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サーガルの編集履歴

2018-04-10 22:44:40 バージョン

サーガル

さーがる

ウェブ漫画/シェアワールド『Vilous(ビロウス)』に登場する獣人型の人種。三大エルタス人の一つ。

概要

【無料版】サーガル種族公式デザイン資料シート+α

英語:Sergal


SF世界観のシェアワールド及びウェブ漫画『ビロウス』に登場する架空の種族。物語の舞台「惑星タル」において、人類に該当するエルタス人という人種の一つ。明らかに獣人の見た目をしてはいるが、作中では他のエルタス人同様に「人間」として認識される存在。


全身は毛に覆われ、サメに似た顔、哺乳類爬虫類、そして鳥類までに至る様々な動物の複合的な特徴を持つ。繁殖形態は卵胎生。ちなみにデザインモチーフの源流は戦闘機ウサギ

男女の違いは生殖器以外に一切存在しない。雄雌共に全く同じような外見性格仕草で、性別ごとの力の差や能力差も無く、更には乳無し種族であるため、局部を確認しない限り性別を見分けるのは困難。


やや怖そうな面構えに反して通常は気さくで善良な人々が多い。ポジティブで単純な精神をしており、故にややガサツな一面もあるが、嫉妬や固執とほぼ無縁な精神をしており、特定の事に深い恨みを持たないという長所もある。


エルタス人の中では最も動物的・野性的な特性を強く持ち、特技や能力も走る・跳ぶなどのいかにも獣人らしい身体能力や、野生の勘とも言うべき直感や第六感などの霊的能力に優れている。


原作ビロウスの誕生地である日本以上に海外のケモノ・創作界隈で非常に高い知名度と根強い人気があり、公式キャラクターではレイン将軍が最も有名。しかしこのレイン将軍の影響で「サーガルは凶暴で残忍な人食い種族」という大いなる誤解がネット上で浸透してしまう事態も起こった。(後述)


「サーガル」に纏わる誤解や間違いについて

一般的なサーガル 2015年版レイン将軍 (+試作漫画)

ネット上で散見される「サーガル」のイメージに関して、「誰彼構わず襲いかかって丸呑みにする」「血に餓えた人食い種族」のような前提で語られることが国内外問わずあるが、原作ではサーガル達は至って普通の一般市民として描かれており、人種的な性格の傾向や実際に食事自体は丸呑みで行う等の特徴こそあれど、種族全体で躊躇なく殺人や人食いを行うなどというのは完全な誤解である。現実世界の人間同様、残虐な行いをする者には何かしらの理由や背景がある。


このようなイメージが一部で浸透した原因としてはレイン将軍のインパクトと影響力が大きい。レイン将軍は物語のキーとなる主要キャラであると同時に、サーガル族としては突然変異体であり普通のサーガルには無い特徴を多く持つ。残虐な性格もレインという個人特有のものであり、通常のサーガルが普遍的に持っているものではない。(画像左が一般的なサーガル、画像右がレイン将軍)


しかしレインはその存在感と人気故にサーガル族を語る際の筆頭として頻繁に挙げられ、実際に公式イラストでもレイン単品や彼女の素行を描いたものが多く、このような状況も相まってレイン将軍=サーガル族全体の特徴などという先入観が拡散してしまう結果になった。


またビロウス世界観の二次創作界隈では単にサーガル族の外見にしか興味がないという人も多く、そのような層は公式設定や原作に関心を持たないことが多い。このため海外のファン界隈ではサーガルファンとビロウスファンは別物だとする声すらあり、場合によっては険悪な空気も発生する。

公式と原作に無関心な層は軽く聞き齧ったサーガルの話(大部分はレイン将軍の特徴)だけを元にしてキャラを組み立てていることが多く、故にレインのように残虐な素行のキャラが多く発生しこれが更に「サーガル=残虐種族」という認識を広めることに拍車をかけている節もある。

このような二次創作における問題については後述。


この他にもレイン将軍を全サーガルの基準として見てしまった際にありがちな誤解として「金眼が存在する」「メスのほうが強い」等があるが、これらもまたレイン将軍だけの特異性であるため要注意。


