概要
山梨県富士河口湖町から鳴沢村にまたがる森で、観光地として広く人気である
また世界的に「自殺の名所」「自殺の聖地」として非常に有名で、これを題材にした小説・映画・漫画などは数多い。
「いのちをつなぐ青木ヶ原ネットワーク会議」が発足され、自殺防止を訴える看板も立っているが、毎年遺体捜索が行われている。海外のオカルトサイトで自殺者数から「地球上で最も人気のある10の自殺スポット」の1位に選ばれたことがある。
都市伝説
青木ヶ原樹海には「一歩入ると帰れなくなる」「方位磁針や時計が狂って出られない」「怒れる霊がさまよっている」などの様々な都市伝説が存在する。
これは、一度道路や遊歩道からから外れると目標となる山や建造物が一切見えず、どの方向を見渡しても同じような景色が続く緑の空間をひたすら歩かなければならないためである。
空間認識能力が弱い人や、完全な原野や原生林でサバイバルの経験が無い人は「そもそも自分の方位磁石や時計が正確か否か」が不安になってくるし、ふとそれらの器具を確認したときに自分の感覚とのズレが大きければ「(表示が)狂った」と感じる人も居ることだろう。
一方で、富士山周辺に駐屯する陸上自衛隊の部隊では方位磁石と地図だけを頼りにここを横断する訓練を行っているので、相応の訓練を積めば踏破は出来るそう。