概要
アニメ『ポケットモンスター』における主人公・サトシの持つ人並み外れた運動神経と想像を絶する耐久性から、人は彼をこう呼んだ…
「スーパーマサラ人」と。
元ネタはおそらく→スーパーサイヤ人
主にマサラタウン出身者の超人的能力を発揮したイラストに使用され、それ以外だと主にタイプ:ワイルドが使われる。
アニポケ世界の身体能力について
(インドぞうも参照。)
ポケモンの世界では、人間以外の生物であるポケモンがみなトンデモない能力を秘めており(インドぞうを気絶させたり、ナパームだんをぶつけても壊れなかったり、東京タワーも一跳びだったりetc)、それらを扱う人間もそれ相応の運動神経や耐久性などを持ち合わせていなければとても生きていける世界ではない。
ポケモン世界の人間達もポケモンの一種または別系統の発展種族である可能性がある(強力な生物がたくさん存在する生態系の中で生存・発展してきたことを考えると、極めて納得の行く答えである)。ホモ・サピエンスがそうだったように、他の人種を淘汰・吸収してきたり、実は人間のニッチを埋めたポケモンである(テレパスや直接会話できる、身振りで相手の伝えたいことが理解できる、サトシ含めポケモンの言葉を理解できる節があるなど、交流手段がある事も説を後押ししている)、小説版のポケモンの設定同様、ある日突然それまでの生物とすり代わり現れた存在、などと考察が捗っている(ウルトラビースト同様、異次元の存在説もある)。
少数ではあるが、インド象や秋刀魚、カントー編でカブトプスの餌食になっていた巨大魚やサトシが眺めていた魚、他媒体も含めれば夏祭りの犬、食卓に出る肉や卵など通常の生物もいるようではあるが(少なくともコイキングは食用にされている)・・・詳しいことはわからないままである。少なくとも、「東京」や「インド」という名詞または人物名や地名、または形容詞がこの世界にも存在するのだろう。
サトシとかつて共に旅をしたサトシの旅仲間であるカスミ、ハルカ、ヒカリ、アイリス、XY編にて加わったユリーカやセレナなどヒロイン勢もかなりのタフさを持ち合わせ、個体値厳選主義者のシンジやポケモン保護に命を懸けるNも優れた運動神経や耐久力を披露している。(無論、解説担当のタケシ、ケンジ、デント、解説補助のマサトも運動神経を保有している。シトロンは些か体力不足な面が目立つが背中にシトロニックギアを背負っていることを加味すると実は膂力はかなりのものなのかもしれない。加えて頻繁に起こるシトロニックギアの爆発を耐える耐久力を有している) 一応は旅の道連れであるロケット団も、同様に凄まじい能力を体現している。
そんな彼らの武勇伝としては、
- イシツブテ合戦(20kg)が流行っている。
- 120kgの鋼の塊を投げる(タケシ)
- 超音波を聞き分ける(タケシ)
- 超絶的な身体能力と耐久性&ポケモンの技を再現する。
- 遠距離からポケモンの力無し?で簡単に対象の察知&追跡。
- ムサシがハブネークをみだれひっかき&メガトンキックで倒してGET。食いちぎられた髪も自己再生
- マサラ人のオーキドとサトシは共に死亡経験あり
- ムコニャは電撃の個体差が測れるレベルに
- 神と呼ばれし特攻お化けのりゅうせいぐんを弾くグレッグルのどくづきを超頻度で尻や腹などに受け続け、描写的に確実に毒も回っているタケシ
- 28kg以上のポケモンを頭に乗せたり、30m程度の滝から落ちても全く大丈夫なハルカ
- カスミが不良トレーナーのドククラゲ3体の毒針を受け、全身に毒針を浴びても気絶で済む。自己再生かつ解毒を備えた頑丈さ。
- 幼女ながらサトシに次ぐスピードで崖を登り、上空から地面に頭から落ちても平気なユリーカ
- カスミとマサトが崖の下の森に落ちるが、無傷。(AG144話)
- 10キロ近い重さがあるフォッコを左肩に乗せた状態で安定飛行したセレナ。
- スーパーソウリュウ人。
- 警戒し踏ん張るギガイアスを上腕よりも持ち上げるアデク
- ルカリオのはどうだんを素手で弾くスモモ