丸呑みに関して

サーガルのイメージとほぼ切り離せない「丸呑み」については、実際に大きなものを呑み込むのに適した顎と喉をしていることと、切歯や臼歯が無くものを噛み切る・咀嚼がほぼ出来ないため、食事は丸呑みで行うのが基本という設定は公式にある。このためvoreジャンルのファンアートにおいて捕食者として描かれることも多い。(レイン将軍のイメージのみによる偏った先入観で描かれたものも含む)


ただし前述したように「残虐な捕食者」「見境の無いvoreモンスター」などというイメージはレイン将軍の印象だけが独り歩きした結果であり、普通のサーガル達は単に生態上丸呑みで食事を行うというだけで、全てのサーガルが誰彼構わず襲い掛かって残酷な捕食を行うような人食い種族というわけではない。


左:レイン将軍の食事風景|右:普通のサーガルの食事風景

お子さま達の時間2


デザイン

【無料版】サーガル種族公式デザイン資料シート+α

サメに似た細長いマズル、手足共に四本指、非常に少ない歯、ケモ足、長い耳、長い首、後頭部から伸びる鬣、胸の中心の隆起した胸骨、横向きに付いた目、先端に房毛のある長い尻尾が基本の特徴。

更にここに東西南北に及ぶ各地域ごとに身長や毛の色などに細かい違いがある。


重要ポイントとして女性に人間のようなおっぱいが存在しないため、結果として男女共にほぼ同じ外見をしている。


2003年から現在に至るまで幾度となく設定やデザインのアップデートや変更が施されているため、公式デザインは年代によって変動しているが、外見に関しては2016年以降にようやく完成し、公式デザイン資料が発表された。

一部の有料版限定情報を除き、大体のデザインは無料版資料でも閲覧できる。>ビロウス公式のサーガル種族公式デザイン資料シート


2009年頃、実験的なデザイン変更として「女性に乳房がある、尻の周りに羽根がある」などの変化が齎されたが、結局その時期のものは今は没デザインとなっている。


性格

北方サーガル 2015年版

常に死の危険と隣り合わせな世界に生きているため、いかにも捕食者めいた見た目に反して元々はとても臆病。しかし集団で戦う時や仲間を守る時には恐怖や痛みへのリミッターを外して勇敢に立ち向かう。


基本的に温厚だが行動はややガサツで、細かいことを気にしない。一方で単細胞気味なため、怒りっぽい部分もあるがその分忘れっぽくもあり、単純明快でお気楽な性格が基本。特定のことを根に持ったりネチネチと恨んだりするようなことはほとんどない。


最高知能は人間の14歳ほど。知能的に言えばあまり賢くはなく、論理的思考が苦手。更に手先が不器用であるため、精密作業やあまりにも複雑な技術面の作業には全く向かない。

しかしその分、エルタス人の中では最も野性的な能力が高く、直観的な行動や勘は非常に冴えているため自然の脅威に対する対処や咄嗟の行動判断は秀でている。


尚、ビロウスの世界観では地球と違い同性愛が異端な目で見られないという設定が基本にあり、これについてはサーガル族も同様で、恋愛に関して同性同士でも異性同士でも全て同じ感覚で行う。つまり、BL百合も公式設定内で普通にある。

そして古くから大規模な集団生活を行うことから、子供に対しても特にどれが誰の子供という区別をせず、同じ集団内の子供であれば血の繋がり関係なく平等に世話をして可愛がる。


男女差

【コミッション作品】木漏れ日の下でコルビロウス塩湖で海藻採り

生殖器以外に性別の違いは一切存在しないと言っていい。

そしておっぱいが無い、つまり爬虫類のように乳首と授乳能力を持たないため、上半身だけでは性別の判別はほぼ不可能と言える。


レイン将軍の影響で女性が全員女子力(物理)の塊というイメージがあるが、これは単にレインという個体が極端に強いだけで、サーガル族には男女ごとに力の差などは無い。


社会面でも性別による役割差は無く、授乳を行わない関係から下手すると父親・母親の役割差さえ曖昧だが、夜の営みにおいては後述する生殖器の仕組みの理由もあってかやや女性優位気味ではある。


