レム(リゼロ)

りぜろのれむ

『Re:ゼロから始める異世界生活』の登場人物。

「レムは、スバルくんを愛しています」

プロフィール

エミリアの暮らすロズワール邸でメイド頭を任される水色髪ショートが特徴の鬼族の少女。

一人称は「レム」。

姉のラムとは対照的に右目に前髪が掛かっている。

ラムと二人、広大な屋敷を維持する有能な方のメイド。雑務全般を一手に担っており、屋敷の仕事の9割は彼女が行っているお陰で屋敷の機能は維持されている。本人曰く、ラムはただいるだけで満足。

性格は温和で献身的だが、それは心を許した相手にだけ見せる表情で、敵対者には容赦をしない。意外と感情の抑制が利かず、暴走しやすい一面もある。目下、レムの愛情はラムとスバルの二人に捧げられている。なお、姉より胸が大きいことがコンプレックスだったが、最近それを克服した。

ラムが姉らしく傲岸不遜な毒舌担当と形容されるなら、妹のレムは慇懃無礼な毒舌と紹介されている。

とある事情からラムに対して負い目を持っており、自己評価が極端に低い。姉への贖罪の為に生きていたが、主人公のスバルに救われ諭されたことで、トラウマを克服する。

スバルを「レムの英雄」として絶対視し、身を尽くすが、彼の逃避を許さない厳しさの象徴でもある。

ラムやエミリアとは違い、レムは魔女の残り香を嗅ぐことができる。そのため、最初はその臭いのするスバルを警戒していた。だが魔獣の騒動の中で和解し、彼に恋心を抱いて献身的に支えるようになる。そんなレムの存在は、スバルにとってもかけがえのないものになっていく。

見た目は可憐な少女だが、鬼族の戦闘力は折り紙付き。戦いでは鎖で柄と繋がれた刺付きの鉄球、モーニングスター（フレイル型）を振り回して敵を粉砕する。後に白猫プロジェクトでもこのモーニングスターが彼女のモチーフ武器として登場する。

癒やしを司る水魔法の使い手でもあり、攻撃と回復の両方をこなすことができる。なお、武器は昔ロズワールから贈られた物。

作者曰く、構想の段階では存在していなかったキャラクター。

双子キャラの妹というポジションにも関わらず、プロットを無視して暴れまくったという成り上がりヒロインである。その圧倒的存在感と献身によって読者の人気を勝ち取っている。

初期はスバルから「レムりん」の愛称で呼ばれていたがあまり定着はせず、本編内ではもっぱら「レム」と呼ばれるに留まっている。

ただ一部ファンからは未だに愛称で呼ばれることも多く、pixiv内で「レムりん」のタグはほぼ彼女のイラストが占めている。

『（リゼロ）』の付いていないレムでもイラストが投稿されている。

そのため、イラスト検索の精度向上のためにも、こちらのタグを使用することを推奨。

第三章の最後で、魔女教大罪司教「暴食」担当のライ・バテンカイトスに『喰われ』、眠り人となる（ラムが受け取った手紙が白紙だったなど、伏線はある。さらに実はスバルの白鯨を倒したセーブ地点ではもう襲われるのを避けられなくて、エミリアかレムの二択になると第三章のエピローグでスバルが語っている）。

スバル以外の全員がレムの存在を忘れるが、禁書庫により時空の流れから離されていたベアトリスのみスバルを除いて唯一彼女のことを覚えている。