CV:萩原聖人
概要
アニメ『牙狼〈GARO〉~炎の刻印~』の後日談である『DIVINE FLAME』の登場人物。
バゼリア国を守護する盲目の魔戒騎士で、 黒曜騎士ゼムの称号を持つ。
刀傷で両目の光を失い、バンダナで覆っているが、長槍でレオン・ルイスを襲った死人を討滅するほどの腕を持つ。
黒曜騎士ゼム
ダリオが魔戒槍を構え、円を描くことで召喚される黒鋼の鎧。
黒曜騎士の称号のごとく、黒曜石にも似た輝きを持つ鎧で、二本の角を生やしたドーベルマンにも似た兜が特徴。
魔戒槍も十字状の刃を持つものに変化、 ライメイという魔導馬を駆る。
※これより下は、ネタバレが含まれているので注意
来歴
かつてはバゼリア国の美しき姫・サラに仕え、彼女に淡い想いを抱いていた。
しかし、ホラーの襲撃で顔を焼かれ、精神が壊れて国を焼き尽くすサラの姿に耐え切れず、彼女の目の前で自ら両目を斬り裂き、以後寄り添う日々を送るようになる。
だが、その想いもむなしく、それからほどなくサラはダリオの目の前で身を投げて命を絶つと同時にホラー・ニグラ・ヴェヌスに憑依されてしまう。
サラの死後、蘇生する術を探すうちに『ツィルケルの環』の存在を知り、屍人を利用してヘルマン・ルイスの息子ロベルトをさらい魔導具の発動を目論むようになる。
作中の活躍
中盤でレオンやヘルマンと交戦。この時既にサラを救いたいという妄執で闇に堕ちかけていたが、レオンのララへの想いが引き金となり、それが陰我へと変貌。
その陰我に呼応するかのごとく、ゼムのマスクが展開され暗黒騎士ゼムとなる。
ガロと同様の狼の顔に変化しているが、鎧を纏う前のダリオと同じ刀傷が両目に施され、甲冑には紫色のラインが発光、後頭部からは獣の尾にも似たトリプルテールが自然になびく。
終盤でヘルマンとの決闘に敗北し、最終的にサラに憑依していたニグラ・ヴェヌスに『ツィルケルの環』ごと取り込まれ、サー・ヴェヌスの一部となり果てた。
その姿は、“サラを模した無機質なオブジェ”と“ダリオの面影を持つ生物的なクリーチャー”が融合したような不気味な容貌と化しており、完全に人間らしさを失ったそれは皮肉にも「サラの両手で両目を覆われ、干からびた姿で叫ぶダリオ」を連想させる。
最期は天剣煌身ガロに変化したレオンに討滅された。
関連タグ
毒島エイジ…自分の愛する人をを失って愛する人を復活させようとしたために、悪の道に進んだ魔戒騎士繋がり。こちらは闇に堕ちる一歩手前で改心している。