身体特徴の詳細

通常は約183~196cmと人間の成人男性よりも少し大きいくらいだがレイン将軍の場合は214cmある。身長には地域差があり、最も小さいのは純南方サーガルの160cm。平均して体が大きいのは東方サーガルで、最長で210cmほどある。


サメに似た顔つきではあるものの歯は非常に少なく、口の奥に上下三本のキバがあるだけである。

故に見た目に反して噛み付き攻撃の威力はしょぼく、顎技だと女性ネウリアの威力に負ける。それどころか顎の力自体も弱いため、モノを噛みちぎる、噛み砕く、咀嚼するなどの顎を使ったこと全般が不可能。


舌は長く、喉奥辺りに独特の切れ込みがある。舌の先がヘビのように割れているキャラもいるが、生まれつきというわけではなくて単に切っているだけ。なお最初に割れ舌サーガルとして現れたのはレイン将軍で、それ以降レインの影響で舌先を切るファッション文化が生まれた。


海外のファンアートでは頻繁に現実の狼や猫のような耳で描かれることがあるが、サーガルの耳は「毛の生えた刃」と形容できるような形状で、耳の穴は後ろ向きについているため、現実世界の動物の耳と違って耳の穴が側面から見えることはない。


センシティブな作品センシティブな作品

胸の中心からは「く」の字型の胸骨が飛び出ている。単に毛の塊だと思われやすいため、さり気なく忘れられがちな特徴である。サーガル族用の衣装や鎧などの胸部は胸骨の形に合わせて、そこだけ盛り上がるまたは開くようになっている。


ばふばふレイン将軍

全身もふもふだが鼻先だけ無機質に思えるほどの鋭角の集合体。デザインモチーフの戦闘機が影響元と思われる。


目の色は通常灰~青または灰がかった鈍い色で、ビビッドな赤や紫などは稀。金色や黄色い瞳は突然変異で生まれたレイン将軍およびその子孫達にしか存在しない。


目の向きは子供と原始的な北方サーガルを除いて、ワニやウサギのように横向きについている。生まれたばかりの頃は目のが正面向きについているが、成長するにつれて徐々に横向きになる。原始的な北方サーガルはある種のネオテニーであるため、一生目が正面向きのまま。


瞳孔は爬虫類のように縦長なことが多いが、実は猫と同じで光の量によって変化する。


毛の色は灰色(+腹側が白いツートーン)が基本だが、地域差によって違いがある。

北方サーガルは灰色や寒色が基本、対して南方サーガルは茶色や暖色が基本。

東方サーガル達は北方種と南方種の混血であるため様々な毛の色がある。

絶滅種である西方サーガルは青緑色や紫などの美しい毛の色をしていた。


二次創作においては派手なピンクや赤色の毛をしていたり、複雑な模様がある、背中側と腹側の色が反転しているサーガルのキャラがよくいるが、そのようなサーガルが生まれつき発生することは一切無い。しかし南方や東方のような文明発達した地に住んでいる者達であれば、毛染めによって人工的にそのような姿になることは可能。


【無料版】サーガル種族公式デザイン資料シート+α

※三ページ目を参照

2015年頃まではネズミや鳥のような開いた感じの足の指をしていたが、それ以降の完全版デザイン完成に合わせてデザインが変更された。現在はカンガルー+ダチョウといった感じの足指である。

