大辞林とは?
「広辞苑」と同じく、百科項目をも多く収録している。「広辞苑」とは違う性格を持ち、語義では現代の用法を先に掲げている。語義・用例も豊富に掲げてある。同音語や類義語の使い分けや、類書で唯一アクセントが示してある。
スーパー大辞林・デュアル大辞林
「スーパー大辞林」「デュアル大辞林」は電子媒体用。「スーパー大辞林」は電子辞書の内蔵辞書、またはアプリとして提供されている。「デュアル大辞林」はWeb版で書籍版を購入すれば無料で利用できるようになっている。両者は、書籍版には収録されていない語も、これらでは多く収録されている。「腐女子・やおい・ネトゲ廃人・社畜」や、「萌え」のみならず「萌え4コマ・萌え擬人化・萌え死に・萌え属性」、さらに「家ゲー・位置ゲー・鬱ゲー・運ゲー・エロゲー・落ちゲー、音ゲー・乙女ゲー」「きゃわわ・小並感・残当・つらたん・微レ存(この語は2016年1月の改訂で追加)」「リア充・とりま・激おこ・胸熱・オワコン」など、若者語やネットスラングも多く収録されている。
しかし、新語の収録には積極的であっても、既存の語に語義が追加するといったことはあまりない。あっても別の項目として立項されることが多い。
書籍情報〔第三版〕
【項目数】
238,000語〔第ニ版より5,000語追加〕
●Web版の「デュアル大辞林」は265,000語。
最新改訂版は、スーパー大辞林の265,400語。
〔2017年1月現在〕
●「コトバンク」「Weblio」に提供している大辞林は、書籍版の語数・内容と同一。
【編者】
松村明
【発行日】
2006年10月27日発行
●1988年11月3日 初版発行
●1995年11月3日 第二版発行
【ページ・価格】〔税抜き〕
2,976ページ
B5変型判 7,800円