概要
いわゆる幼体成熟。外見的な性徴発達を得ないままで内生的な成熟を持つ個体もしくは種族の特徴を指す。
なお「幼生固定」や「幼生期間の長い長命種」とは異なる。幼生固定は人為的な操作が加わり、長命種に関しては成長のスパンが異なるだけであり相応の時間をかければ身体が成熟するためである。
また元が「生物」に対する用語であるため、神魔や幽霊などの人外に対しては使われない傾向がある。(これはあくまで「傾向」であり例外もある)
似た概念として幼形進化があるが、ネオテニーは幼形退化も含む(何を基準に「進化・退化」を定義するのかでまた話が違ってくるが)ため、それらを内包した、より大きなくくりと言える。
ネオテニーの特徴を持っている実在生物
なお タマバエという蚊に近い生き物は、生活環においてある条件下では幼虫の段階で子供を作り、出産するというか中から子供がイモムシというか親蛆の体を食い破って出てくる。条件次第ではその子供も体内に子供を宿している。また、ワタムシの仲間も、ロリ妊婦を体内に宿したロリ妊婦を体内にryロリ妊婦が、出産するという行動もとる。
創作上のネオテニー
生物学上の用語であるためサイエンスフィクションやファンタジーなどには、これを人間に当てはめた作品があったりする。扱われ方は、もちろん作品によって様々だが、傾向として「ネオテニー人類と成長人類との価値観の相違」がテーマになる事も多い。
特にネオテニー人類を宇宙人や異次元人などとして扱った場合、確実に技術や知性・能力は地球人類よりも上の幼形進化種族として扱われる事が多く、物語の内容如何では「地球人の常識」としてある「(外見上の)子どもは守られうるべきもの」という価値観が破壊される事があり、それに伴うギャップやカルチャーショックをもってテーマを描き出す作品傾向を持っている。