- 100m以上の滝から落ちて無傷(ムコニャ)
- れいとうビームで氷漬けにされるも当たり前のように内部から無挙動で破砕、続いて伝説のポケモンであるジガルデの捕獲のために開発された、メガ進化のエネルギーを使用する光線を余裕で全身に浴び続けながら麻痺する様子を見せずに普通に反撃したり、直後に地形が変わるほどの距離(ニャースいわく「一生分の走破」)を行った後も激しいバトルを続行する
などがある。
タケシに関しては、キャラクターだけでなく、数々の場面考察から★☆フェアリータイプ説☆★が出されるほど。
……がサトシのソレは明らかに度を越して超常的である。
超人サトシの行動
マサラタウン出身者全員がスーパーマサラ人になれるわけではない。
ハナコママ、初代ライバルのシゲルはあくまで一般人より上のレベルである。
また、オーキド博士は職業柄、耐久力の面で超人的なものがある。(おまけコーナーポケモン講座で様々なポケモンに度々どつかれる、ロトムのでんきショックを笑って受け止める)
しかし真のスーパーマサラ人であるサトシは、常識を大きく凌駕する身体機能を秘めている。
ここで紹介するのはあくまでもほんの一例である。
割と初期から無茶な行動や被害を被り、圧死に近い形で魂が家出したり石化したりなど事実上死んだり、アクアジェット顔負けの能力を得たり、ホウオウに祝福されているような描写があるなど、細胞が変化したか最初からそういう存在なのか、等々の見方がある。
マサラ・オーキドの転生者という考察もあるとかないとか。
現実世界の物差しの一例
・ポケモンの体重でわかる凄さ、なお現実の中型犬で約15kgあります。
・軍人クラスでトラックの下に張りつけます。
シリーズ共通
- ピカチュウの10まんボルトやボルテッカーを受けてもピンピンしている。それどころか絶好調だと歓喜の声をあげる。
- ピカチュウと同じく長い付き合いのリザードンのかえんほうしゃを受け黒焦げになっても全く動じず、それどころかコミュニケーションの一環として大いに歓迎している。最早なつき廃人のカテゴリである。
- 劇場版では何度も死にかけるも奇跡の生還を遂げたりしている。(しかも伝説ポケモンを馬鹿呼ばわり出来るほどの度胸の持ち主)
無印
- 平均体重72kgのヨーギラスを肩に乗せても悠々と歩ける。
- フシギダネとチコリータの手助けがあったとはいえ平均体重122kgのミュウツーを背負って歩き、挙句5m程(泉に)ぶん投げ、崖から落ちかけた平均体重220kgのラプラスを軽トラックごと引き上げる。
AG
- 『波導の勇者ルカリオ』で不意打ちとはいえルカリオを川に落とす。返り討ちされるも目立った怪我は無し。
DP
- ロケット団に捕らわれたピカチュウを助けるためにジャンプでロケット団のマシンにしがみつく。
- シンジのヒコザルのかえんほうしゃをもろに食らっても無傷。
- 特訓の邪魔をしてしまい怒ったブイゼルのソニックブームをくらって、「そのパワー、ジム戦にぶつけよう」と言う。
- 50kgの ヒポポタスを頭に乗せる。
- ドラピオンに襲われ上半身を締め上げられるも躊躇なく目を狙い脱出。
- ロケット団に攫われたフカマルを救うために前人未到の大ジャンプを披露
- もうかで暴走したモウカザルとともに火達磨になるもちょっと顔をしかめただけ。
BW
- 55.5kgのチャオブーを普通に持ち上げた。
- ピカチュウの電気技の調子が元に戻った際に、ピカチュウの10万ボルトやボルテッカーの標的として、自分を指定している。
- 女の子とはいえ田舎育ちでかなり高い運動神経のアイリスに引けをとらない木登り&つた渡り技術。
BW2
- OPで他レギュラー&準レギュラー共々足から光線を放ちながら大空を飛ぶ。
XY
- ミアレタワーで暴走したガブリアスに真っ向から挑む。(2話)
- ロケット団の操縦するトレーラーの後ろのドアに取りつき、走行中も振り落とされることなくくっつきつづけた(13話)。
