通勤快速
つうきんかいそく
概要
通勤時間帯にのみ運行される、通常の快速より等級の高い列車。現在は首都圏でのみ運行されている。
主にJR東日本で採用されており、特別料金がいらないため、サラリーマンの強い味方である。
JR東日本以外では私鉄の東京メトロ東西線やつくばエクスプレスなどで採用されている(京王線、東武伊勢崎線、西武池袋線、東急東横線などでは廃止された)。私鉄ではJR東日本とは逆に停車駅数が増えるものもある。
首都圏以外における通勤快速としては、静岡県内の東海道本線(JR東海)や松浦鉄道西九州線などがあったが、現在はどちらも通勤快速はみられなくなっている。
路線別の通勤快速
京葉線、外房線、内房線、東金線
平日上下2本の設定がある。
京葉線内では東京駅・八丁堀駅・新木場駅・蘇我駅の順に停車し、舞浜駅や海浜幕張駅は通過する。
内房線方面君津駅行きは巌根駅を除く各駅に停車し、上りに限り君津駅より先の上総湊駅発がある。
東海道線
平日の下りのみの設定である。土曜日および休日は、快速アクティーとして運転される。
東京駅・新橋駅・品川駅・大船駅・藤沢駅・茅ヶ崎駅・平塚駅・国府津駅・小田原駅に停車する。
利用者が多くて東京に近い川崎駅、横浜駅、戸塚駅を通過し、遠近分離を図っているのが最大の特徴である(快速アクティーはこれら3駅に停車する)。
高崎線
平日のみ上下設定である。土休日は、快速アーバンとして運転される。
停車駅は上野駅・尾久駅・赤羽駅・浦和駅・大宮駅・鴻巣駅・熊谷駅・籠原駅で、籠原駅以北は高崎駅・前橋駅まで各駅停車である。
JR宇都宮線(東北本線)
平日のみ上下設定である。土休日は、快速ラビットとして運転される。
中央快速線
平日の下りのみの設定である。
上りは代わりに国分寺駅から新宿駅までノンストップの通勤特快(通勤特別快速)が走る。
東京駅・神田駅・御茶ノ水駅・四ツ谷駅・新宿駅・中野駅・荻窪駅・吉祥寺駅・三鷹駅・国分寺駅・立川駅から大月駅方面は各駅停車する。
埼京線
平日の上下の設定で朝夕は全て通勤快速のみとなる。
新木場駅から大崎駅まで東京臨海高速鉄道りんかい線内各駅と大崎駅・恵比寿駅・渋谷駅・新宿駅・池袋駅・板橋駅・十条駅・赤羽駅・武蔵浦和駅・大宮駅から川越駅まで各駅停車。