概要
『けものフレンズ』とは、けものフレンズプロジェクトによるメディアミックス作品である。
動物擬人化キャラ「フレンズ」達が集まる動物園「ジャパリパーク」を舞台としている。
アプリゲーム・コミック・テレビアニメ、グッズ等の媒体で展開されている。
アプリが初出のためアプリが原作と誤解されるが、各メディアの原作は「けものフレンズプロジェクト」と言える(ただし梶井斉と福原慶匡のインタビューによれば、「原作は(各フレンズの元となった)「動物」とのこと」)。
「けものフレンズプロジェクト」にはファミマ、テレビ東京、KADOKAWAなどが参画している。
タイトルに「けもの」と入っているが、登場するのは獣耳やしっぽがついた女の子という、動物の萌え擬人化であり(獣耳に関しては大半が四つ耳表現。アプリ版ではアニマルガールにはヒトの耳が必ずある事が明言されている)、いわゆるモフモフのケモノではない。ゲーム公開当初はケモナーから「こんな擬人化でケモノを名乗るな」との批判もあったが、プロジェクトでは一貫して「人間が動物の外見をとったもの」ではなく「動物が人間の外見をとったもの」と設定されおり、そうした意味では一般的なケモナー向け作品とは趣旨が異なる。
2015年の登場当初はそれほど注目されていなかったのだが、2017年1月のアニメ放送開始と共に急激に人気が上昇。2月に入ると「すごーい!」「たーのしー!」「君は○○なフレンズなんだね!」といった特徴的なフレーズと、後半からクローズアップされたポストアポカリプスを思わせる世界観が大きな話題となった。
ゲーム
NEXONが開発提供するアプリゲーム。公開はAndroid版が2015年3月16日、iOS版が3月19日。
詳細はけものフレンズ(アプリ)を参照。
なおNEXONはプロジェクトに直接参画しておらず、アプリ版のみの関与である。
(プロジェクト公式サイト 「けものフレンズ」って?より)
コミック
フライ氏による漫画「けものフレンズ ようこそジャパリパークへ!」が、少年エースに2015年7月号より連載されている。単行本1巻が2016年12月、2巻が2017年2月10日発売された。
ジャパリパークの飼育員「菜々」が主人公。
この他2017年3月26日にアニメ版(後述)を元にしたアンソロジーコミックが発売された。
詳細はけものフレンズ(漫画)にを参照。
テレビアニメ
2017年冬アニメとして、AT-X、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知にて放送された。
ジャパリパークに現れた正体不明の存在「かばん」とフレンズ達の物語。
詳細はけものフレンズ(アニメ)を参照。
舞台
2017年6月14日から18日まで品川プリンスホテル クラブexで公開予定。メインキャストはアニメ版と同じ声優を起用している他、舞台オリジナルのストーリーが展開される。
共通設定
この世界のどこかにつくられた超巨大総合動物園「ジャパリパーク」。
ある日の現象をきかっけに、動物達は次々と「アニマルガール」へと変身。
「セルリアン」と「サンドスター」――そのふたつの不思議な現象を調べる間にもアニマルガールの仲間は続々と増えていき、ジャパリパークの新たな主として、にぎやかに暮らしはじめたのでした。
(公式サイトから抜粋)
動物擬人化キャラ「フレンズ」
アニマルガールとも呼ばれる。全てのメディアに登場する。
パーク内にいた動物などが、ジャパリパーク内に降り注いだ(もしくは地面に積もっていた)サンドスターの力によって、少女の姿に変化した存在。
展開するメディアによって性格が異なり、声優もアニメ版ではアプリ版から一新された。
詳細はフレンズ(けものフレンズ)を参照。
pixivでの扱い
公式から『二次創作に関するガイドライン』が公表されており、規約の範囲内であれば歓迎するとしている。このためpixivの他、二次創作を許容するカクヨムなどに作品が投稿されている。
人気が過熱したのがアニメ放送後であるため、アニメに登場するフレンズやアニメに関連するイラストが多い。現在では各媒体で看板娘的な扱いをされていたサーバルや、アニメ版主人公であるかばんのイラストが多いが、最古のイラストはアプリ版のメキシコサラマンダーであった。
二次創作タグ
大変大きな話題になった作品だけあり、独自のネタタグが発案されたり、著名・マイナーを問わず様々な作品とコラボさせた作品が投稿されるなどしている。
詳細はけものフレンズ(二次創作)を参照。
関連項目
別名・表記ゆれ
けもフレ - 公式の略称でもある
非関連タグ
ディストピア:アニメ版初期は単語の意味をポストアポカリプスと混同されて使われていた。
外部リンク
少女化した動物達が主役のRPG「けものフレンズ」スマホ向けに今春配信決定 – 4Gamer.net - プロジェクト開始時の記事。告知ポスターの画像がある。