が1段階上がるZじょうかからのバトンタッチが有用。
とくせいはポケモンSMから新登場の「とびだすなかみ」。倒れた際に、最後の攻撃を受けた時に残っていたHPの分だけ、相手にダメージを与えるという、ナマコの生態に準じた特性である。この特性の効果はみがわりを貫通する。
夢特性の「てんねん」も重要であり、相手がどれだけサポート技を積んでいようが、ステータスの増減を無視して攻撃を受けられる。また、いばるの効果が攻撃力の上がった相手に混乱を与えるだけになり、自傷ダメージを引き延ばすことができる。
てんねんは「かたやぶり」で無効化されてしまうが、てんねんだと思って全力で殴ったら飛び出してきた中身で道連れになり、それを警戒しているとてんねんの固さを貫けないという、対戦相手に嫌な読みあいゲームを押し付けることも出来てしまう。