人物
種族:ドワーフ
低身長ながら逞しい体つきに黒々しい髭を蓄えている。「センシ」はドワーフ語で「探究者」を意味する。
10年以上に渡ってダンジョン内で魔物食の研究をしており、魔物を食べて冒険を進めようとするライオス一行の方針に感激してパーティに加わる。魔物の調理に長けており、次々現れる得体の知れない魔物をどんどん美味しい料理にしてしまう。
料理上の必要性から魔物の生態にも詳しく、火が弱点のスライムをナイフ1本で倒し、クラーケンをイカを〆る時の要領で一撃で仕留めるなど戦闘においても頼りになる存在。
世話焼きで協力的な一方で、長年ダンジョンで暮らしていたせいかマイペースでモラルに欠ける。料理にこだわるあまり論理的にずれた一面も(毒状態の人の前で毒消しの薬草をバジリスクに詰めてじっくりロースト・宝石に無頓着・ゴーレムを動く畑に改造、野菜の物々交換相手がオーク…etc)。
「食わせねば。若者には飯を食わせねば」
原理の理解できない「魔法」を忌み嫌い、特に輪廻法則から逸脱しているともいえる「蘇生術」に強い嫌悪感を示す。彼の魔法嫌いは時にパーティを困らせた。体を洗う習慣がないらしく、髭や髪には色んな魔物の油や血が染み込みマルシルに「げっ何これ絶縁体!?」と言わしめた。
装備
武器は刃欠けした斧、各種調味料や調理器具を常に持ち歩く。
調理器具の手入れは欠かさないが、武器や鉱石、装飾品などに関しては全く興味がない。
家宝とも言える鍋は驚異の金属アダマント製(ファンタジー作品おいて希少価値の高いとされる架空の金属。元は盾だったのを使い道がない為造りなおした)
作中の活躍(ネタバレ注意)
関わりの深い魔物
- ゴーレム
迷宮地下3階層にて徘徊する3体のゴーレムを畑代わりにして野菜を育てていた。
許可のない魔法生物の起動は違法らしいが、センシいわく「土を掘り返して元に戻しているだけ」。
- ケルピー(水棲馬)
釣りをしているうちに愛着がわき、「アンヌ」となずけて度々エサを与えて可愛がっていた。
湖を渡る必要に迫られた際に、水上歩行の魔法を嫌がったセンシはアンヌの背中に乗って湖を渡る方法を考えたが・・・。