概要
映画『仮面ライダーディケイド 完結編』で登場した、仮面ライダーディケイドの新たな姿。
世界の破壊者という使命を受け入れた門矢士が変身するディケイド。ディケイドの本当の姿・真の姿とする資料もある。
仮面ライダーとその世界を破壊するためにライダーカードを使って手当たり次第にライダー狩りを行った。
その顔は鬼のように歪んでおり、額のOシグナルも紫になっている。
ディケイド/門矢士を演じた井上正大は、「最終回ではまだ覚悟が決まっておらず、襲ってくるライダーを撃退するだけだったが、何度も襲撃されるうちに撃退では無く『完膚なきまでに叩き潰す』スタイルに変わっていった。」とコメントしていた。
特徴
パンチ力などの基本スペックは通常よりやや向上しているが、劇的に高いわけではない。しかし、ステータス数値上では平成最強と名高いアルティメットクウガとの戦いでは、やや押され気味ながらも、何故か最後には逆転していた。
※Uクウガ―パンチ力80t。ディケイド激情態―パンチ力5t。
(もっとも、サブカルチャー全般・・・特にディケイド作品内においてこういう数値ステータスはあまりアテにしてはいけない。)
能力の最大の特徴は、カメンライドせずともあらゆる仮面ライダーの能力を自在に使いこなすという所。作中ではクロックアップとインビジブル(つまり高速移動+透明化)を用いてスーパー1とカブトを撃破し、仮面ライダーJに対してもG4の保有する対艦ミサイル『ギガント』とカイザのサイドバッシャーのミサイル攻撃でのゴリ押しで無理矢理勝利を収めた。
さらに、戦闘スタイルも、襲撃してきたライダーを「FINAL FORM RIDE」系統のカードで強制的に変形させ、自らの武器にして使い捨てるといった、勝つためには手段も選ばないダーティーなものになっている。おのれディケイドォ!!
まとめると激情態の能力は
であることがわかる。こりゃ勝てんわ。
また、冒頭のシーンの描写では、FINAL ATACK RIDE DECADEが強化されているようにも見受けられる。
通常10枚しかカードが出現しなかったファイナルアタックライドが、相手に着弾するまで無限に出現するようになっているのである。相手がどれだけ逃げようと執拗に追跡する便利な技となっている。受ける側からすればたまったものではないが。
なお、このとき使用したのはディメンションキックという説とディメンションブラストという説がある。
ガンバライドで使用するディメンションキック(激情態)はホーミング仕様となっている。ガンバライドでの必殺技は、必ずしもTV本編の設定と同じとは限らないが、いずれにしても凶悪な必殺技をもっているキャラクターとして描写されていることに変わりはない。
以上の通り「全てのライダーを破壊する存在」たる名に恥じない力を持っているのはお分かりいただけただろうか。
さらに、ゲーム『仮面ライダーバトライドウォー』では、事件の首謀者であるカラスを名乗る男が、人々の記憶が具現化される空間において、ディケイド激情態のボディを纏い、仮面ライダーNEW電王・仮面ライダースカル・仮面ライダーエターナルとともにラスボスとして襲い掛かってくる。
激情態(仮面ライダー555)
仮面ライダー555にも「激情態」と呼ばれる形態が登場している。
こちらはライダーではなくオルフェノクの形態である。
オルフェノクが感情の高ぶりが頂点に達すると、その影響で激情態へ変質する。
戦闘力・能力が通常に比べて大きく強化され、姿が大きく変わる場合もある。
劇中にはホースオルフェノク、クレインオルフェノク、エラスモテリウムオルフェノクの激情態が登場している。
関連項目
ダークヒーロー アンチヒーロー 仮面ライダーダークディケイド
ルミネ・・・似たような能力を持つ。
覚醒ゼロ・・・・こちらも真の姿。