具体的には足の指は閉じて合わさっているのが普通になり、更にツメが全体的に長く頑丈そうになった。特に中指が指も爪も最も大きく太く長い。

ここから強力なジャンプ力やダッシュ力、及びキック技を繰り出す。


鳴き声

ビロウス Vilous 第一話 『薬採り』

「ヒャーッ!」「ピャーッ!」「ピィ!」「キョーッ!」「キュキュキュー」「きょん」「くぅ~ん」「ヒャンヒャン」

といった感じの甲高い鳴き声を出す。おおよそキツネ+シカ+鳥+犬の悲鳴という感じらしい。


ビロウス公式サイトにて読むことが出来る原作漫画ではサーガル達が至る場面でこのような鳴き声をあげているシーンが見られる。


ちなみに原始的な北方サーガルほどこのような鳴き声をあげる頻度が高く、むしろ北方サーガルは読み書きの教育を受けていなければほとんど鳴き声でしか会話できない。


対して文化的な南方サーガルは、地球人で言うところの喧嘩や悲鳴や泣きわめく時に罵声や金切り声をあげるような局所でしかそのような動物的な鳴き声は出さない。


歩行形態

ファンアートでは四足歩行で描かれることもあるが、カンガルーのように元々二足移動が基本。

四つん這いのレイン将軍。このイラストが四足歩行のサーガルのものだと思われていることがあるが、単にレインが四つん這いになっているだけなのでそれは誤解である。


性器

女性の生殖器の陰核の上あたりに、巨大な舌のような一本の触手がある。

普段は先端を膣内に収納し、膣の蓋のようになっており、自在に動かすことが可能で物を掴んだりできる。その気にならないとなかなか開かないため、レイプ防止の役割などもある。

時々これが肥大化したクリトリスそのものだとか、ペニスのようなものとして思われていることもあるがクリトリスとは全く別の器官であり、勿論ペニスでもないのでここから何かを射出する機能などは全く無い。しかし動かし方によっては相手側に挿入も出来るため、ある意味ペニスと同じ役割を果たせるとも言える。


参考:サーガル♀(レイン将軍)の生殖器図解付きイラスト(pixiv内R-18イラストのため注意、現在は閲覧にはマイピク申請が必要)

極最初期の頃にはこの触手はまだ無かった。更に人によっては好みの分かれる設定なのでファンアートでは描かない人もいる。


女性に人間のような乳房無い。(授乳能力自体を持たないため、男女共に乳首自体も無い。)

一時は公式デザインだったこともあるが、現在では没となり、初期同様「メスが全員平らな胸族」に戻っている。ファンアートにおけるおっぱい論については後述。

ちなみに乳幼児には野生動物の血液や植物の汁などを母乳代わりに与える。


男性器は女性器のインパクトに比べるとあまり話題にならないが、こちらも独特なデザインをしている。外見はヒトチン+ケモチンのような具合で、人間のような亀頭部分があるが、先端は先細り。竿部分は若干螺旋状に近く捩じれており、メスの触手が巻き付きやすそうな形状をしている。

全体はイヌやネコ等の哺乳類と同じ仕組みで、普段は鞘の中に納まっている。睾丸も外にある。

R-18方面のファンアートではイヌ科の亀頭球が描かれていることも多いが、あくまでそれらは二次創作の改造設定であり公式デザインではないことに注意。

公式での資料は今のところ有料版のデジタルガイドブック、または公式グッズのリーリック(サーガル♂のキャラ)抱き枕カバーR-18版でしか確認できない。


ちなみに男女共につがい関係自体はあるが、特定のパートナーに固執するということをしないため、伴侶以外の相手と性行為を致したり子供を産むなどもごく当たり前にある。言えば浮気や不倫という言葉はサーガル脳の辞書には存在しない。


そしてエルタス人にほぼ共通する同性愛や異種族愛への抵抗の無さ(ただしタリクシアン相手は除く)から、サーガル族もまた性別や種族の違いに関係なく恋愛関係や性的関係に至るため、そっちの方面では非常にユル・・・自由度が高い。(ただし子供は同じ種族間でしか作れない)


もっと詳しく

北東の狩猟風景セケンの平原地帯

惑星タルでは非常に大規模な人口を持ち、西の果て(ネウリアだけが住む地域)を除いたおおよそ全域に分布している。エルタス人ではアグドナ族と並んでタルの総人口の大多数を占める。


元々種族全体で人間的な文化に疎く、北部のようにほぼサーガルしかいない場所では字の読み書きがほぼ出来ずカタコトで喋ったり、手先の不器用さから技術面の発達も起こらず、長いこと原始的でいかにも部族的な生活を続けていた。アグドナ族と共に暮らせる南部・東部のサーガル達は早期から人間的な生活に適応している。


基本的には兵士や猟師、警備員、肉体労働者などの体を使った職業に就くことが多い。野性的能力を生かした生物学者や農家、更には呪術師や祈祷師なども適職。(特に後者に関しては原始的な北方サーガル達ほどそれ関係の能力値が高い)


