概要
サロメ星人が地球侵略のためにウルトラセブンに似せて作り上げたロボット。
身長・体重は本物と同じで、セブンの技も全て使用できるが、腰や手足にプロテクターが装着されているのが特徴。また掛け声も若干低い。サロメ星人の設計では本物を上回る能力を持つはずであった。
サロメ星人はこれを完成させるためにモロボシ・ダンを拉致し、自白装置・トークマシンでウルトラビーム(エメリウム光線と思われる)の方程式(MGSH3GWFB1)を聞き出した。これを組み込み完成したにせセブンは早速出撃し海上を通りかかる船を攻撃、破壊の限りを尽くした。
ダンが差し向けたアギラも一方的に痛めつけ、崖から蹴落として勝利したが、その後現れた本物のセブンとは互角の戦いとなり、最終的にボディ風車(回ればなんとかなるの法則)によって本物ごと海に転落し爆破された。
例によってバレバレの偽物であるが誰も気が付かなかった(ダンカンに操られた前科もあり、また体に装飾があるからといってすぐに偽者と断じれるとは限らないかもしれないが)にせセブンであるが、なんと作り手であったサロメ星人でさえもにせセブンを倒し浮上してきた本物のセブンを「我らのセブン」と間違えていた。作り手さえも欺いた偽のウルトラマンは他に例がない。
フォローしておくと、このシーンのセブンは海面から頭を出していただけでプロテクターがあるかどうか確認できない演出だったのだが、ウルトラ警備隊が半信半疑な様子だったのに対し、サロメ星人は「我らのセブン」が勝利したことを確信していた。にせセブンの強さに絶対の自信があったのだろう。
ともあれこの結果、サロメ星人はセブンに騙し討ちされる形で倒される事になる。何という皮肉だろうか。
直前に水中で大爆発が起こった時点で、敗れたのはロボットであるにせセブンだということに気づいても良さそうなものだが(ウルトラ警備隊側はにせセブンがロボットであることは知らない)。
それでも、サロメ星人は懲りずににせウルトラセブンを再建造しただけでなく、偽のウルトラ兄弟まで作り出し全宇宙の制覇を目論むのであった・・・
ウルトラヒーローバトル劇場!第5弾/第10弾
いずれもペガッサ星人が作った。
リーダーのサロメ製と同タイプ1人と本物と数か所異なるタイプ6人の7人構成。
やはりセブンのデータを元に作り出されたとの事だが、見た目がどう見てもふざけているようにしか見えないものもある。
第5弾
サロメ製と同タイプだがベルトと腕輪が位置違いで膝パーツ上下逆
角
額にカラータイマー1個
頭に花1本
右手銀、左手青
左足銀
黒マント
第10弾
サロメ製と同タイプで腕輪が位置違いで膝パーツ上下逆
頭部にカラータイマー2個
頭に花4本
両手メカ
両手両足銀
アイスラッガー前後ろ逆
茶髪かつら
余談
名前の「にせ」の部分はひらがなでもカタカナでもどちらでも通じるという極めて珍しい怪獣である。ひらがなとカタカナの違いはひらがな:初代、カタカナ:2代目となっている。
特徴的なプロテクターは、使用したスーツ(廃棄されていた本物のセブンのスーツの再利用)の損傷が激しい部分を隠すためという制作側の事情によって付けられたものである。
関連タグ
エースロボット ウルトラマンシャドー ニセウルトラ兄弟(SRチーム) ダークロプスゼロ 妄想ウルトラセブン ニセウルトラマン