CV:田村ゆかり
人物
フレメヴィーラの隣国、クシェペルカ王国の王女。
国王アウクスティ・ヴァリオ・クシェペルカの一人娘で、王位継承権第一位。
父に溺愛されて育ったため精神的な弱さを抱えており、ジャロウデク王国軍によって王都が陥落直した際には人形のように無気力に振る舞うようになり、一度はジャロウデク軍によって捕らえられてしまうが、銀鳳騎士団によって救出された(Web版では捕らわれる一歩手前で銀鳳騎士団によって救出されている)。
その際、救出に携わったアーキッド・オルターから騎士の誓いを受けて気力を取り戻し、やがて彼を「アーキッド様(アニメ版では「騎士様」)」と呼び慕うようになる。
キッドや民と触れ合い、王族として新生クシェペルカ王国の女王に即位する決意を固め、全軍を率いた王都奪還作戦を立案。
再建された国王騎「カルトガ・オル・クシェール二世(セカンド)」に乗って自ら戦場へ赴き、新生王国軍、銀鳳騎士団と共に四方楯要塞(シルダ・ネリャク)、王都デルヴァンクールを奪還。
クシェペルカ王国をジャロウデクから開放した後は、正式にクシェペルカの女王として即位した。
キッドとは銀鳳騎士団が帰国したことで一度別れたが、それからほどなくして駐在大使となったフレメヴィーラ王国王子エムリスの補佐としてキッドが派遣され、再会することができた。
数年後、新婚旅行でクシェペルカに来たエルネスティ・エチェバルリアとアデルトルート・オルターを出迎える形で再登場。
国家元首として大きく成長しており、エル達に同行していた巨人族(アストラガリ)の少女「小魔術師(パールヴァ・マーガ)」を紹介された時は周囲の騎士たちが警戒する中、(エルのフォローもあったとはいえ)恐れることなく差し出された彼女の手を取った。
一方、エムリスに半ば振り回される形で姿を消したキッドには色々思うところがあるようで、「首に縄をつけてでも連れ帰ってくるから」というアディに対し、
「その時は是非、縄ごとくださいませ」
と返し、アディをドン引きさせていた。