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ゲース・インダベーの編集履歴

2017-08-26 17:45:42 バージョン

ゲース・インダベー

げーすいんだべー

『宇宙戦隊キュウレンジャーTHE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』に登場するゲスト怪人の1人にして、当作の重要人物。

演・CV:田村亮(ロンドンブーツ1号2号)/スーツアクター:清家利一


概要

宇宙幕府ジャークマター独立部隊隊長”の肩書を持つ宇宙人にして、惑星破壊用巨大彗星兵器『ゲース・スター』の開発者。

軍帽軍服を連想するシルエットに生物的なディテール(腹部には牙が生えた口の意匠がある)を持つ、赤紫色主体の毒々しいカラーリングをした鎧を全身に纏った姿をしている。また武器として、片刃より赤黒い必殺威力の斬撃を放てる丸く大ぶりな鍔が付いた蛮刀と、タテキュータマのバリアも撃ち抜く破壊力を持った怪物の口にも見える意匠を有する砲身の長いハンドガンを扱う。

鎧の意匠や直属で引き連れる部下の外見で勘違いしがちだが、その素性は顔までもヘルメットを兼ねたマスクで覆ったヒューマノイド型の男性。頭のマスクを取る事で、短く刈り込んだ金髪と右目に傷跡を持つ素顔を見せる。


カローと同等の支配権限を持ち、かつショーグンの刺と同様に特定の支配星系に属さず単独行動が許される良い所取りの地位へ就いており、その立場と自ら開発・建造したゲース・スターの力でジャークマターの意にそぐわない星々を破壊してきた。

そして今回、ゲース・スターでチキュウキュウレンジャーごと破壊すべく来襲するが、当人も任務とは別の思惑でチキュウ諸共キュウレンジャーを抹殺しようと執念を燃やす。

その理由はキュウレンジャーの司令官、リュウコマンダーことショウ・ロンポーへの激しい“恨み”らしいが…?


※以降は映画の重大なネタバレがあるので、閲覧要注意。






















「私はチキュウを破壊してケルベロスを手に入れ、“冥王”となる」

「チキュウが滅びるのも、全ては貴様の裏切りのせいだ!私の恨みを買ったことを後悔しろ!」


彼の正体は、かつて反乱軍リベリオンに所属していた戦士でショウの親友でもあった男、ホイ・コウロー。ショウからは“ホイピョン”と言う愛称で呼ばれていた。

元々はショウと共に、伝説に伝えられる破壊神ケルベロスの事を調査しジャークマターを打倒する力に出来ないかと研究していたが、やがてケルベロスの凄まじさに魅了された事でその力を己の為だけに用いようとする野心を持ってしまう。

そして、その思想を危ぶんだショウによりリベリオンから追放された事で彼の事を激しく憎悪。以降はジャークマターに忠誠を誓って参加し現在の地位を獲得、今に至る(※因みに右目の傷跡は追放時ではまだ無かった)。


そして彼の真の目的は、チキュウを破壊した上で昔より求めていたケルベロスを手にし、その主であるハデスと同じ“冥王”に自身がなる事。またその言い回しからしてどうやら、ケルベロスの力でジャークマターへの謀反も企んでいた様である。

それ故なのかゲース=ホイ自身はジャークマター内でも相当な地位に就いているのに、権力層の証であるキョダインロウを身に着けていない。


活躍

チキュウ近海の宇宙空間へゲース・スターを出現させ、およそ72時間余りでチキュウへ衝突する様にしてジワジワと侵攻を開始する。当然それを黙って見ていないキュウレンジャーと交戦、特に自身との因縁を察知して単身乗り込んで来たショウ・ロンポー/リュウコマンダーには自ら直々に撃って出る。そしてゲース・スターの圧倒的な戦力に殆ど歯が立たないキュウレンジャーを傍らに、ショウを変身解除へ追い込んで生身になった所を銃撃。これで腹部を負傷したショウは体勢を崩して宇宙空間に放り出されてしまう。


上の光景を見届けてショウが死んだと確信。今度は破壊神を復活させるカギ、ケルベロスストーンを手に入れるべく側近二人と共にケルベロス座へ自ら赴き、自身は惑星ドーベルへ降り立つ。

だが一足早く到着していたスパーダ怪盗BN団(バランス&ナーガ・レイ)がケルベロスストーンを手にしていたので交戦、3対1でありながらも一方的に圧倒する。そして自身の正体へ疑問を持ったスパーダに対し、ヘルメットを取り素顔やショウとの因縁を暴露。それにスパーダ達が動揺した隙を突いて銃撃(スパーダはタテキュータマで防ぐもアッサリ破られた)、3人を吹き飛ばして自身の元へ飛んで来たケルベロスストーンを奪取。

しかし直後、ラプター283からスパーダ達への通信を聞きキュウレンジャー側にもケルベロスストーンが渡ったのを知ったので、チキュウでお互いのケルベロスストーンを奪い合おうと告げて撤退する。


