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薫奏の編集履歴

2017-03-15 22:22:24 バージョン

薫奏

かおかな

あんさんぶるスターズ!の腐向けカップリングタグ

概要

あんさんぶるスターズ!に出てくる、羽風薫深海奏汰の腐向けCP



ユニット、クラスは異なるが、

共に夢ノ咲学院の三年生であり、「海洋生物部」に所属している。


ユニットは、羽風は『UNDEAD』、深海は『流星隊』に所属。

高校三年次のクラスは、羽風はA組、深海はB組。

部活は、深海が部長を務めている。

身長は羽風が178cm、深海が176cmで2cm差、

体重は羽風が63kg、深海が60kgで3kg差である。

お互いに趣味は羽風がマリンスポーツ、深海が海辺の散歩と海に関するものである。


公式で「仲良し」とされておりイベント内でも度々交流している。

お互いを「かおる」「奏汰くん」と呼び合っている。


*注意*

・以下、最新イベントの返礼祭(2017/2/28開始)までのストーリーネタバレを含みます。

始まったばかりのイベントなのでネタバレ注意です。




海洋生物部の生物はほぼすべて深海が飼育している。

羽風は部活どころか学校自体サボりがちだが、女の子とデートの約束が無くなり、まっすぐ帰るくらいなら寄ってもいいくらいの軽さで偶に顔をだしたりする。


(「スカウト!深海の神秘/第一話」@結城由乃先生)




「スカウト!海洋の城」では、お互いが友達だと思っているとそれぞれ口にしている。


羽風は、深海のことは友達だと思っている、男には割と嫌われてるのに彼は自分のことをよく分かってる、男の友達は寒気がするが不思議と深海はいいと思っている、深海は男だと分かっているが性別不明っぽいところがある、彼は全体的に謎であると発言している。


深海もまた、羽風は「おともだち」で「かんがえていることがわかる」と発言している。



神崎と亀の世話をしている転校生をデートに誘い邪魔をする羽風に対し、深海は「みんなでたべる『おさかな』もおいしいですけど、ふたりきりでたべる『おさかな』もおいしいですよ、きっと……♪」と2人で魚を食べたいと提案している。

羽風は最初は乗り気ではなかったが、一度決めたら梃子でも動かない深海に対し、

「はいはい。海だろうと山だろうと付き合ってあげますよ、感謝してよね、まったくもう」

と振り回される覚悟ができていることを口にした。

その後、奏汰に手をつながれたまま二人で魚を食べに行った。



余談だがこのスカウトでは深海が開花後に「浦島太郎」の乙姫の衣装を着ているカードがある。ユーザーにも人気で大変可愛らしいので必見である。


(「スカウト!海洋の城/ 第五・六話」@結城由乃先生)





♢羽風と深海は本編で上記のように仲の良い様子が頻繁に伺えるが、最近になってお互いが同じように厳しい家庭で苦労している共通点があることが明らかになった。以下は羽風薫のストーリーガチャ「揺らめく水面」を中心に、順を追って2人の関係性と家庭の様子についてまとめてある。


<羽風>

3年の春、「揺らめく水面」で深海は寂しそうに見えた羽風を心配している。夕焼けの空の下、深海は大好きな噴水から羽風のいる屋上まで移動し、羽風の悩みを聞いている。羽風は、前時代的に厳しい親と意見の相違で揉め、冷戦状態のため家に帰りたくないと口にしている。(ちなみにプロフィールから分かるように、羽風の親は父親のみのため、この親とは父親を指す。)

話を聞いて深海は羽風の頭を撫で、彼なりの暖かい言葉をかけ励ましている。



ちなみに3年の秋の「スカウト!千夜一夜」では、ユニットの後輩である乙狩が自分がアイドルを目指した理由を話す際、祖国にいる父親のことを口にした途端、羽風は「あっ、ごめん。パパ方向の話、俺の地雷だから勘弁して……」とすぐに話を遮り、同じユニットでリーダーの朔間は聞き上手だから彼に話すように促し、謝っている。このことから地雷な父親の話を、春の時点で包み隠さず他人に話しているのは、羽風にとってかなり珍しいことがわかる。


