あらすじ
かつて異世界転移モノの王道展開のような経緯で勇者として異世界召喚され、たった一つの望みを胸に耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで見事魔王を討ち倒し、勇者となった主人公。
しかし、ラスボスを倒してグッドエンディングかと思った矢先、ラノベではあり得ない大人の事情によって望みを叶えることなく元の世界へと強制送還される。
彼がトラウマになりそうな程の苦労をしてまで願った、たった一つの望み。それは勇者としての能力と肩書を利用して、現実世界では出会う事もできない多種族や属性てんこ盛りの美少女達を囲って自分だけの異世界ハーレムを作ることだった。
元の世界では只の少年である主人公。しかし彼は諦めなかった。叶わなかった念願を成就させる為、再び異世界アンダルギアへの門を叩く。今ここに元勇者の異世界への帰還と物語が始まる。
登場人物
天城 陽人（アマギ ハルト）
４年前、異世界アンダルギアへと召喚され見事（いろいろあったようだが）魔王を討ち倒した元勇者。
戦後処理の途中、平和になったとたんに始まった政争に巻き込まれるが派閥には属さなかった為にその高い能力を疎まれ強制送還される。
諦めきれなかった彼は、持てる記憶と知識の全てを使い、自作の転移魔術によって再び異世界の大地に降り立つ。
全ては異世界ハーレムライフの為に。
エトナ・ミルフィン
ハルトがトーレスの街で冒険者ギルドを訪れた際に受付担当をした美女。
ハルトによる鑑定では、華やかさには欠けるが、堅実な可愛さがある。本人が軽く妄想を抱ける程度の魅力はあるらしい。つまり好み。
ゲームなら攻略ルートが無さそうなポジションであるが、ハルトの攻略対象リスト第一号。
シャロン
近くの村出身の駆け出し冒険者。快活で健康的な魅力の美少女。純朴で真っ直ぐな性格。初めてのゴブリン退治で危機をハルトに助けられていい雰囲気に。
レベルが低い故に戦闘能力は高くないが、その性格と才能による伸びしろを感じさせる。
女性的な魅力においても。
ローリエと同じくハルトのパーティ（異世界ハーレム）第一号である。
ローリエ・フォン・シュタインハルト
ロリババァ口調で話す魔族。１２歳。真性のロリである。
理知的な面もあるが、粗野でガサツな面が目立つ性格。バトルマニアで自分より強い相手を探す旅の中で勇者一行との遭遇戦にて勇者を追い詰めるも助っ人に入ったハルトによって返り討ちに。
その強さを見初めてハルトのパーティ（異世界ハーレム）の一員となる。
犯罪？大丈夫、ここは異世界だから。相手も魔族だし。セーフ！…？
リティナ・ミリシア・グレイシア
王都ミリシャに住む第三王女。王族である。その立場に違わぬ雰囲気と美貌を備えた女性。
リオンの武術指南役をハルトに依頼する。
そしてそれとは別にある極秘の任務をハルトに依頼、報酬に自分を差し出すと言い出して…
ミーナ
リティナに付いている新米のメイド。獣人系のリアル猫耳。王都に滞在する間のハルトの世話を任されている。場内の案内から生活の面倒、求められれば夜の相手も…
勇者一行
聖剣の勇者をリーダーとする異世界の勇者パーティ。
リオン・バン・ローエル
教会より選定を受け、聖剣を与えられし異世界の勇者。（ハルトの今いる異世界はハルトが魔王を倒した世界とは別のようなので先輩後輩という関係でもない）
聖剣、イケメン、朴念仁と正にラノベ界の昔のステレオタイプな勇者。
ローリエとの遭遇戦でハルトに助けられ、後に弟子入りする。
アウラ・ローゼス
勇者パーティに所属する女性騎士。長い黒髪が大人びた印象を与えるが、部門の家柄で育った為に俗世の事には疎かったりする。
くっころが似合う正統派女騎士。ハルトの攻略対象リスト入り（勇者パーティまで粉かけるなんて、ハルトさんの節操なし！）
ユニクラム
勇者パーティにおける良心、リオンの頼れる相棒。兄貴的な存在。
キャロライン
勇者パーティの癒し。主に回復担当。その美貌と性格、教会のシスターだけにリオンへの一途な思いは特筆すべきものがある。稽古とはいえリオンを散々蹴り飛ばし、女性に見境がないハルトを毛嫌いしている。