東西南北の地域によって異なる文化と歴史の詳細については以下の公式wikiなどで各自調べて頂きたい。

ビロウス公式wiki - サーガルのページ


アグドナ族との関係

お子さま達の時間

南部と東部の地では古くよりアグドナ族達と強い協力関係を築いており、サーガル達が肉体労働をする一方で手先が器用で賢いアグドナ達が技術や文化的側面を発達させるという形で一大文明を発展させた。


分かりやすく言えばサーガル達は動物的・野性的な能力を発揮し、アグドナ達は人間的・文化的な能力を発揮するという形でお互いの対照的な長所を陰陽のように噛み合わせ、二つで一つの協力体制を築いている。


惑星タル南部最大の大都会であり、ファンアートにおいても頻繁に利用される人気の街「ゴールドリング」はサーガルとアグドナの強固かつ完璧な協力体制の上で成り立った街である。このことから南部と東部ではサーガルとアグドナの二大人種が古くより共同家族内で子供の頃から一緒に育つ。


戦闘能力

【コミッション作品】稽古中のサーガル達

戦闘や警備にあたる際にはセラミック製(古くは動物の骨製。南部では金属が主流)の専用鎧を装着し、長剣やランスなどの武器を使用した接近戦を得意とする。


勢いをつけて突撃していくことが主な攻撃方法。素手の場合は強靭な足腰を活かした蹴り技が最大の武器。


ファンアートでは銃や弓矢などを使わせたがる人も多いが、公式設定においては飛び道具を使うことは目が横向きについている関係から極めて苦手である。槍を投げるくらいは出来る。


起源の真相

サーガル族という種族自体がどのように誕生したのかに関して、都度ファン間で議論や推測が飛び交うことがあるが、サーガル含むエルタス人は元々全て地球の人間と全く同じ姿をしており、ある時みな獣人の姿と化しサーガルアグドナネウリアの三種族に分立したのが現在の姿である。(参考)


真の意味で人間だった頃の記憶や文化は全て失われてしまっているが、それでも尚エルタス人達はみなお互いを「人間」として認識している。


「サメから進化したのではないか」などの説も見受けられるが、これはファンが立てた仮説に過ぎず、実際には前述したような過程で生まれた種族であるため、現実世界の人間が猿から進化したような過程は経ていない。


人間だったエルタス人がみな動物の姿と化した理由については、環境破壊が進み既存の動物種の多くが絶滅した代償として、滅びた動物の分の役目も人間が果たさなくてはならなくなり、消えた動物達の特徴を吸収した人間が結果獣人の姿と化したと語られている。(参考)

サーガル族が様々な動物の複合的外見をしていることについては、サーガルが最も多様な種類の動物の特徴を吸収したためと思われる。


ファンアート(二次創作)において

ビロウス公式が定める規約により多種多少な二次創作が自由に行われている。


二次創作の公式規約については以下のページを参照。

ビロウス公式サイト - 二次創作や利用に関する規約


二次創作での問題

公式の規約上、二次創作の内容への制限が一切無いことからあらゆる種類の二次創作が可能であり、必ずしも原作に沿わなくていいことも海外においてビロウス創作が盛んな理由の一つである。

しかしそれ故にファン同士の衝突が多いこともあげられる。


よくあるのは公式設定から外れたサーガルを作りたいファンVS原作重視のファンの衝突で、

例をあげると「女性サーガルにおっぱいを付けたい派Vおっぱい付けるな派」、「毛をピンクなどの派手な色にしたり複雑な模様をつけたい派VSサーガルの地毛は大人しい色のシンプルツートーンだろ派」、「目の色を赤眼金眼とか派手な色にしたい派VS目の色の基本は灰色か灰褐色だろ派」などがある。


おっぱいに関してはサーガルは「胸無しスレンダー種族」がある種のアイデンティティのような節もあるため、原作デザイン重視派のファンから特に嫌がられることが多い。その一方で一時期は公式デザインだったこともあるため、この件を巡りファン間ではしばしば争いが絶えない。

現在の公式設定からは逸れることを承知でおっぱい付きのサーガルの絵を上げる場合は、原作重視派の人が多い場所であえて見せつけることが無いようにするなどの配慮が必要と思われる。

ちなみに乳首や授乳機能こそ無いが、肥満により胸に肉がついて豊満になることは一応可能。


ピンクや赤などの派手な色や複雑な模様をしたサーガルについては、「南部または東部生まれのサーガルで、毛染めをしている」ということにすると公式設定に沿うことが出来る。

スーツのサーガル[CM] Tell me.

