※この記事は重要なネタバレ要素を含みます、ご注意ください!!
また、ネタバレとなりますので当記事をタグ付けするのはお控えください。
「いよー! という訳でクラスアサシン、燕青だ! ところで黙っていれば色男って、褒め言葉なのかね、アレ?」
プロフィール
人物
快活で明朗、飄々とした風体の美丈夫の無頼漢。
背中には「義」の一文字を背負っている。
基本は本能的な部分で生きており、行動原理は分かりやすい一方、いったい何を仕出かすかについては理詰めで把握できるものではなく、掴みどころがない。
ある人物曰く「数式は簡単なんだがその解がぶっ飛んでいて扱いづらい」とのこと。
幻霊の融合と能力の副作用からか、本人すら理解できぬ思考を要しており、会話を交わしながら、本人以外には全く読めないタイミングで不意に殺害にかかる殺人鬼と化す。
その在り方をある傭兵に「いつ爆発するかもわからない、悪意を持った爆弾」と例えられた。
「英霊を観察する癖」があり、これはアサシンが自身の能力を行使するに値するかを判断するため。
真名
梁山泊の義賊たちを描いた物語後半に登場する無頼漢のひとりであり、小柄ながら端正な顔つき、そして優れた武芸の腕や楽器の演奏に長けており、主である盧俊義と共に梁山泊入りした。
あだ名はその端整な姿から「浪子(ろうし/【伊達男】の異)」と呼ばれる。
当然ながら彼は架空の存在であったが、中国拳法の流派のひとつ「燕青拳」の開祖として水滸伝から外れた場所においてもその名が知れ渡ることとなる。
無論、開祖というのは虚偽であるのだが、拳法の開祖として名高き無頼漢を押し上げるのは箔付けとしての意味合いがあった。
元来の性格は気楽でおおらかな楽天家。
無頼の身を愛し、自由と享楽に酔う、面倒見の良い兄貴肌の好漢である。
一方で、大変に義理堅く、一度自らの主と定めた人物には身命を賭して忠誠を捧げる。
本質は誠実で利発な忠臣であり、大恩ある盧俊義の勝手に振り回されながらも、幾度となく主の危機を救っている。
幻霊であったときは、かつての主人の度重なる暴走に泣かされ、忠言するも一切聞き入れられず挙句に疑念を抱かれるなどされ、遂には忠義の深刻を主人に語りながらも何処へと去ってしまう。
そんなこともあってか、現界して以降は「臣従することは懲りた」と公言している。
彼のマスター足らんとするならば、まず彼の義に相応に応えるべきだろう。
仁義正しくあるならば、そこにまた正しい忠礼と信頼は宿りものなのだから。
能力
ドッペルゲンガーの都市伝説を幻霊として取り込み、霊基さえも完全に模写(コピー)して変化するという途轍もない変化スキルを獲得している。
ただし、あくまで外面模写に過ぎず、内面は自前の知識と技量に依っているため、言葉や行動の端々で不自然なところが見え隠れしてしまう。
本編中では既に何人もの霊基を模写し取り込んでいるために、自己と他者の記憶が混濁した半ば狂化に近い状態で登場する。
中国拳法がEXと、なんとも規格外の能力を誇っているが、架空の存在でありながら「燕青拳」の開祖であることが由来している為に、条件が特殊であるというだけで李書文と比べるとどれほどの実力は判明していない。
ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|
B | D | A+ | D | B | D |
保有スキル
中国拳法(EX) | 中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。ただし「中国武術」とは似て非なるスキルであり、徒手空拳による武術流派の修得レベルを指す。この英霊は架空の存在ながらさる流派の開祖として崇められているためEXランクを得ている。 |
---|---|
諜報(A) | 気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない潜伏スキル。Aともなれば味方陣営がその違和感を自覚しない限り、敵対していることに気付くのは困難。 |
天巧星(A+) | 災いを為すという百八の星が転生した者たちの一人。魔星の生まれ変わり、生まれついて災厄と業を背負う。巧緻に極めて優れた天巧星である。 |
気配遮断(C) | アサシンのクラススキル。サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。完全に気配を断てば発見する事は難しい。 |
無頼漢(A) | 中華圏における不良人物、特に秩序に縛られることを忌む破落戸(ゴロツキ)たちを指す。その一方、悪政に胡坐する執政者に誅罰を与えるダークヒーローとしての概念も含まれる場合がある。アサシンはその頂点たる『水滸伝』を依拠とする。自身のQuickカード性能をアップ&クリティカル威力をアップ。 |
宝具
十面埋伏・無影の如く(じゅうめんまいふく・むえいのごとく)
闇の侠客ここに参上
- ランク:A
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~3
- 最大捕捉:1人
燕青拳独特の歩法による分身打撃。
魔法の域にこそ達していないものの、第三者の視覚ではまず捉えられぬ高速歩法による連撃。その様はまさに影すら地面に映らぬ有様だったとか。
関連人物
生前
自身が仕えた主。
幾度となく進言や忠言を成すも、肝心な時に聞き入れてもらえず、彼を悩ませた。
現在では「苦手なもの・嫌いなもの」の例に上げているが、決して憎み切ってはいない。
Grand Order
幻霊魔人同盟
首魁を当座の主と見つつ、気楽に接している。
「数式は簡単なんだがその解がぶっ飛んでいて扱いづらい」とは首魁の言。
「ドッペルゲンガー」で擬態したサーヴァント。
ハサンのときは味方を装って近づき、藤丸立香を暗殺しようとするも失敗。またハサンが「シャイターンの腕」のせいで常人と同じ食事が困難という点を知らず酒盛りに興じてしまった(加えて某中東宗教は信仰上は禁酒)ため、勘の良いプレイヤーからはこの時点で看破されている。
(実はサポート画面に呪腕がいないのでバレバレである)
アルトリアのときは自身の根城である新宿の歓楽街のオーナーとして立ち振る舞う際に利用。喋り方が安定しておらず、潜入した当人はその場でモルガーンぶっぱの衝動に駆られた。
一般人の青年
最後にドッペルゲンガーを行使した際の姿。
しかし新宿のアーチャーとシャーロック・ホームズという知能の怪物二人にはまったく通じず、そのまま斃されてしまった。
本編
→新宿のアサシンの記事を参照。
FGOでの性能・関連イラスト
新宿のアサシンの記事を参照。