概要
幾つかのペンネームで活動しており、マンガ及びエッセイ等で活動する時は“ゾルゲ市蔵”。
クリエイターとして素顔を見せるときには本名である“岡野哲”、変なお面をつけて現れる時は“ゾルゲール哲”、等の名前を使用している。
SEGAに入社する以前はマンガ家として活動する傍ら、“みやこーじ”名義で幼女のレイプものを題材にした同人ゲームを手掛けていた。
マンガ家としての連載デビュー作である『横綱大社長』では最終回を巡って出版社である講談社と争いになり、これ以降はマンガ業界から干されることになる。
その後、親類の伝手によりSEGAに入社。2000年に『セガガガ』を世に送り出す。
『セガガガ』自体はゲーム業界の揶揄&セガの自虐を多分に含んだバカゲーでかつ結構な良作であった…が、他社の創作物を無断使用するなど、後々に大問題に発展しかねない要素も相当に含まれていた。
2003年に『ASTRO BOY 鉄腕アトム ~アトムハートの秘密~』で成功を収めるが、この功績は本来は開発会社のトレジャーのものである。なぜなら、岡野が書いた仕様書があまりにも酷く、トレジャーはゼロから作り直して改良したから。
そのトレジャーの代表作である『ガンスターヒーローズ』を元に『ガンスタースーパーヒーローズ』を送り出すが、前作のキャラクターデザインであるはんに対して「お前の絵は売れない」と罵声を飛ばして連れのかねこしんやを起用したり、トレジャーの意見に一切耳を貸さず自分のやりたい放題に振舞っていたという。
結果、彼はトレジャーから出入り禁止を下されたそうである。これらの罪状ははんの同人誌で暴露されている。
そして、「STG復権プロジェクト第一弾」として発表した『サンダーフォースⅥ』でついに大いなる失態を犯してしまう。
生みの親であるテクノソフトが大事に育ててきた由緒あるシューティングゲームのサンダーフォースシリーズを、自分好みの趣向を作風に関係なく捩り込むことによって完膚なきまでに破壊し、ファンを絶望のどん底に叩き落とした結果シリーズの命運すら絶ってしまったのである。その有様にテクノソフト作品の版権を管理していたトゥエンティ・ワンはこの一件のせいでテクノソフト作品の権利をギチギチに固めて第三者への新作もしくは移植の開発許可すら出さなくしているとの噂もあった(※)。
ファンにとってクソゲーと呼ぶことさえ憚られるとまで言われたほどの原作レイプをやらかした結果、今までの暴言と悪行をインターネットを通して公の目に晒されることになったのである。
以降の活動は一切なく、SEGAから解雇された・あるいは開発から外され他部署に追いやられたと思われる。
そのため周りから「岡野はwork(悪く)無い」と揶揄され、“犯野”、“開発大腫瘍”、“脂”といった蔑称で呼ばれることになる。
…と思ったら、調整された環境でなら活動を続けられるぐらいには信用を取り戻せたのと同時に沈黙期間中にクリエイターとしてのスキルの修験と新会社を作る為の配下集めに励んでいたらしく、2013年にJコミに作品が掲載、2014年に「自分が作りたいゲームを作りたいように作る」会社である「株式会社ヒューガ」を設立し、スマホゲーやWebコミックなどの活動を始めた。
(※)ところが2016年9月にトゥエンティ・ワンからテクノソフトタイトルの権利が移管された。詳しくはテクノソフトの項目を参照。
人物像
要約するならば
この3項しか取り柄がない人物である。
『サンダーフォースⅥ』を手掛けていた時、発売前に開催されたトークショーでサンダーフォースの過去の劇中音楽を「ギターサウンドもどき」、4作目の中盤に登場する特殊武器(サンダーソード)を「あんな短いの」と馬鹿にしていた。そして作中ではシリーズとは全く関係ない西夏文字やモンゴル語をいきなりブチ込む暴挙に出ている(当初は新篆体まで入れる予定だったとか)。
当然これらの(悪い意味で)電波なやり方はファンから顰蹙を買い、それに対し本人はブログで『悪衣悪食』や『あこがれのナポリタン』といった遠回しの文章でファンの心を逆なでにした。
西夏文字やモンゴル語以外でも『横綱大社長』に登場した超横綱号や生命体ミュールを、何の脈絡もなく劇中のザコキャラやラスボスに上書きした後は、過去作の劣化コピーとシリーズモノの商品として赤点だらけだったため、サンダーフォースの名声と名誉を地の底にたたき落としたのである。