SERGALS名前は涼子


目の色については一般的には灰色もしくは灰色がかった鈍い色が基本ではあるが、彩度の強い赤や紫などの目は珍しいが全く無いわけではなく、金/黄色の目についてもレイン将軍の血を受け継いでいるという設定であれば公式設定内で再現可能。

【無料版】サーガル種族公式デザイン資料シート+α

※八ページ目を参照


牙が沢山ある、翼や角がある、胸があるなどのデザインの魔改造、飛び道具を使うのは生態的に苦手な種族なのだが銃や弓矢などを使いこなしている、ビロウス世界観と全く関係のない生物やキャラとの共演は流石に公式設定への当てはめが出来ないため、完全に非公式設定ベースの二次創作として開き直る必要はある。


2018年4月1日、公式から上記のような「ファンアートでありがちな公式設定基準では絶対にありえない魔改造サーガル」が新キャラとして投下され、主に海外中心にファンが大きくどよめく事態になった。

【4/1企画】絶対無敵最強宇宙万能神ダークデーモンサーガル降臨!

勿論、投稿日から察しがつく通りエイプリルフールネタである。

「ファンアートでありがちな公式設定基準では絶対にありえない魔改造サーガル」がファンの一部派閥で常態化していることに対する公式からのパロディであると見える。


もう一つは単に自由に二次創作がしたいという以前に公式や原作に興味が無く、サーガルの外見を自キャラに使いたいだけという「公式や原作に全く触れずに二次創作を行う層」による問題。

このような層は当記事内でも都度言及している「サーガルは残虐丸呑み人食い種族」「サーガルは女性が強い女性優位種族」などのレイン将軍がサーガルの基本形だという誤解や偏ったイメージ、更には二次創作内で発生した設定を公式設定だと思い込んだ上でサーガルを描いていることが非常に多い。(男性サーガルの生殖器に亀頭球を描くことなどが顕著な例)

この事情もあって、公式設定に沿っていないサーガルのキャラが余計に原作重視派のファンから顔を顰められている節もある。


公式・原作に一切触れずに二次創作をするという行為はどの界隈でもあまり歓迎されているものではないため、これらの層が邪険に扱われること自体は仕方ないと言える。

voreイラストに関してもレイン将軍が行うもの以外はれっきとした異常行為と言えるものだが、中にはそれを承知の上でレイン以外のサーガルにvoreをさせたい人も多い。

これに関しては女性サーガルにおっぱいを付ける場合と同様に、規約違反ではないが不快感を示す人もいるため、嗜む際は場所や、アップ時に公式設定への言及等で配慮を心掛けたいところ。


海外での人気と知名度

2003年にはビロウスの原案者及びビジュアルデザイナーであるミック小野氏の個人サイト内で発表されており、2004年頃には2ch獣などの日本のケモノイラストサイトの一部で人気を博していた。


ある時期に海外ケモナーに注目されて局所的な人気と知名度が爆発的に伸び、今となっては発祥地である日本を差し置いてサーガルファンのグループは最早そういうジャンルと呼べるほど巨大な規模になった。ここから海外産の作品だと勘違いされることも多い。


ビロウス公式規約での二次創作への制限の優しさにより、海外でのファン作品は非常に多種に及ぶ。ファンアートから着ぐるみ、更にはセカンドライフ (Second Life、以下SL)スターバウンド等のPCゲーム内で使用出来るファン製作のアバターやMODも販売・配布されており根強い人気を博している。


特にSLのサーガルアバターはSLユーザー間での人気の高さと数の多さのために、原作世界であるビロウスのことを知らずにSLから発祥したキャラだと勘違いしてしまう人もいるほど。

