基本概要
いつも眠そうなジト目顔で、ひたすらのんびりとマイペースに話す、のほほんとした不思議っ娘。
道端の猫達に勝手に命名して話しかけたり、頭に乗せた『宝譿(ほうけい)』と言う人形を腹話術で話したり、都合が悪いことを突っ込まれると「ぐぅ」と眠るなど、個性派が多い『恋姫†無双』シリーズの登場人物の中でも際立つ、何を考えているのか分かりづらい少女である。
ただ、そんな自身の振る舞いが一般からズレていることを把握していたり、周りの人の考えを理解した上で話しているなど、軍師らしい計算高さや聡明さが伺え、主人公の北郷一刀をからかったり、他の女性と仲が良いとヤキモチを焼いてる気持ちをストレートに伝えてきたり、内心は意外にも独占欲が強く嫉妬深いというなかなか人間味のある性格をしている。
北郷一刀のことを普段は「お兄さん」と呼んでおり、並ならぬ好意を抱いている。
幼い外見と普段の態度が相まって、手を焼く妹のような印象なのだが、
とある情事中には一転「一刀さん」と名前で呼ぶなど、
外見と中身のギャップ萌えに落とされる「お兄さん」がいたりいなかったりする。
あと、ベッドマフィア。
ちなみに、頭に乗っている彫像の様な『宝譿』の扱いは男性であり、棒つきの飴を持つことが出来たり表情が変化したりする。
入浴時も頭上に乗せたままだが、目隠しをさせられている。風の腹話術で喋る事もある。
作品による相違点
真・恋姫†無双(PC版)
緩慢な性格で感情の起伏が少ない魏の軍師。
見た目や言動からは想像出来ない冷徹な献策をすることがあるが、普段は居眠りをしていることが多く日向ぼっこを好む。
稟とはよく行動を共にし、稟が鼻血を噴く度に介抱している。
魏に仕官する前は史実の程昱本人と同じく「程立」を名乗っていた。
萌将伝
とある事件で検事の役を担当し、一刀を断罪するのだが、それは一刀の気を引きたいが故の壮大なマッチポンプであった。その後のイベントでは、都の城壁にて、一刀とチョメチョメしていた。なんだ、いつものことか。
アニメ版(真・恋姫†無双(アニメ2期)~乙女大乱(アニメ3期)
稟と共に華琳(曹操)の元で仕官するための旅の道中で愛紗(関羽)らと出会う。
稟と異なり、軍師としての意見が認められてそのまま華琳への仕官に成功する。
最終決戦では「十面邁進の陣」を献策した。もっとも、本人曰く宝譿の立案とのことだが、そのせいで鈴々(張飛)がこの作戦を「宝譿の皮むき大作戦」と名づけてしまった。(まぁ、十面邁進の説明絵図も男性器状になった兵馬妖の布陣に横から穴を開ける構図になっていたため、ある意味間違ってはいないのだが……)
華琳の周辺で数少ないツッコミ役であるが、原作同様に軍師としての能力は高く、重要な局面で良い仕事をすることも多い。
宝譿は下の人がいなければ喋る事ができないはずだが、次回予告ではなぜか単独で予告を行っている。
先述の通り最終決戦の作戦も彼が考案した事になっているが、それを信じているのは鈴々のみであり、華琳に至っては鈴々に呆れて絶句していた。
OVA版
聖フランチェスカ学園2年。風紀委員。本編同様に頭の人形の宝譿は勝手に喋る。
賄賂で簡単に買収されるなど色々と黒い。