カシラの遺志は俺が受け継ぐ!
カード効果
勝利宣言(ビクトリー・ラッシュ) 鬼丸「覇(ヘッド)」≡V≡ 火文明 (10)
クリーチャー:ヒューマノイド/レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン 9000+
スピードアタッカー
パワーアタッカー+5000
このクリーチャーが攻撃する時、相手とガチンコジャッジする。自分が勝ったら、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。(ガチンコジャッジ:各プレイヤーは自身の山札の上から1枚目を見せ、それを一番下に置く。そのカードのコストが相手以上であれば、自分の勝ちとする)
T・ブレイカー
概要
エピソード2第二弾「ビクトリー・ラッシュ」で登場した、最高レアリティ「ビクトリーレア」のカード。
10マナ9000の三打点でスピードアタッカーのパワーアタッカーという高いカードパワーを誇りながら、それらがかすんでしまう程の超絶的な能力を持つ。
それは、かのボルバルマスターズをも超える「エクストラターン」能力である。
自身の攻撃時に「ガチンコ・ジャッジ」※を行い、勝てば次に自分のターンをもう一度行える。
歴代のExターン能力者に比べ、若干相手依存なのが弱点と言えば弱点ではある。
しかし、スピードアタッカーを持つためほぼ確実に一回はガチンコ・ジャッジをタイムラグなしに行うことができる。
また、上述のように自身も高い打点を有しているため、ぶっちゃけ二、三回勝てればゲームエンドできてしまう。
開発部自ら「このカードを世に出すには勇気と覚悟が要った」と言い、実際大きな影響を環境に及ぼした。良くも悪くもエピソード2の「高コストカードのカードパワーインフレ」を象徴する一枚と言える。
今更ボルバルを引き合いに出すまでもなく、追加ターンというのは戦略上とてつもなく強力なものであり、最高レアリティであることも手伝って当初から注目を集めていた。
特に「ミラクルとミステリーの扉」や「ホーガン・ブラスター」と組み合わせたデッキタイプは環境を席巻したほど。
しかし悲しい哉、「エピソード2は覇環境」等と罵られたりするにもかかわらず、実際には覇が出てくる前に雌雄を決めてしまえる赤単速攻や、覇が出たところで膨大なアドバンテージ差で殺られる前に蹂躙するターボゼニスなど、いずれ劣らぬ強豪が存在したために、偉大な先輩ほどには環境を支配できなかった。
しかしそれでも強力なカードであるのは変わらず、現在でも相当の高レートで取引されているなどこのカードのポテンシャルの高さを裏付けている。
そういう背景や人気の高さからか2013年春からの、TVアニメの放送時間拡大を記念したアルトアート版をプレゼントするキャンペーンが行われた。
そして2014年11月21日、彼はスーパーデッキVの切り札として再録される事になる。
これでカード資産がない初心者でも気軽に殿堂入りの力を楽しめるようになった。
よかったよかった。ふざけるな。
ちなみに、このカードで決着した場合、そのゲームを表現する際の合言葉は「覇ァ!!」である。
漫画・アニメでは主人公の勝太が切札として使用している。
しかし、ガチンコ・ジャッジの不発で効果が使えなかったり、バロム公に返り討ちに合ったりと不遇な場面が多々ある。このあたりは、本人は大して活躍できなかった先輩に通じる。
漫画では、しまいにはオサムに勝つため「黄金龍 鬼丸「王牙」」とのトレードに出されてしまった。
しかし、勝太がこのカードを気に入っていたのは間違いないようだ。
後に「ビクトリーV3」ではキャンペーン版アルトアートの鬼丸を使用しており何らかの手段で再び入手したようだ。
※ガチンコ・ジャッジ
エピソード2から新登場したキーワード(名前つき)効果。
お互いにデッキの一番上のカードを見せ合い、コストの高いカードを見せたほうが勝ち(同じコスト同士ならターンプレイヤーの勝ち)になり、効果が発動できるというもの。
不安定な条件故に強力な効果が多く、特にこのカードの登場以降はゲームエンド級の効果が増えた。
背景ストーリー
初期ゼニスのリーダー「「俺」の頂 ライオネル」を討ち破り、さらに彼と友情を結んだ鬼丸。
しかし、彼らを始末するべく、新たなる二体のゼニスが降臨する。その一体、「「呪」の頂 サスペンス」は光のデーモン・コマンド達を率いてゴールデンエイジに強襲をかける。
デーモンの一体、「偽りの羅刹 アリバイ・トリック」の刃が鬼丸を貫こうとしたその時、ゴールデンエイジのリーダー「オニナグリ」が、その身を挺して彼を救う。
倒れたオニナグリの遺志を継ぎ、そのカタキを討つため、鬼丸は相棒の「鬼無双」にまたがり、サスペンス相手にビクトリー・ラッシュを決めるのであった。
関連タグ
ヒューマノイド レッド・コマンド・ドラゴン ハンター/エイリアン