概要
バトルスピリッツ(Battle Spirits)は、2008年9月にカードダス発売20周年を記念して作成されたバンダイのトレーディングカードゲーム。
近年はバンダイから商品が発売されている作品とコラボしたブースターや構築済みデッキが発売されており、閣下と世界の破壊者とロイヤルナイツと光の巨人とカエル型ドラゴンと怪獣王が戦うカードゲームは世界広しといえどこのシリーズぐらいである。
遊び方
モンスターやクリーチャーに相当するスピリットを召喚し、相手スピリットとBP(バトルポイント)を比較して戦う。ネクサスやマジック等を駆使しつつ、先に相手のライフを0にした方が勝ち。山札が無くなって続けられなくても敗北する。
公式ルールでの初期ライフは5(カードの効果次第では、ライフを増やすことも可能)
指南書
スピリット
元々は人間が肉体を捨てて異世界へ来た時に宝石の出現とともに現れる存在。多数の種類、種族が多くおり、体の一部に結晶体を含み、BPと呼ばれる強さを示した数値がある。日本神話、北欧神話、クトゥルフ、ギリシャ神話、昔話におとぎ話、イソップ童話など色々。
スピリット同士が戦闘を行う場合、BPの高い方が相手スピリットを破壊できる(相討ち可能)。
プレイヤーがスピリットの攻撃をライフで受ける場合、減少するライフはBPには関係なく右下のシンボルの数に依存する。基本は1つだが、中にはシンボルを2つ持ったダブルシンボルのスピリットもいる。
また自身の効果により、シンボルを増加させ、多くのダメージを与えるものも存在するが、一定のコアを乗せることでレベルアップできる。
マジック
所謂魔法。メインステップにのみ発揮する「メイン効果」とフラッシュタイミング(スピリットバトル時)で発揮する「フラッシュ効果」の2種類がある。フラッシュのカードはメインでのみしか使えないと記述されたカード以外メインステップでも使用できる。
呪文だけに1度消費すると墓地や捨て場に相当するトラッシュに送られ、使えなくなるが、スピリットの特性によって回収され手札に加えて再使用可能な能力が一部に備わっている。
ネクサス
フィールドに配置することで、効果を発揮するカード。建物や大樹タイプが主だっている。
スピリットと同じくコアを乗せることでレベルアップが可能。
ブレイヴ
星座編から追加されたカード。スピリットと合体(ブレイヴ)することによりBPや効果を上乗せすることができるカード。合体しない場合はスピリットとして扱われる。基本はスピリット1体につき1つまで合体できるが、特別なスピリットによっては2体、マジックで3体合体可能なものもあるが、全く出来ない異端者もいる。
例えBP勝負で相討ちになり合体スピリットが破壊されても場に残り、単体での攻撃も可能。
アルティメット
究極編から追加されたカード。記載された条件を満たすことで召還。スピリットと基本は同じだがLv3から始まるなど能力が高い。
「アルティメットトリガー」という専門効果を持つ。
またカードの種類が違うためマジックなどの効果は専用のものしか受け付けず【呪撃】など破壊系の効果を無効に出来るが反面、BPアップなどサポート系も無効にされてしまう。
シンボルは金色の独自のものでブレイヴや【強化】も専門の物しか使用できない。
世界
- 赤の世界
火山や丘陵、渓谷が多く点在する熱帯気候の国。ドラゴンや、恐竜の類いが多数生息する。哺乳類も一応は存在するが、体表から炎を発している。人種はドラグノと呼ばれる竜人。シンボルはルビー。日本神話やインド神話出典のスピリットの多くがこの世界出身。
属性としての赤は破壊効果でネクサスやスピリットを破壊するなどのアタックが得意。
- 紫の世界
中世欧州に酷似した佇まいの国。一見平穏に見えるも、光届かぬ闇の世界で、死臭漂う町中、墓場や心霊スポットが犇めき、死霊や死体などクリーチャーと言っても過言でない者が生息する。シンボルはアメジスト。緑の世界に次いで中華系スピリットも多い。著名な勢力に七つの大罪をモチーフとした「魔界七将」、円卓の騎士をモチーフとした「闇騎士」(リーダーは騎士の覇王ソーディアス・アーサー)などがある。
属性としての紫はコアを外したり、トラッシュから蘇ったりするなどの戦法が得意である。
- 緑の世界
風が吹き荒ぶ森林地帯。動物や昆虫が多数生息するものの、体の一部分が植物になっている。人種はアントマンと呼ばれる昆虫人。シンボルはエメラルド。和風や中華系スピリットが多く存在している。
属性としての緑はコアブーストや対象を疲労させる戦法が得意。
- 白の世界
万年雪、氷山と豪雪地帯。生き物全てが機械化されており、街も風景も要塞で移動も兵器に近い。人種はサイボーグであり、女性も表情はガラス細工と言えなくもない。シンボルはダイヤモンド。北欧神話や北米関連の人名が多い。なお魚類などの水生生物の数も青の世界に負けず劣らず多い。
