「ガイアの怪物」。
白い犬のような姿をしているという、アルトルージュに従う魔犬。名前を直訳すると「霊長の殺人者」。正式には死徒ではないが、主の真似をして血を吸うようになったため、二十七祖の一員として扱われている。またの名をアーサー王伝説における災厄の怪物、キャスパリーグでもある。
「人類に対する絶対的殺害権利」を持っており、これが原因で最強に数えられ、その力はサーヴァントと比較しても別格とされる。プライミッツマーダー1匹に対抗するためには「守護者」七騎の戦力が必要であり、聖杯戦争で召喚される英霊の数が七騎なのはこれにちなんでいる。アヴェンジャーが語ったアンリマユ以上の殺人者である「イヌ」もこの存在を指すと思われる。
この怪物を従えているという点でアルトルージュはある意味朱い月以上の怪物である、とはロアの評価である。
Fate/Grand Orderではメフィストフェレスがその存在について少し触れている。並行世界であるFateシリーズにおける人類悪ことビーストの一角、「比較」の獣であるビーストIVとも呼ばれている。