演/神尾佑
概要
野心家でキザったらしい一面を持っており、アマゾン関連のプロジェクトを生物兵器として売り出せば莫大なビジネスマネーを会社に呼び込む金儲けの道具と捉えて興味を持ち、自身に利益を齎す出世の道具とする為に、本心を胸中に隠しつつプロジェクトリーダーを務める令華を失脚させて実権を手中に収めようと日々画策している。
その為の手始めとして秘密裏にアマゾン細胞の更なる開発と改良を推し進める一方で、天条会長に取り入り、令華の秘書を務める加納を調略すると特殊研究開発本部が仁を捕えた時に入手した“アマゾンズドライバー”のデータを入手。
更に極秘裏に回収しておいた駆除版の前原淳の死体に改良型アマゾン細胞を植え付け、生体兵器アマゾンシグマを制作するとその性能テストの為だけに街に解き放たれたアマゾンたちを利用しようと、自身の手駒とした可能を使ってアマゾンの駆逐作戦(実は選別)の為のトラロック作戦を妨害しようと暗躍する。
しかしその目論見はそれを阻止せんと奮戦する駆除版とアマゾンアルファとオメガの共闘作戦によって自慢のシグマが撃破された上に、自信満々で天条への手土産として提供したシグマが天条が求める完全な生物(兵器としてのアマゾンが食事をしないということ自体が終わっているらしい)と余りにもかけ離れていた為に見捨てられてしまい失脚。その際に天条の狂気に満ちた思想を垣間見たことで戦慄を覚えつつその場から立ち去っていった…。
その後の動向は不明だが、少なくとも会社での彼の影響力は完全になくなってしまったものと思われる。
なお、金儲けや自身の出世欲の為に死体を平気として利用することや街に解き放たれたアマゾンたちを自身の部署が開発した生体兵器の能力テストの為だけに野放しにしようとする事を全く良心の呵責も躊躇も覚えずに平然と実行する辺り、倫理観や道徳感が欠如した人物ではあるが、これでも他の2人と比べればまだましな部類に入る人間であり、また、シーズン1の最終回を見る限り、天条の思想や思惑には当初、全く気付いていなかった上に何も知らされていなかったようだ。
その後の動向は不明であったが、シーズン2ではどのような経緯があったのかは今の所不明だが、政府の秘密期間“4C”の局長として一国一城の主として君臨していることが判明。
シーズン1の頃よりも明らかに格上の存在(?)へと出世を果たしたようだが、それでも会社時代の野心は完全に捨てきれてはいないようで、未だにアマゾン細胞をビジネスへと転用しようと暗躍している。
