概要
DCコミックのアメリカン・コミック『バットマン』の登場人物であり、主人公バットマンの正体である。
なお、基本的な経歴や人物像は以下の通りだが、時期やシリーズによって微妙に異なるため、多少の食い違いがあるのはご容赦されたし(『バットマン』に限らずアメコミヒーロー全体に言えることではあるが)。
人物
プロフィール
ゴッサム・シティ最大の企業『ウェイン・コーポレーション』の筆頭株主であり、アメリカ有数の億万長者。
幼い頃に目の前で父トーマスと母マーサを強盗に殺害されるという悲劇に見舞われたことをきっかけにこの世の犯罪と戦うことを決意。
学問を究めて探偵術や犯罪捜査術を学ぶと共に、極限まで肉体を鍛え上げて様々な武術を修得し、コウモリを象った高性能スーツを纏って文武両道のクライムファイター、バットマンとなった。
ウェイン・エンタープライズから金を「在庫処分費」と称して「横領」する事で、バットマンとしての活動資金を賄っている。
バットマンとしての能力やその他の解説については『バットマン』の記事にて。
性格
何よりも悪を憎み正義を求める誠実な男であり、ひたすらにストイック。
だが、その正義を追求する姿勢はあまりにも厳格であり、バットマンである時にはこそ泥やかつあげのような些細な犯罪も見逃さず、犯罪者に対しては命こそ奪わないまでも一切の容赦無く過剰とすら言える暴力的制裁を加える。
また、気難しく頑固なところもあり、自分にも他人にも厳しい性格である。
孤児として執事のアルフレッド・ペニーワースに育てられたため、彼への信頼と愛情は絶大である。一方で家庭を知らないためか、人に愛情を示すことが苦手。
バットマンとしての正体を隠すために、普段は敢えてヘタレで軽薄な金持ちのボンボンを演じており、その一環として社交界ではプレイボーイとしても名を馳せている。
しかし、バットマンとしての自分を優先してしまうため、女性とはあまり長続きせず、アルフレッドやロビンからはたびたび皮肉を言われている。
不屈の精神力とチート級の洞察力を持つものの人間的には脆い一面もあり、特に目の前で父母を喪ったトラウマと悔恨の念はバットマンの正義の根源であると同時に、いつまでもブルースを苦しめ続けている要因でもある。
高い教養と洗練されたセンスの持ち主だが、私服から車に至るまで黒で統一したがる癖がある。