そして側近達と共にチキュウへ降り立ち、キュウレンジャー9人と決戦。途中で佐久間小太郎/コグマスカイブルーがキュウレンジャーへ加勢するも特に意へ介さず、剣からの斬撃を放って圧倒した上にゲース・スターからの援護でキュウレンジャーへ電撃を浴びせ変身解除させ、更にその余波でキュウレンジャーが手放した最後のケルベロスストーンを確保してしまう。

そして動けなくなったキュウレンジャーへ止めの斬撃を放つが、直後に死んだ筈のショウが出現して斬撃を防がれてしまう(※映画ラストでのショウの発言からして、鳳ツルギに助けられていた模様)。この予想外の事態にゲースは逆上、恨みの炎をより強く燃やす。


だがそれに対し「お前の逆恨みなんかに、指令や俺達が負ける訳が無い!」と啖呵を切ったラッキーの言葉を皮切りに闘志を取り戻したキュウレンジャー11人はスターチェンジ、ゲース達へ一斉で向かって来る。

そしてその勢いに負けた側近達が各個撃破されるのを尻目に、ゲースはコマンダーとシシレッドサソリオレンジオオカミブルーと交戦。だが自身もキュウレンジャーの勢いへ押され気味で今度は自らが圧倒されてしまう。そしてしばらく後、側近達を倒し合流したキュウレンジャー11人からキュウレンオールスタークラッシュを喰らってしまう。


だがそれでも致命傷は免れたゲースは半ばヤケクソとなり、集めたケルベロスストーンを組み合わせて破壊神ケルベロス=ケルベロスボイジャーを目覚めさせてしまう。そのケルベロスボイジャーが町を攻撃し始めたのを止めるべくキュウレンジャー10人がキュウボイジャーを繰り出した一方、ゲースは今度こそ恨みを晴らすべく単身その場へ残ったコマンダーと一騎打ちを繰り広げる。

やがてツルギの協力を経てケルベロスボイジャーを制御したキュウレンジャーがケルべリオスを完成、それがゲース・スターと同等のサイズへ超絶巨大化すると言う超ド級の光景を背景に、ゲースとコマンダーはお互い止めの一撃を撃ち合った。


そして結果は、ゲースが全力を込めて放った斬撃をコマンダーのドラゴクラッシュが僅かに上回った事で、ゲースが致命傷を喰らって敗北。直後「これでお別れだ。ホイピョン…」と悲しげに語り掛けたコマンダー=ショウに対し、ゲース=ホイは「まだ昔の名で呼ぶか、相変わらず甘い男だ…」と言う今現在のショウを認めるかの様に聞こえる最後の言葉を残し爆散・戦死した。


余談(※劇場限定ドラマCDネタバレ含む)

演じる田村氏は元・正義の組織側の人間だった設定から、『いい人が何かのきっかけで悪に堕ちた』と言う解釈で演じるつもりだったらしい。しかし監督から完全な悪役でと言う注文を受け、北斗の拳ラオウを参考に人間味の事を考えずに演じたとの事。


映画ストーリーの主軸であるショウとホイの因縁は劇中で最低限しか語られないが、映画を公開している劇場ショップ限定販売のドラマCD『ショウ・ロンポーの司令官はつらいよ』内で少し補完がされている。

それによると、かつてショウがリベリオンの司令官となった時にホイと親友になったらしく、その頃は2人一緒でつるんで行動する仲だったとの事。だがそれ故にケルベロスの件で道を踏み外したホイを厳しく裁く事が出来ず追放と言う下手な温情、『甘さ』を見せた結果、親友はジャークマターへ与しあの様な姿へ成り果てた、と言う物。ビッグベア総司令の件もそうだが、ショウは長らくレジスタンスの一員であるが故の悔やみに悔やみ切れない過去を数多く抱えているのだ。

しかし、そんな自分の『甘さ』の象徴となっていた親友を自ら命を賭して止めた結果、その親友は『相変わらず甘い男だ』とショウの欠点を認めたかの様な言葉を残して逝った。…上手くは言えないが、親友よりこの言葉を賜った事がショウに取ってせめてもの救いかもしれない。


余談

モチーフは不明だが全身の装飾や牙を見るに、がモチーフであると思われる。

顔をよく見るとスリットはヒゲ、口の通気口は鼻、顎の部分は牙と当てはめると猛獣の顔のように見える。

お互いの力が五分五分で、実力がぶつかり合うライバル同士と言う意味の「龍虎」の通り、龍がモチーフのショウ司令と対照になり、二人が敵対関係でライバル関係である事にも繋がる。


関連項目

宇宙幕府ジャークマター ゲース・インダベーの逆襲

カール・インダベー オーモ・インダベー

スコルピオ(キュウレンジャー):同じく、謀反(下剋上)目的の為にキュウボイジャー(アルゴ船=ギガントホウオー)の力を求めた。最終的に親しかった人物へ情を見せて逝った最後も共通する。


ダース・ベイダー:恐らく元ネタと思われる。

シンケンマルガブリボルバー:過去の戦隊が使っていた共通装備(※後者は変身アイテムも兼ねる)で、外見がゲース・インダベーの武器とそっくり。

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