概要
『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』のラスボス。『暗黒の支配者』と言われており、何者かによって宝箱の中に封じ込められていた(メタナイトはそのことを知っていたので何らかの関連性があると思われる)。大いなる力を狙っていたドロッチェによって封印を解かれ、彼に憑依、ダークドロッチェとなる。そのまま宇宙の彼方へと消えていき、ふたたび自らの野望を成就させようとする。
容姿・強さ
見た目は星型のダークマターといった趣き。姿やBGMも禍々しく、これから戦うプレイヤーに、強敵であることを感じさせる空気を身に纏っている。
では実際の強さはどうなのかと聞かれれば、ぶっちゃけ弱い。
これは『ドロッチェ団』自体の難易度がライトユーザー向きなこと、更に本作の特殊能力のポジションにある『トリプルスター』が特に何の苦労もなく手に入れられてしまうことから、カービィシリーズ以前にアクションゲームが苦手なプレイヤーでも割と簡単に勝ててしまったりする。
一応、アイスビームで端に追い詰めてからの突然の体当たりや、画面全体に攻撃判定を出す電撃など、強力な攻撃が無いわけではないが、基本、挙動がスキだらけであるので攻撃を当てるのは容易。
カービィシリーズおなじみの『ラスボスはシューティング』のセオリーも踏まれておらず、一部のファンの間では『カービィ史上最弱のラスボス』という悲しい評価をされてしまっている。
しかしこれは、「憑依することで真の力が出せるのではないか」、「ダークドロッチェ戦で力を消耗してしまったのではないか」とも推測できる(逆にそれが原因でネタ扱いに拍車が掛かったりもしたのだが)。
シリーズの恒例として、ラスボスと戦うには色々と条件を満たす事が必要なのだが、ダークゼロと戦うために特に条件は必要ない(ただし、ラスボスより前に条件を満たす部分はある)。
また、同じ星型つながりということで、一部では『ヒトデマン』とも呼ばれている。
ダークマターとの関係
姿や名前などからダークマターの一人ではないかという説があるが、立ち位置に関してはユーザーの解釈によって大きく異なるのが現状である。
ちなみに、プププ大全等ではダークマター一族と並ぶ事があるものの、公式では彼らの関連については明確なコメントはされていない。これはゼロツーも同様。
余談だが、海外名は「Dark Nebula(ダークネビュラ)」。ネビュラ=星雲ということを考えるとこちらの名前の方が見た目に近いかもしれない。