当然のごとく周囲からは非難囂々だったが、本人は一切知らんぷりだった。
なお『鉄腕アトム』の海外版でも自分の著作物である“えびいぬ君”を出したりと、『サンダーフォースⅥ』に及ばないにせよ悪行をやらかしている。
それと同時に著名人をこき下ろすのが大好きで、その被害者は今は亡きマンガ家手塚治虫氏をはじめ、怪獣造形家の成田亨やZARDの坂井泉水、アップルの創設者であるスティーブ・ジョブズ等枚挙にいとまがない。
SEGAにとって代表的な例がマイケル・ジャクソンで、2009年の早すぎる逝去に世界中のファンが嘆き悲しむ中、岡野は『崖の上のマイケル』という『崖の上のポニョ』と『ターミネーター』を混ぜ合わせたかのような文章で本人を冒涜した。
彼本人がゲーム制作として企画書をSEGA本社に持ち込んだり『R-360』の筺体を買う程の縁深い熱狂的なSEGAマニアであっただけに、この件は相当な非難を浴びた。本人は「彼に対する歪んだ愛情表現」と言い訳逃れしていた。
また、ゲーム製作者の立場にいながら版権意識も乏しいこと甚だしく、『セガガガ』ではサンダーフォースの二次創作物である“SYRINX”を創作者本人に許可を出してクレジットに出したのはまだしも、『サンダーフォースⅥ』では名前を逆さにしてクレジットに表記。
創作者がこのことを知らなかったかのような発言をしたため、無断使用の疑惑がある。
更には「サンダーフォースの発端は自身の著作物であるドルメヒカにある」なんてトンデモ設定まで考えていたらしい。
おまけに過去のブログで『達人王』をエミュレータで遊んだとぼやいていたり、もしくはSEGA社内にて違法ダウンロードしたゲームのCD-ROMを配布していたという黒い噂がある等、割れ厨の疑いもある。
クリエイターとしての心構えもまた生半可で、「○○はこうだろう?お前らが○○が好きなら絶対そう思え!」とか「ゲームデザイナーは作る、のではなく“作らせる”んだよ!」、「作ることしか能のないオタクにやらせてこっちは美味しいとこだけ残して後はダメだししてれば良い」と押しつけがましくいい加減な発言があった。先述の『あこがれのナポリタン』はその妄執が端的に表れているひとつである。ヒューガ設立後の声明から察するに現在はこの心構えは捨てたようだが、その代わりどれだけの人々に煙たがられても、自分の好きなようにゲームを作る事を諦める気は絶対にないようだ。
そしてインターネット内でも岡野としか思えないような怪しい動きが度々確認されており、wikipediaでは名も無きクリエイターであるにも拘らず何故が充実した文章で構成されていたり、ニコニコ動画では自身が携わったゲームの関連動画にべた褒めしているかのようなタグをつけられているのでご丁寧に削除してもすぐに付け直す輩がいた(一方で『サンダーフォースⅴ』の関連動画につけられている「サンダーフォース完結作」というタグを削除する輩がいた)。
名作・良作まとめ@ウィキにおいては『鉄腕アトム』の記事の初稿がまるで「名作になり得たのが岡野本人“だけ”の功績である」かのようなものだったので、現在は簡潔な文章でまとめられているも意見箱でイチャモンを付けてくる輩がいた。岡野が公の場で2ちゃんねるを閲覧していることを明かしていることを発端に、これらが本人による自作自演であるという疑惑が濃厚になっている。
岡野哲と日下一郎
ドット絵を使った漫画「ファイナルリクエスト」の著者・日下一郎氏が現在の彼のペンネームではないかとされており、日下氏がネットでのインタビューで語った経歴がほぼ彼と一致する。
ちなみにその日下一郎氏とよゐこの有野晋哉氏のファイナルリクエスト対談で掲載された日下氏の姿はしばらく公の場で見る事のなかった彼だった。
「ヒューガ」設立以降は代表取締役としては岡野哲、作家としては日下一郎として活動していると思われる。
関連項目
外部リンク
wikipedia ゾルゲ市蔵…事細やかに書かれているため「履歴書」と揶揄されることが多い。その充実ぶりが逆に怪しさを引き立たせている。
クソゲーまとめ@ウィキ 岡野哲…ちなみに岡野はゲームカタログ系統のwikiにおいてブラックリスト入りにされている(厳密には“自称岡野の取り巻き”という荒らしだが、同一人物だという疑惑が強い)。
岡野哲(ゾルゲ市蔵)@wiki…岡野のこれまでの行動や黒い噂をまとめたもの。