ラテン語の名詞は格変化することで文章中の意味を示す。
そして日本語にする際は通常主格(-は)の形を用いる。
ここまではラテン語文法の第一歩である。
ところで「Divi Augusti」はそれぞれ属格(-の)で、『神君アウグストゥスの業績録』(Res Gestae Divi Augusti)という文字列にあっては「Res Gestae」にかかって「神君アウグストゥスの」といった意味になる。
以上のような初歩的なラテン語の知識を持ち合わせない人物は、主格である「アウグストゥス」とは異なる表現「アウグスティ」を見た際、アウグストゥスが神格化された時の特別な表現であると妄想を抱き「Divi Augusti」を記事としたものがこの記事である。
本来であれば主格に戻し、また古典ラテン語の発音に合わせてVはウァ行で表現し「ディウウス・アウグストゥス」とするべきであろう。
そもそも「神格化されたアウグストゥス」自体が作品が投稿される可能性も極めて低く、タグとしての必要性のない不要記事。