他にも、3年の冬の「スカウト!氷上のダンス」では、クラスメイトの瀬名に「(羽風は)距離が近いようで、本当の間合いには踏み込ませない。」と評価されている。3年の冬の時点で他の同級生とはかなりの距離がある様子が伺える羽風が、春の時点でどうしてここまで深海を受け入れているのか?今後さらなるストーリーの展開に期待が高まる。


また深海も、3年の5月の「爆誕!五色に輝くスーパーノヴァ」で、イベント前の段階では、一年生の後輩達や自分を流星隊に誘った守沢に対しても、どこかしら傍観者としての立ち位置で接し距離を取っている。また、同じクラスの鬼龍は、かつての深海は誰とも関わろうとしなかったと発言をしている。その言葉通り守沢率いる所属ユニットのピンチを見兼ねた鬼龍から助力を頼まれても「え〜……。そういうの、すきじゃないです。」と他人と関わる気のなさをあらわにしている。このことから、春の段階で羽風を励ます様子が伺える「揺らめく水面」は2人の関係を把握する上でかなり重要なストーリーであるといえる。


(羽風薫「揺らめく水面」@日日日先生)

(「スカウト!千夜一夜/砂漠の丘サーファー 第三話」@日日日先生)

(「爆誕!五色に輝くスーパーノヴァ/空転と努力 第二話」@日日日先生)

(「スカウト!氷上のダンス/氷上のダンス 第八話」@結城由乃先生)




「スカウト!ガンマン」で3年の夏、家庭のことがきっかけで泣き腫らした目で放課後登校してきた羽風が、目の腫れが引くまで家に帰りたくないと教室で話している。「スーパーノヴァの骨休めのために流星隊は休養をとっている」とクラスメイトの守沢の話を聞き、「『流星隊』が休みってことは奏汰くんも暇してるのかな?」とすぐに深海の名前を挙げている。

また守沢いわく、羽風は普段「男と一緒に過ごすくらいなら砂浜で膝を抱えていたほうがまし』などと話しているらしい。


ちなみに「スカウト!ガンマン」の中でクラスメイトの天祥院に「このブルジョワめ♪」と羽風がからかうと、「君もそれなりの家柄だろう、羽風くん」と返されていることから、羽風の家柄の良さが明らかになった。


他にも「スカウト!氷上のダンス」で、一年生の朱桜と「その節はお世話になりました。」「社交場とは違うんだから、変に気を遣う必要はないっしょ」と会話をしている。もしかすると本当にかなりの家柄なのかもしれない。


(「スカウト!ガンマン/WANTED 第一話」@日日日先生)

(「スカウト!氷上のダンス/氷上のダンス 第四話」@結城由乃先生)




<深海>

「スカウト!エキセントリック」で12月末(クリスマスの後)、五奇人での会話の中で深海は、羽風と同じく厳格な家庭で現在も苦労していることがわかった。(羽風は春の段階で深海に家庭のことを話しているが、深海が羽風に話している描写は2017年1月現在はまったくない。)


正直驚きである。

それまで羽風の家庭環境に関する描写は度々あったが、深海はプロフィールにも「家族構成:不明」となっていて長い間情報がなかったために、深海奏汰は乙姫様だとそれまで信じて疑わなかったユーザーもいるのではないかと思われる。


水槽を自分の家に運ぶと没収されてしまう、家とは関係ない深海奏汰としてみんなと友達になりたいとずっと願っていた、と奇人に話している。


補足だが、深海の家族について初めて語られたのは逆先夏目のストーリーガチャ「彼方より来る」で、春に深海は家庭の事情で登校すらできなかったことが明らかになっている。

現時点で家族構成は判明していない。


(「スカウト!エキセントリック/第二・五話」@日日日先生)

(逆先夏目「彼方より来る」@日日日先生)



……ここまで振り返ってみると、羽風と近い、もしくはそれより苦しい家庭環境で悩んでいる深海は、春に一体どのような気持ちで羽風の話を聞いていたのだろうかと思わざるを得ない。深海は本当は羽風の家庭環境を知っていて屋上に向かったのだろうか、それとも屋上で会話した際に初めて知ったのだろうか。自分のことは一言も話さずに、羽風の頭を撫でた彼の心のうちはまだ分からない。


