概要はキック一発
1978年、オフロード車XT500の空冷単気筒エンジンを中型限定(現普通二輪)免許に対応させて399ccにディチューンし、オイルタンクを兼ねた鉄パイプフレームに両輪スポークホイールと二本ショックの足回りを履かせた、一見時代遅れな?ルックスで完成させた。
その一方で、エンジン排気量を変更せずに同じフレームに載せた「SR500」も2000年代初頭まで併売されていた。
1950年代のイギリス車を髣髴とさせる古典的なデザインで人気となり、「ビンテージバイク」というジャンルの草分けとなった。
単気筒エンジンのネイキッドという設計ゆえに、修理や改造が容易なのも人気の理由で、カスタム車両のベースとしても需要が高い。
ホンダのGBシリーズや、カワサキのWシリーズなどもこのジャンルに属するが、いずれもSRには及ばないまま生産終了を迎えている。
新しいトレンドの到来や各種規制強化の中、幾度となく訪れた生産終了の危機を新技術でかわし、40年近くの月日を経て現在も生産・販売が続けられている名車である。
ただし、どんな時代になっても細めのタイヤに無骨なフレーム、そして「SR」のアイデンティティである“デコンプレバー握ってキックペダルでシリンダー減圧→キック始動”は現在も尚受け継がれている。インジェクション化されている現行モデルでも。
一時期はセルモーターや太いアルミホイールなどの現代的足回りを搭載したモデル(SRXシリーズ)も販売されていたが、現在も続くSR400の人気に及ぶものではなく、時代の中に消えていった。
真の意味で“操ってる”感じが味わえる一台であろう。
ブッ太ぇトルクで転がしたら、自分の腕で曲げて、止める関連イラスト。
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メトロイド:本シリーズに登場する惑星「SR388」の名称の元ネタとなっている。