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こうやの編集履歴

2017-08-25 03:24:06 バージョン

こうや

こうや

南海の特急列車の愛称。この記事では「りんかん」も扱っている。

南海電気鉄道の有料特急列車の一つで、世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道」のひとつ、高野山へのアクセス列車の代名詞でもある。

「こうや」は高野線系統の特急列車。ここでは「こうや」と同じ高野線系統の有料特急列車「りんかん」についても説明する。


特急こうや

こうやが高野山へのアクセス列車であることは前述の通り。全ての列車が4両編成・全席指定で運行されている。難波~極楽橋間を結ぶ。高野線の橋本~極楽橋間は急カーブや急勾配が多い山岳区間で、17m車の「ズームカー」しか運行できない。

現在のダイヤでは、平日ダイヤでは1日4往復、土・休日ダイヤでは1日7往復(うち3往復は冬季運休)が設定されている。かつてはりんかんとの併結列車の設定があったが、この運用は廃止された。


予備車なしの状態で運用を回しており、毎年冬季に1編成が全般・重要部検査を行ってその期間は運休となっている。また、突発的なことで特急型車両が使用できない場合、通勤型車両(主に2000系ズームカー)による自由席特急の運用になる場合がある。


こうや・使用車両

30000系

特急形ズームカーなので、愛称は「デラックスズームカー」。

前面は非貫通型で、窓が大きいため、運転台のすぐ後ろからの眺望に優れている。デビュー当初からカラーリングは赤と白を基調としている(側面の「NANKAI」表記はのちに追加)。

先述のとおり、橋本~極楽橋間は、急カーブ、急こう配、単線と路線環境がものすごく悪いので、対応できるように、1両あたり17m程度の中型車体(南海の標準車体は20m級の大型車体)オールM車、加速度約3.1km/h/s(ズームカー以外は2.5km/h/s)とミニマムながら高性能。

現在4両2編成が在籍。


31000系

「通勤ズーム」「角ズーム」こと22000系の足回りを流用し、車体を11000系に似せて作った貫通型の車両。4両1編成のみの在籍。11000系との違いは、特急列車の愛称を表示する幕の位置と車体長。11000系と異なり17m車体。

11000系は、正面から見て左側の窓上に方向幕がビルトインされているが、31000系は、貫通扉の上に方向幕がある。


特急りんかん

こうやと同じく、高野線系統の有料特急列車。

行楽・参詣客輸送重視のこうやと異なり、河内長野や橋本近辺に住む通勤客をターゲットにしているため、運転区間は難波橋本間となっている。朝夕のみの運用で、南海本線系統のサザンとは異なり自由席車の設定はなく、すべて全席指定となっている。現在のダイヤでは、ほとんどが4両編成となり、8両編成の運用は平日朝の1往復のみとなる。


こちらも予備車なしの状態で運用を回しており、突発的なことで特急型車両が使用できない場合、通勤型車両(主に2000系ズームカー)による自由席特急の運用になる場合がある。


りんかん・使用車両

先述の30000系と31000系は朝と夜にりんかんとして運用される。


11000系

1992年登場。4両1編成のみの在籍。デビュー当時はサザン用の10000系と同じ塗装だったが、31000系登場時に現在の塗色となった。基本的には10000系をベースにしているが、前面デザインが大幅に変更されており、側窓も連窓のみとなった。車両は、1両あたり20mの大型車体のため、小回りが利かず、先述の通り橋本~極楽橋間には入線できない。


2015年12月からは泉北高速鉄道直通の特急「泉北ライナー」の運用がスタート。現在は基本は泉北ライナー運用を担当し、こうや用の3編成のうち1編成が定期検査で運用離脱する場合に限り、りんかん運用を担当(代走)することになっている。


「紀伊山地の霊場と参詣道」へのアクセス列車

「紀伊山地の霊場と参詣道」は、高野山熊野古道熊野速玉大社などの熊野古道をはじめ、紀伊山地に点在する寺院などを総合した世界遺産で、文化遺産に分類される。

「紀伊山地の霊場と参詣道」へのアクセス列車としては、JR西日本の「くろしお」や「オーシャンアロー」もあるが、こちらは熊野古道や熊野速玉大社へのアクセスが中心で、「こうや」は昔から高野山へのアクセスを主眼に置いてきた。なので、どちらがアクセスに適しているだとか、そういう類の比較は不可能である。


関連タグ

南海電気鉄道 南海 サザン ラピート 天空 泉北ライナー 高野山 紀伊山地の霊場と参詣道 列車愛称 特急

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