概要
『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。こちらへ向かってくる物体を遮るように構え、マントを振りかざせば、物体は軌道からそれて行ってしまいこちらに当たらずに済むというもので、大型ミサイル等の物理攻撃やレーザー等の光学兵器、マントの大きさを遥かに超える敵の宇宙船などといった、あらゆる攻撃や物体を跳ね返すことができる。静止している物体に対しても、こちらからマントを振れば向きを変えたり吹き飛ばすことができる。
更に跳ね返す対象にマントを当てる必要はなく、攻撃がこちらに向かっている途中でマントを振っても効果を発揮する。
反対に、マントを床に置くなどして静止させ、そこに向かって突き進んでいっても、自分が跳ね返される。実際にこれでのび太のパパが家に入れなかったことがある。
映画『のび太の宇宙漂流記』では(複数の)ビッグライトで巨大化させ、宇宙船と天体の衝突を防ぐシーンがある。
大山版ドラえもん『のび太の海底鬼岩城』や『のび太の南極カチコチ大冒険』では耐久限界があり、在一定量のダメージを受けるとマントが損傷して使用不能になるという描写があった。ただしこれら2作品以外では、このような設定は存在しない。
ただし、漫画『ドラベース』では廉価版と思われるヒラリマントが超スピードのボールを受け止めて粉々になるシーンがあるので、初期型などは耐久性が低く、耐久性を高めた改良型が発売されたのかもしれない。
エル・マタドーラ仕様
ドラえもんズのエル・マタドーラが使うバージョン。牛の絵が書いてあり、周囲にヒラヒラが付いている。