「これはな、戦いなんだよ。人間とオルフェノクのな…」
演:影丸茂樹
概要
イカの特質を備えたオルフェノク。人間態は戸田英一という男性。
姿を眩ますマントで敵に気づかれぬよう近づき、武器の棍棒で止めを刺す。使徒再生は棍棒から噴射するイカ墨のような不気味な液体で行う。また、イカだけに軟体を誇り、如何なる攻撃も受け流す柔軟性を持つ。
ファイズギアを奪うために乾巧と園田真理を監視していたが、スマートレディからの指令でオルフェノクに覚醒した木場勇治と長田結花の教育係を務めることになる。
スマートブレイン社で二人にオルフェノクについて話した後、二人をある喫茶店に呼び(ここは以前巧がバイトをしていたことのある喫茶店だった)、「オルフェノクとしてどうすればいいか」を教えるために喫茶店に居た人間達を殺害した。その現場を巧と真理に発見され、巧の変身したファイズと交戦する。持ち前の能力でファイズを苦戦させるが、ファイズのクリムゾンスマッシュを受けて致命傷を負ったため姿を消す。その後、勇治と結花の前に現れ「俺達オルフェノクの死について教える。完全な消滅、それが俺達の…死だ」とオルフェノクの死について教えた直後に限界を迎え、青い炎に燃え上がりながら灰化した。その光景に立ちすくむことしかできなかった二人の背後には、先程喫茶店で襲われたはずの一人の男の姿があった……。
勇治と結花の教育係を任されたことや同じオルフェノクである2人には良識的な態度だったことから、それなりに面倒見がよく同族への仲間意識は強い人物だったと思われる。
余談
- 彼が殺害した喫茶店のマスターは巧が店の金を盗んだと他のバイト仲間達から疑われた際もただ一人巧のことを信じていた人格者で、巧も少なからず心を開いていた。それ故に彼は作中で初めて巧の怒りを買ったオルフェノクとなった。
- 短い出番ながらもある意味で勇治、結花、直也の3人に大きな影響を与えた人物である。
- 演じているのは『ウルトラマンティガ』のシンジョウ・テツオ役でおなじみの影丸茂樹氏である。
- モチーフは恐らく『キカイダー01』のインクスミイカだと思われる。