- ケロマツを鍛えるため、忍者サンペイにお願いしてケロマツだけでなく自分も忍者の特訓をする(17話)。
- カラマネロの洗脳を防ぐため、ニャースに「みだれひっかき」を自ら頼む。(19話)
- 炎ポケモン用のポフレを食べてしまい、その辛さからかえんほうしゃ。(25話)
- ロケット団の掃除機ロボットに吸い込まれるポケモンを助けるべく、自ら体を張って掃除機に吸い込ませる。(25話)
- 必殺技フライングプレスの特訓に励むルチャブルを見て熱くなり、「そのフライングプレス、受けさせてくれないか?その技を一緒に作り上げたいんだ」と頼む。実際には木をサンドバッグ代わりに受けていたが、受け止めている時点で何かおかしい(34話)
- 16.0kgのヒノヤコマを平然と腕に乗せる(35話)。
- 特訓中、なぞの蔓に引っ張られ明らかに100m以上引きずられる。そして引きずられた後の一言が「誰だ、いたずらするのは?」。更に自分のポケモン達をかばってオーロットの鬼火を受けるも耐えきり、「それ以上やるなら俺が相手だ!俺の仲間は俺が守る!」。(37話)
- サマーキャンプでは、ユリーカを背負ったまま、マリオの如くフワライドの上をジャンプする。
- サトシが珍しく足を捻挫してセレナの介護を受けたのち、次の週の回では完全回復している。(39話)
- 因みに歩けないレベル捻挫は完治に最低一か月(目安)位かかるとされているが、サトシはコレを2日(39話が3日目で40話が5日目とナレーションで紹介されている)で完治させている。
- スーパーポケモンバトルの演技の為の練習でサトシがルチャブルにからてチョップをしている(しかも結構効いていた。いっておくがひこうタイプにかくとうタイプはいまひとつである。そしてからてチョップのいりょくはたったの50のはずである)。(51話)
- 脱水状態で元気がなくなっていたヌメラを水場に連れていく為、サトシがピカチュウを肩に乗せてヌメラを両手で前側に抱っこしながら、かなり急な下り坂を物凄いスピードで駆け降りる。(55話)
- ロケット団が搭乗した巨大輸送機に飛び乗る為にサトシがヌメルゴンに「俺を投げろ!」っと指示、ヌメルゴンの投擲によって飛び乗った。(70話)
- 因みにヌメルゴン自身もサトシの後を追う為に、りゅうのはどうの反動を用いたジャンプで巨大輸送機に飛び乗っている。
- 破壊の繭とディアンシーで、追ってから逃げるために先行してサイホーンを飛ばしていた仲間たちに徒歩で追いつく。
- 光輪の超魔神フーパでは、手持ちでもないのに伝説のポケモンを使いこなす(しかも、圧倒的なスピードで飛行するラティアスとラティオスに乗り続ける)。
- 同作にて、超大型のポケモンのほとんど回避不能な「いじげんラッシュ」を超至近距離からすべてかわす(しかも数発は気配だけで)。
XY&Z
- 熱を出して寝込んだ際、薬を飲んでからわずか3分前後で回復(シトロンも「普通1日で治るものじゃありませんよ!!」と言っていた)。(22話)
- 謎の進化「サトシゲッコウガ」をものにするため、ゲッコウガと共に同じトレーニングを行う。(25話)
- ジガルデを洗脳した光線を大量に浴びたにもかかわらず、ゲッコウガとの強い絆の力ではね除けた。(40話)
サン&ムーン
- 水中を最高時速120kmで泳ぐサメハダーを乗りこなし、ドルフィンジャンプ等のアクションをしても全く痛がる様子もなく、鮫肌ながら傷ついた様子もない。(1話)
- 砂浜での競走及びキテルグマからの逃走の際、四足歩行のピカチュウとほぼ同スピードで走っていた。(1話)
- ちなみにこの時サトシを追いかけていたキテルグマは、5話で水上を走り、一瞬で地平線の向こうから現れる走力を見せている。
- マオを乗せて全速力で走るケンタロス(88.4kg)に轢かれた(蹄の跡が顔面を含め身体中に残っていたため、間違いなく蹄で踏まれている)後、何事もなかったかのように笑顔で立ち上がった。(1話)
- 「オレさ、ケンタロスには慣れてるんだ!」
