概要
ガルザスの娘。幼い頃に父に連れられて旅をしていたが、ほんの少し目を離していたスキに奴隷商人にさらわれる。幼い彼女は鎖に繋がれて売り物にされていたが、それを目撃したエーヴェルによって救出され、以後は彼女の養女として育てられる。一人称は「私」と「あたし」。クラスはソードファイター→ソードマスター。
素性はイザークの王族の家系に連なる者であり、父やシャナン同様にオード直系で、背中に聖痕を持つ。15章で父の従兄弟のシャナン王子になりすましていた剣士シャナムに話しかけると、彼を本人だと勘違いして秘技「流星剣」の教えを乞い出鱈目を教えられた結果、自力でこれを習得してしまう。
最初はなかなか主戦力になりがたいが、流星剣・月光剣による攻撃は敵からすれば恐怖の的。鉄の剣でレイドリックを倒したり、驚きの19連続攻撃などをぶっ放す例もある強ユニット。本気で育てれば壊れた剣ですら敵を屑のごとく屠るようになる。さらにそれに加え、追撃・必殺にも恵まれており、挙句の果てに専用の初期装備「マリータの剣」が「見切り付加の2回攻撃」というトンデモ性能。
なお、実の父ガルザスを説得するには彼女の助力が不可欠である。
後日談では序盤にてレイドリックに掴まされた魔剣により我を失った件で、己の未熟さを克服するため修行の旅に出た末、大陸全土に名を馳せるが、それでも「私は母(エーヴェル)には遠く及ばない」と言い続けたとか。
『覚醒』ではソードマスター。