概要
編集者、エッセイスト、作家、写真家、映画監督としても知られているが、氏の頭の中から生み出される「超常小説」(SF小説)群の独特な世界観に魅了されるものも多い。しかし、それらの小説の挿絵は氏の盟友「沢野ひとし」氏による象徴的ものが多く、イラスト化するのにはかなりの想像力を必要とする。
なお、pixivにおいてははじめ氏のイラストが大半を占めている。
一般的な概要はこちらへ椎名誠-Wikipedia
超常小説
エッセイ本や通常の小説よりも手はかかるが売れていないと本人は語っているが、独特の文体と世界観はハマると抜け出せなくなる魅力を持っている。
「灰汁」「可児」「鼻裂」「百舌」などの登場人物や、 「つがね」「するべ肉」「知り玉」「ネゴ銃」などの共通のガジェットが登場する世界観のものが多い。
- シークがきた
- ねじの回転
- アド・バード
キャラクターデザイン藤原カムイでアニメ化が検討されたが中止。また糸井重里によるゲームMOTHERシリーズのロードムービー的展開に影響。
- 水域
自主制作で映画化を予定していたが「ウォーターワールド」に先を越されたため中止。
- 武装島田倉庫
鈴木マサカズ作画で、他の超常小説のストーリーと再構成したものが「ビッグコミックスペリオール」で漫画連載。
- 胃袋を買いに。
- 地下生活者
- 中国の鳥人
表題作の短編を三池崇史監督が雲南省でロケをおこない、現実寄りな内容で映画化。
- 鉄塔のひと その他の短編
- 机の中の渦巻星雲
- 問題温泉
- みるなの木
- 砲艦銀鼠号
- 銀天公社の偽月
- ひとつ目女
武装島田倉庫の端役だったキャラクターを膨らませた小説。この作品以降実在の地名が多く出てくるようになる。ひとつ目女「オンノ」はエロいが作者自身はそういう趣味はないとのこと。
- 走る男
- チベットのラッパ犬
- 埠頭三角闇市場
- ケレスの龍
その他ベストセレクションが刊行されている。
関連
小説家 SF小説 ポストアポカリプス ディストピア 生体兵器
亡念のザムド 「北政府」「ザンバニ船」などの用語が引用されている。
BLAME! 登場人物名などが作中出てくる。
風の谷のナウシカ ジブリの教科書に寄稿。ブライアン・W・オールディス「地球の長い午後」の影響を語った。