また羽風も深海の悩みを知った時、一体どのような反応をするのだろうか。ストーリーが追加されていない現在、読者の想像に委ねられている。


しかし本当に奏汰くんが『深海さん家の奏汰くん』でいられなくなって、どうしても逃げだしてしまいたい日には、

「はいはい。海だろうと山だろうと付き合ってあげますよ、感謝してよね、まったくもう」

とまた薫くんが言ってくれるのではないだろうか。









…………さて、


2017年2月28日、そんな読者の想像にばかり委ねられていた2人に急な進展があった。

それが「バトンタッチ!涙と絆の返礼祭」である。

☆5は高峯と守沢、完全に2人を中心とした流星隊の物語だと予想されていた。

☆4は一年生の仙石と南雲。この時点で既に深海は☆3が確定していた。



…ところで、2016年の返礼祭では☆3にも関わらず誰かさんが大変活躍した。


その記憶が今も鮮明な一部のユーザー達からは

「返礼祭の☆3には油断するな!!!!」

との注意喚起の声も上がっていた。


そして歴史は繰り返す……


いったい誰が予想しただろうか……?


☆3には深海奏汰と共にまさかの羽風薫がいたのである……




以下、そのイベントで明らかになった2人の様子をまとめた。



卒業を間近に控えた薫と奏汰は海洋生物部の部室で仲良く会話をしていた。

会話のなかで、羽風が普段守沢を「もりっち」と呼んでいるように、

深海も「かおっち…♪」とおどけて羽風を呼んでみせると、

「奏汰くんには『かおる』ってよばれたいな。家族を含めてあんまり呼び捨てにしてくれないんだよね」

と、自分の内に秘めた気持ちをあらわにした。

周りの人とは(羽風は自業自得だと言っているが)今でも距離があるため、

深海には距離を感じさせてほしくないのかもしれない。


また、この頃には思うところがあって女の子と遊ぶのはきっぱりと止めてしまっているらしく、

羽風は「俺にとっての癒しは奏汰くんと転校生ちゃんだけだよ」とはっきりと口にした。

女の子が大好きで、男には興味がないはずの羽風だが、3年の3月上旬にはとうとう、

彼にとって深海は癒しの存在にまでなっていた。


(「バトンタッチ!涙と絆の返礼祭/クライマックス プロローグ」@日日日先生)



また、謎に包まれている深海のことについても新たに何点か明らかになった。

以下①〜③で家庭や進路に関する会話をまとめた。


①生徒会室で天祥院と話をしている際、深海が「おてらのひと」と呼ぶ蓮巳に対して

「あそこのおてらとはいんねんがあります」

「おおむかしから『ほとけさま』と『かみさま』はなかがわるいですし」

とコメントをした。蓮巳の家は『ほとけさま』と関係のあるお寺であることから、深海の家の候補には『かみさま』と関係のある教会や神社などが考えられる。


余談だが、ステンドグラスのある教会のようなステージで行われた「彩光!瞬きの星夜祭」で深海が着ていた衣装は、彼を好きなユーザーに人気があり、また「開演 ダークナイトハロウィン」の羽風の着ていた神父の衣装との親和性も高いことから、教会を舞台にした2人を描いたファンアートが既に複数存在する。

一方の神社の場合も深海の今はまだない和装の衣装での登場が期待される。続報を待とう。


(「バトンタッチ!涙と絆の返礼祭/祝福と返礼 第2話」@日日日先生)


②来年度、海洋生物部の水槽を神崎1人で管理するのは大変だろうからと、深海が半分くらい殺処分すると言い出した際、大変驚いた薫に「時々冷徹だよね!?」と言われると「『かいぶつ』のこどもですから」と返している。この怪物の子どもとは、何か家族のことを示しているのだろうか?

