誘導分岐
ギリシャ神話のアリアドネ
長母音を略さなければ「アリアドネー」。
古代ギリシャ語で"ΑΡΙΑΔΝΗ", ラテン語・翻字で"Ariadne", 『非常に神聖な』の意とされる。
クレタ(クレータ)のミノス(ミーノース)王とパシパエ(パーシパエー)妃の娘。
クレタ島を訪れたテセウス(テーセウス)に恋し、自分を連れ帰って妻とする事を条件に手助けを申し出る。そして、ミノタウロス(ミーノータウロス)の棲む迷宮に挑む彼へ糸玉を渡し、迷宮から脱出させた。この事から、難問解決の鍵をアリアドネの糸と呼ぶ。
その後、テセウスと共にナクソス島に到着してからディオニュソス(ディオニューソス)の妻となるまでの経緯の伝承には異同が多い。
主なものに、
1.テセウスに置き去りにされた彼女をディオニュソスが妻にした。
2.彼女に恋したディオニュソスが略奪した。
3.ディオニュソスはアルテミスがアリアドネを射殺すのを黙認した上で冥界から彼女を引上げて妻にした。
等がある。
ちなみに、かんむり座は、結婚の際にディオニュソスが彼女に贈った冠を由来とする。
また、元はクレタ島に伝わる女神であるとする説もある。
楽曲のアリアドネ
黒うさPが投稿した楽曲。