- 凄まじいスピードで飛行するカプ・コケコをジャングルまで追いかけたにもかかわらず、一切息切れせずにそのままバトルに移行。(2話)
- 162.0kg程あるミロカロスがかなり勢いよくぶつかってぶっ飛ばされても無事。(5話)
…他にも彼の伝説はたくさん存在しており、もはや人間の枠を外れている。
「おはスタ」にて(まさかの公式)
テレ東系列放送「おはスタ」2016年2月4日放送分において、「おはスタポケモン部 山本部長の勝手にポケモンランキング」のコーナーで「実はサトシが超人かもしれないランキング ベスト3」と特集が組まれた。
ちなみに無印以外の全シリーズの映像が流された。公式が病気という物だが、一応はアニメ放映20年目を記念した企画である。その内容は・・
3位「実はサトシ怪力超人!?」
DP44話「迷子のヒポポタスを助けろ!」
- 崖で身動きの取れないヒポポタス(49.5kg。番組曰く大人の女性とほぼ同じ)を頭にピカチュウをのせたまま片手で救出する。その後頭にものせている。
番組内で「10才の怪力少年サトシ!」「怪力中の怪力」と評された。なおこのことは以前にポケモンスマッシュでもロバートによって取り上げられている。
2位「実はサトシジャンプ超人!?」
BWシーズン2 46話「サトシとバタフリー! また会う日まで!!」
- ロケット団に捕らわれたピカチュウとトランセルを救うため、ロケット団の気球に大ジャンプして乗り移る。
- 番組内では推定5m以上跳んだと評された。この時に参考記録として紹介されたのが、走り高跳びの世界記録2m45cm。
- これと同様にDP編の157話「フカマル!!ゲットだぜ」でもロケット団に捕まったフカマルを助けるため、ピカチュウを肩に乗せて崖を飛び越えようとしている。
「サトシはオリンピック選手を目指した方がいいかもしれない・・」(ナレーター)
1位「実はサトシ格闘超人!?」
XY61話「荒野の決闘! 戦えヌメラ!!」
- ロケット団の鉄の檻を一人タックルで破壊。その後ブーピッグの攻撃を身体で受け止めた。
- 出演者からは「ポケモン出せ」「ピカチュウに頼めないのかい」と突っ込まれている。
- その後ものともせずヌメラに対して「俺が守ってやる!」と言うサトシ。イケメン。
AG163話「ジュカイン! 復活の夜明け!!」
「何だこのサトシが頑張る回!」
そんなサトシの超人っぷりを見た出演者のロバートは何度も「凄い」と言っていた。
まとめ
このことからサトシは(主にニコニコ動画で)「スーパーマサラ人」「タイプ:ワイルド」と呼ばれたり、サトシ=ポケモン説(一度死亡し石化から蘇った事でサトシの父親はホウオウ説)が浮上したりする(ちなみに一度だけ本当にポケモンになったことがある)。年を取らない為、不死身所か、不老不死とも言われている。
さらにXY21話の「ポケビジョン回」で過去に仲良くなったビクティニ並の経験値をもっていることが明らかになった。詳細はビクティニ道場に記載。
一言で顕すととにかく凄い。
サトシはもうポケモントレーナーよりも、ポケモン救助を目的としたスーパーマンを目指した方がいいのかもしれない。
ついでに言うと、スマブラの世界でもマリオやカービィ達と同等に戦えると思われる。実際、最新作に自身は戦闘とは無縁な作品から参戦したキャラもいるし。
「もうポケモンいらねーじゃん」とかそんなツッコミは言っちゃ行けない。
しかし一応は人間である。ハピナスに背中をデッキブラシで擦られて痛がり、オーロットのあやしいひかりや上空から落下するポケモンと衝突して気絶し、ラフレシアの粉で麻痺もすれば、フシデのどくのトゲで猛毒に侵され、セレナを助けようと崖下に転落し右足を痛め、川の水を浴びて風邪を引いた。怪我もすれば病気にもなる。
かの人も言っている、「スーパーサイヤ人だって痛てぇもんは痛てぇんだぞ!」と。
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