このような二次創作や派生作品が膨大過ぎるあまりに原作や公式を差し置いてサーガル族の名前とデザインのみが独り歩きしている事態に至っているとも言え、前述したような二次創作における問題も大凡このような背景が起因している。


しかしいずれにしても、サーガル族という種族とそのデザインはビロウスという原作の存在があったからこそSLのアバターのような派生作品も成り立っているため、そのような派生作品の愛好家や、派生作品からサーガルを知った人は原作への尊重と意識や言及も忘れないよう心掛けたい。


※二次創作に関して、一定以上の利益が発生する商用利用および企業絡みの利用の場合は必ずビロウス公式窓口への事前連絡と承諾が必要。

セカンドライフのサーガルアバターは全てビロウス公式から正式な許可が出されており、売り上げの一部は原作者に著作権料として支払われている。

詳しくはビロウス公式サイトでの利用規約ページも参照のこと。


また海外のサーガルファンには度を超えて熱狂的な人もおり、少しでもサーガルと共通した要素を持ってるケモノ(特にファードラ系)に対しすぐに「これってサーガルだろ!」と言う人もいるためそのようなファンのマナーも問題視されることがある。


サーガル人気に纏わる話

  • 海外最大手のケモナー向けSNSサイト「FurAffinity」には作品投稿時に選択できる種族一覧の項目に「Sergal」の選択肢が存在する。
  • 2017年時点でのFAにおける「Sergal」の検索結果は5万件以上。deviantArtでは1万件以上。
  • セカンドライフにはサーガル専用のエリア「サーガルネーション」がある。
  • 海外のテレビ番組にてサーガルの着ぐるみがテレビ出演を果たした。参照リンク
  • 2018年1月23日、日本テレビ系列の番組「幸せ!ボンビーガール」に作画/デザイナー/原案者であるミック小野氏の家が取材され、サーガル他、ビロウスの原作イラスト数枚が日本の地上波デビューを果たす。参照リンク

番組内で紹介されたイラスト

祈祷師/呪術師サーガルセンシティブな作品リベンク山脈 ※無料版



余談

何の動物の獣人なのかがよくファンの間で議論に上がることがあるが、公式からは「地球上の生物の分類を借りた獣人としての呼称は定められていない」と説明されている。

強いて言えば「サーガルはサーガルという生物」としか言いようが無いが、複数の動物の特徴を併せ持っていることから何に見えるかは各個人の印象に依存すると言える。(ただし、原作の世界観に合わせて言えば「(あの世界における)人間」という存在ではある。)

海外ファン間では頻繁に「サメオオカミ」や「サメラプター」という形容を用いる人が多く、日本ではファードラの類として見る人が多い傾向にある。

しかしデザイン面で源流になったモチーフは戦闘機とウサギであるため、その意味では「ウサギ戦闘機」がモチーフ的には最も近い…かもしれない。(このため原作に強い尊重のあるファンは「ジェットラビット」という愛称を用いることもある)


某所の一部ではとあるネタとの語呂合わせで「しいがる」や「しぃがる」という愛称(?)で呼ばれていることがある。

そこから転じて某所以外の場所でも主にセカンドライフにおけるサーガルアバターの所持者が「しいがる」という愛称を使っていることもある。


日本語の「サーガル」で検索を行うと同名のインドカレー専門店のほうも大量に出てくる。

インドカレー屋の結果を弾きたい場合、「サーガル」+「ケモノ」と付け加えるのがおすすめ。

英語名の「Sergal」だとほぼ確実にケモノのほうのサーガルが出てくるが、検索機能に「Serial」や「segal」の入力ミスだと思われてしまいそっちの結果が出てきてしまうこともある。

この場合は「Sergal」+「furry」などのケモノ関係の用語を付け加えるとほぼ確実にSergalに関することが出てくる。


関連イラスト

アルヘスさん、危うし…!?Fisco

Harvest time無題


関連タグ

ケモノ furry 人外 獣人 ビロウス レイン将軍

エルタス アグドナ ネウリア タリクシアン


外部リンク

ビロウス公式wiki サーガルのページ

原作『Vilous(ビロウス)』公式サイト

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