詳細は不明である。


海の生き物が地上で生きていることが不自然、迷惑をかけるなら、負担になるくらいならお別れするべきだ、という意見の深海に対し、

自分や深海は勿論、みんなそうやって生きてるんだから迷惑や負担をかけあって当然という意見で、

「他人に遠慮していたら呼吸もできないよ 息苦しいのは嫌いでしょ、奏汰くん」と

問いかけると「…………………………」と黙り込んでしまった。

→この「迷惑・負担をかけるくらいならお別れするべきだ」というのは今後の自分自身と仲間のことを重ね合わせているのではないだろうか?だとしたら羽風の強い言葉に少なからず動揺していることに違いない。



また羽風が、神崎だけに水槽の管理を任せるのが大変なら、自分たちが卒業後も顔を出して、新入部員が入るまで厚顔無恥なOBとして足繁く通おうと提案している。

その為、おさかなさん達はおそらく無事であろうと思われる。


深海は「スカウト!エキセントリック」で明らかになったように、自分の家に水槽を持って帰ると没取されてしまうため、羽風は彼を大好きな魚と無理にお別れさせず、心地よい居場所を残してあげようと考えているのではないだろうか。しかし当初はほとんど部活に顔を出さなかった羽風がこのような提案をする位なので、彼にとっても海洋生物部は同じくらい大切な場所になっているのだろう。

(「バトンタッチ!涙と絆の返礼祭/クライマックス プロローグ 」@日日日)



③深海の進路のことは仲良しの羽風も、同じユニットリーダーの守沢も知らないようで、

深海が進路を決断できない理由としてやはり家庭の事情があるようだ。

羽風が「……奏汰くんさぁ〜。おうちのこと、もりっちには詳しく説明してないの?」

と話していたことから、家庭のことについて何かしら羽風には既に話しているようだ。

羽風は「揺れる水面」で三年の春に深海に自分が厳しい家庭で苦しんでいることを告白したが、

深海がどの時期に羽風に話したのかは現時点で不明である。

ちなみに、羽風の進路は2016年の返礼祭の時点で卒業後もアイドルを続けることが明らかになったが、2017年の返礼祭で

・どうにか親や兄を説得できて、姉は全面的に協力してくれている

・やってみてだめだったら家業を継ぐように言われている

・勘当も覚悟していたけど執行猶予をもらえた

と話していることから昨年より良い方向に向かっている様子が伺える。

深海も、

「ぼくもまだみんなといっしょにこの『ちじょう』でくらしたいので……どうにかなんとかしてみせます。りふじんな『うんめい』とたたかって、ぼくはぼくの『せかい』をすくいます。」

と、まだ片付いてないながらも問題と戦う姿勢を見せている。


(「バトンタッチ!涙と絆の返礼祭/傍観者たち 第1話 」@日日日)



返礼祭は後輩たちがメインのライブ。することがない羽風・深海・守沢は

喫茶店で時間をつぶしている。以下2点はその中の小会話である。


・千秋のびんぼうゆすりをやめるように指示した奏汰に対し

「お母さんみたいだよね、奏汰くん」と口にする

→小さい頃自分もお母さんに同じように注意された経験がありお母さんと深海を重ねて見ている可能性がある。


・羽風が先に用事で退出した際「最近羽風が変わった、輝いて見える」という守沢に対し

「かおるは、むかしから『きらきら』してますよ」と口にする

→昔はいつを指すのかは不明。しかし深海が羽風を昔から大変よく見ていることが分かる。


(「バトンタッチ!涙と絆の返礼祭/傍観者たち 第2話 」@日日日)