属性としての白は特定の色の効果を無効化するなどの守備が得意。
- 黄の世界
光輝くメルヘンチックな世界。紫の世界とは真逆にトゥーンと云える生き物が生息する。人種は妖精や天使、女神と言った者が多く、男性の比率が限りなく0に近い。シンボルはオパール。おとぎ話関係の名称が多い。エジプト神話関連のスピリットも多く生息している。あと、ペンタンもこの世界の生まれである。
属性としての黄色はマジックとのコンボが得意である。
- 青の世界
大部分が海。街も水に関連するものが多く、住民全員が巨人か獣人。生き物も合成獣かゴーレムといった者ばかり。シンボルはサファイア。ギリシャ神話、クトゥルフ神話の名称が多い。モンゴクウやナタ・ゴレムのような中華系スピリットも多い。
属性としての青はネクサスとの連動やデッキ破壊が得意で、赤に負けず劣らず対象を破壊する効果を持つカードが多い。
テレビシリーズ
最強銀河究極ゼロまではメ~テレ制作・テレビ朝日系列放送、アニメーション制作はサンライズ。ニチアサキッズタイム内で放送された。
「ブレイヴ」のみ「激覇」の続編で世界観・登場人物は共通しているが、その他の作品は登場人物や世界観が完全に異なる。
ただしゲーム『バトルスピリッツ 輝石の覇者』ではトッパとダンが、ドラマCD『最強銀河究極ゼロ』(DVD特典のため一般発売はされていない)では『究極ゼロ』・『覇王』・『ソードアイズ』のキャラクターが、烈火魂の正月特番ではバシンが烈火魂の世界に登場という共演ケースが存在する。
一方でスタッフ陣は「激覇」以降、キャラクターデザインを除き継続されていることが多く、過去シリーズで演じた声優の再起用も多い。
数ヵ月の充電期間を経た「バトルスピリッツ烈火魂」からは放送局がテレビ東京、アニメーション制作がバンダイナムコピクチャーズに変更となり(これを期にメインスタッフも一新される)、放送時間帯も日曜朝から平日午後へ移動する。矢立肇のクレジットも存在しており、サンライズ時代の名残は一部で残っているようだ。
テレビ朝日系列放送(メ~テレ制作)
1:バトルスピリッツ 少年突破バシン | 2:バトルスピリッツ 少年激覇ダン |
---|---|
3:バトルスピリッツ ブレイヴ | 4:バトルスピリッツ 覇王 |
5:バトルスピリッツ ソードアイズ | 6:最強銀河究極ゼロ~バトルスピリッツ~ |
テレビ東京系列放送
作品カウントはテレビ朝日から継続。
漫画
アニメ作品のコミカライズがケロケロエース(バシン~覇王)、最強ジャンプ(覇王~)にて連載されている
また、女子高のバトスピ部の日常を描いた『バトスピ!私たちバトルスピリッツ部ですっ☆』がヤングエースにて連載された。
構築済みデッキ&ブースターパック
一番のレアリティとしてXレアが存在していたが、烈火伝よりそれを上回るXXレアが登場した。太字はコラボを示す。
名称副題 | 構成数 | 紋章 | その他備考 | ナンバー |
---|---|---|---|---|
無印 | 114+4 | ライフコア | 赤、紫、緑、白のみ | BS01 |
飛翔 | 翼 | 黄色参戦 | BS02 | |
覇闘 | 111+4 | 兜 | 青参戦 | BS03 |
BS04 | ||||
BS05 | ||||
爆神 | 111+4 | 輪を持つ光 | BS06 | |
天醒 | 84+4 | 流星 | BS07 | |
戦嵐 | 84+4 | 断つ刃 | BS08 | |
超星 | 84+6 | 二重の輪と星 | Xレア6属性 | BS09 |
星座編
八星龍降臨 | 114+6 | 大小の星 | BS10 | |
灼熱の太陽 | 84+6 | 輝く星 | BS11 | |
月の咆哮 | 84+6 | 三日月と小さき光 | BS12 | |
覇王編
英雄龍の伝説 | 114+6+1 | 炎 | BS14 | ||
BS15 | |||||
爆裂の覇道 | 84+6 | 炎 | 100億枚突破 | BS16 | |
BS17 |
剣刃編
アルティメットバトル編
アルティメットバトル01 | アルティメット登場 | |
アルティメットバトル02 | ||
アルティメットバトル03 | ||
アルティメットバトル04 | ||
アルティメットバトル05 | ||
アルティメットバトル06 | ||
アルティメットバトル07 | ||
東宝怪獣大決戦 |
烈火伝編
烈火伝第一章 | ||
烈火伝第二章 | ||
烈火伝第三章 | ||
ウルトラ怪獣超決戦 |
関連イラスト
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外部リンク
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