概要
『東方Project』作中においては2015年11月現在具体的なキャラクターとしては登場していない。
人物像をはじめその生涯や活動や博麗の巫女としての活動、あるいは霊夢以前に何人の「博麗の巫女」がいたかなどについても正確性を伴った情報としての詳細は不明である。
一方作中ではその他の登場人物達によって「博麗神社の先代の巫女」について語られること、あるいはそれに類することが言及されることがあり、例えば次のようなケースでそれが見られる。
「そういえば、他の人間は先代を『博麗の巫女』と呼んでいたが、あまり霊夢の事を巫女とは呼ばない。まともに仕事をしていないからであろう。自業自得だ。」
「しかし、先代は巫女としか呼ばれていなかったのだ。名前も忘れてしまった。」
「技術は安定を生む。己の腕を他に認めてもらえる。
だがそれは、変化する事を放棄し、自己を技巧の裏に隠す事である。
テクニックと自己否定は等しい、と言うのが僕の考えだ。」
(『東方永夜抄』付属の『殺しも巫女もMで始まる』、森近霖之助)
「神社から巫女の姿が消えてから早25日」
「これは そろそろ新しい巫女を捜さなきゃいけない時期ってことか」
「もう何度目になるのでしょう」
(漫画版『東方儚月抄』底巻、p. 127-129、射命丸文)
「先代の巫女もあんまり変わらないのね 間抜けっぷりが」
(『東方茨歌仙』第十五話「人の寄り付かない神社」、茨木華扇)
この内『茨歌仙』の文脈は今代の博麗の巫女である霊夢によって「先代の巫女」についての事柄が言及された際の言葉を受けたものであり、「先代の巫女」の活動や以前の博麗神社ついて一部ながら霊夢の視点を通して語られているものでもある。
二次創作での広がり
原作で設定部分のみが部分的に語られているにとどまっている「先代の巫女」においては、ファンによる二次創作によって様々なキャラクター性が想像されている。
詳細は「先代巫女」を参照。
pixivにおいても「先代巫女」含め様々な「先代の巫女」が想像されており、合わせて様々なストーリーが創作されている。