そして2人の場面は

(「バトンタッチ!涙と絆の返礼祭/エピローグ ② 」@日日日) で締めくくられる。


流星隊5人でのおそらく最後のライブの直前。

羽風は遅れてきた守沢と深海に、次は流星隊の出番だから急ぐようにと手招きする。


すると深海は、(転校生に告白し、玉砕したばかりの)羽風の目元が赤いことに会ってすぐ気付く。

「えっ、何でたまに鋭いの!?普段はボケボケ星人のくせに!」と羽風は慌てる。羽風からはボケボケ星人などと言われていたが、深海はよく羽風のことをみているようだ。


深海は、今後も零とアイドルを続ける薫を応援する、と声をかけると

「ありがと。奏汰くんも、おうちの事情とかがきつくなったら俺のところに逃げこんできなよ

いつでも大歓迎だからね、奏汰くんひとり面倒みるぐらいの甲斐性はあるし」

「ふふ。かおるのくせにむりしちゃって……。でも、ありがとうございます」

「お礼なんていいよ、友達じゃん」「はい」

と、羽風も男らしい様子を見せた。

深海は家のことから逃げないことが分かっていながらも、逃げこんでこれる場所を作ってあげている。


また、海洋生物部の後輩のために一肌脱いだ薫に対し、深海から褒められると、羽風は深海が自分にとって特別な人だったということを伝えた。

「ふふ。おつかれさまです、かおる。い〜こ、い〜こ……♪」

「あはは。最初から最後までずっと、俺を『良い子』って呼んでくれたのは

お母さんと、奏汰くんだけだったよ

ありがとうね、実はけっこう嬉しかったんだ」


お母さんのことは今まで多くは語られて来なかったが、羽風を良い子だと呼んでいたという発言から

おそらく小さい頃は一緒に暮らしてたいへん愛されていたのだろうと推測できる。

生きづらさを感じて毎日過ごしてきた羽風にとって貴重な人であったに違いない。

最後に2人は別れを告げて、それぞれライブステージに消えて行った。




「んじゃあ、ばいばい……。またね、奏汰くん」


「はい。またどこかで、かおる」





これほど通じ合っている2人のことである。

きっと近い未来、すぐに出会えるだろう。







その後の2人







2017年の返礼祭後、ユーザーの間では卒業後の2人の関係や再会について熱い議論が交わされていたが、まさかの卒業後のイベントが直後に開催された。

驚いたことに返礼祭が薫奏の最終回ではなかったのである。

(返礼祭の記憶もまだ新しいが、今回また☆3の羽風と共に深海がいたのである。)



「きっと近い未来、すぐに出会えるだろう。」

とイベント後期待も込めて上記でまとめていたが、本当に2人は出会えたのである。



(余談だが、返礼祭後のイベントに動揺するユーザーの心を知ってか知らずか、イベント初日は2時間程度サーバーが落ちた。薫奏のみならず、今回のイベントに参加するアイドルのカップリングを支持しているユーザー達の心は、卒業後のイベントへのでは期待と焦らされた気持ちで乱れる一方だった。)



※以下、2017年3月15日より開催されたイベント「撮影!ぽかぽかアスレチック」のネタバレを含みます。未プレイの方はお気をつけください。








お菓子作りにライブの準備と慌ただしかったショコラフェスを終え、今年度は返礼祭を残すのみとなった。そんな頃、転校生は体力自慢の乙狩と神崎に、キャンプ場に新設されたアスレチックエリアの紹介番組の仕事を持ちかける。紹介番組の仕事は返礼祭の直後、依頼された日からまだ1ヶ月も先であったが、2人は早速同じユニットのメンバーに了承してもらい、UNDEADと紅月で仕事を受けることになった。


アスレチックエリアを紹介する番組にUNDEADと紅月の双方の出演が決まった後、神崎が深海にとって耳寄りな情報を持って部室にやってきた。

返礼祭の仕事では、アスレチックエリアでの撮影の後には牧場での撮影も予定していて、深海も一緒に参加しないかとのことであった。牧場には水鳥であるアヒルがいることに興味を示した深海は快く仕事を引き受けた。同じく部室に顔を出していた羽風も、神崎の自分と深海との相変わらずの対応の差に若干苦言を呈しつつも、撮影の仕事へのやる気を見せた。こうして仕事が理由で返礼祭直後、感動の別れを告げた2人は数日足らずで元気で顔を合わせることになったのである。神崎くんありがとう。


