概要
元々神父になろうと神学校で学んでいたが神父が多すぎたのでコインブラ大学で法学を学び、さらに経済学の博士号を取る。
その才を買われ財務大臣に就任して経済再建に成功。
さらに総理大臣に就任、一時は大統領まで兼任するほどであった。
彼の努力により第2次大戦の戦火を免れ、ポルトガルは1970年代まで広大な領土の維持に成功した。
こう書くと立派な政治家に見えるが実態は現状維持にこだわって内外ともボロボロにした上に、死後植民地はすべて手放す羽目になるなどポルトガルにとっては迷惑そのものであった。
また王党派ながら王政復古に失敗するなど保守陣営の政治家としてもあまり腕利きとはいえない。
同じイベリア半島の独裁者フランコとはなぜか気があったようだ。歴史的にはポルトガルはスペインと仲が悪いことが多かったのだが。