自分にも仕事の話を持ってきてくれて、羽風からもその仕事は2年生が最初に持ってきた話だと聞いていた深海は、機嫌良く神崎の頭を撫でながら大変頑張っていると激励した。

控えめな神崎は自分の行いに対し自信がなく、戸惑いを見せたが、神崎が自分の意見を持って、やりたいと思った仕事をするのは大事だと深海は口にした。

また「ぼくは、『じぶんのやりたいこと』をやってここまできましたから」と自分も同じだと神崎に話た。

→この言葉の意味について深くは言及されなかったが、この言葉は彼にとって「じぶんのやりたくないこと」、一番に考えられるのは深海が忘れてほしいと願うほど気にしている家庭で強いられている事などと関係しているのではないかと考えられる。


最後に深海は可愛い後輩である神崎の願いを叶えるのも先輩のつとめだと、楽しそうに口にした。


(「撮影!ぽかぽかアスレチック/第五話 」@結城由乃先生)




撮影当日、深海は先に牧場に現場入りし、アスレチックの撮影をしているUNDEADと紅月のメンバーが来るのを首を長くして待っていた。返礼祭前、神崎が行方不明になってしまったため、集合時間が分からなかったのだ。神崎が深海に謝罪すると、紅月の仕事も大変だと思うが自分も卒業してしまうため、海洋生物部もしっかり守っていってほしいと口にした。


「バトンタッチ!涙と絆の返礼祭/クライマックス プロローグ 」でも分かる通り、以前はおさかなさんを殺処分しようとしたり、極力迷惑をかけないようにと考えていた深海が、可愛い後輩にためらわず部室の管理をお願いしているのは、やはり羽風の「自分や深海は勿論、みんなそうやって生きてるんだから迷惑や負担をかけあって当然」という意見や、「卒業後もOBとして足繁く通おう」という深海にも、海洋生物部にとっても前向きな言葉があったからではないだろうか。

部長殿から深海殿に名前の呼ばれ方も変わり、少しずつ前進している海洋生物部の様子が明らかになった。

(「撮影!ぽかぽかアスレチック/第九話 」@結城由乃先生)




撮影中、アヒルを綺麗に洗い流すためのホースで、自分も水浴びをし始めた深海。その水で羽風は全身水浸しになってしまう。服の中まですっかり濡れてしまった羽風だが、タオルを差し出す転校生や神崎にも「ハプニングは視聴者受けがいいんだよね」といつも通りの彼らしく寛容に振る舞った。深海と長く一緒に過ごすうちに水浸しになるハプニングの一回や二回、今までにもあったのかもしれない。深海のこれ位の行動は、卒業時にはすっかり受け入れられるようになっていた。


また羽風が牧場にいるアヒルに対し、よく見ると愛嬌のある顔をしていると口にすると、ようやくアヒルの魅力に気づいた羽風に深海は大変嬉しそうに「い〜こ、い〜こ♪」と羽風を褒めた。

これにはさすがの羽風も「えぇっ?今の褒められる要素あった?」とツッコミを入れたが、深海に『良い子』と呼ばれることが心地よい羽風はおとなしくそのまま深海に頭を撫でられていた。


(「撮影!ぽかぽかアスレチック/第十話 」@結城由乃先生)



撮影後、参加したメンバーは駅前で解散することになった。羽風は先に朔間と今後の相談をするために駅を後にした。それにつられて深海も駅を後にしようとするが、その前に後輩の神崎に声をかけた。

深海は神崎に「『あひるさん』と『みずあび』できて『すとれす』はっさん、できました」と、撮影に誘ってくれたことを心から感謝した。

→この『すとれす』とは、やはり家庭のことが関係しているのだろうか?真相は不明である。


深海との別れを悲しむ神崎に対し深海は、羽風が卒業してもOBとして海洋生物部に通おうと言っていたことを話した。追い出しパーティーもできなかったため、羽風と近いうちに一緒に遊びに行くだろうと

話すと、神崎は「我、良い子にして待ってる!」と大変嬉しそうに返事をした。


返礼祭での別れ際、羽風にまたどこかでと口にした深海だったが、海洋生物部という帰って来れる居場所がしっかり引き継がれた今、神崎に口にしたまた、おあいしましょう♪は近い未来の再会を示す言葉となった。




羽風と深海が共に海洋生物部の部室に顔を出す日は、神崎が思っているよりも早いのではないだろうか。


(「撮影!ぽかぽかアスレチック/エピローグ 」@結城由乃先生)



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