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坂本龍馬の編集履歴

2018-05-08 16:15:28 バージョン

坂本龍馬

さかもとりょうま

幕末期に活躍した志士。

概要

日本史幕末期に活躍した志士。生前は無名に近かったが、現在では日本史上屈指の人気のある偉人として有名である。

坂本龍馬の家紋


史実の龍馬

天保6年11月15日(1836年1月3日) ~ 慶応3年11月15日(1867年12月10日)

龍馬は幼名からの通り名で、諱は直陰(後に直柔)。

また脱藩中に用いた変名には才谷梅太郎もある。

竜馬」や通り名の「龍馬」の『龍』が「りゅう」ではなく「りょう」と読むため、読みがわかりやすいように手紙には「良馬」と書かれたものがある。


土佐(現在の高知県)の郷士の家に次男として生まれた。生家は裕福な家庭で、祖先が郷士株を得て興した家である。母親が龍が天を飛ぶ瑞夢を見て龍馬と名付けられた。


センシティブな作品

幼少の頃は気弱な少年であったといわれている。そのため、龍馬を題材とした作品では、「弱虫」「泣き虫」「寝小便たれ」といった幼少時の気弱なイメージを直接描写していることが多い。


嘉永6年(1853年)江戸に遊学した際、黒船来航を目の当たりにした。一時は土佐勤王党に加わったが、文久2年(1862年)土佐藩を脱藩。福井藩主・松平春嶽に目を掛けられる。

翌年から勝海舟の下で海運力と海軍力を学び、慶応元年(1865年)貿易会社と政治組織を兼ねた亀山社中(後の海援隊)を結成。犬猿の仲だった長州藩(山口)と薩摩藩(鹿児島)の仲介を務め、慶応2年(1866年)に薩長同盟を成立させた。


新国家を構想し、新政府の政策綱領ともいえる『船中八策』を考え、土佐藩上士の後藤象二郎を通じて、幕府から朝廷へ政治主権を返上させる大政奉還の成立に尽力したが、大政奉還成立の1ヶ月後の慶応3年(1867年)に京都の近江屋(近江屋事件)で陸援隊隊長・中岡慎太郎とともに志半ばにして暗殺された。奇しくもその日は龍馬の誕生日であった。

暗殺したのは、大政奉還に強硬に反対していた松平容保(京都守護職)傘下の京都見廻組と見られているが、当時は新撰組が実行犯だと思われていた。


また現在では、平和的な幕府打倒を目指していた龍馬と武力討幕を目指していた薩摩藩・長州藩との対立が抜き差しならぬところまで来た結果、薩摩藩が幕府に情報を流したのではないかという説もささやかれている。


評価

明治維新に大きな影響を与えた人物と言えるが岩倉具視が龍馬より中岡の死を惜しんだことからも、存命中の世間では無名に等しく、死後もしばらく注目されることはなかった。

幕府、朝廷、薩長などの既存の政治勢力に属さず、権力志向を持たない自由人であり、裏方で奔走していたため、知る人ぞ知る人物とされていた。


明治16年(1883年)、坂崎紫瀾の新聞小説『汗血千里の駒』の評判が巷間で急速に高まり、維新の偉人として一躍その知名度を上げた。日露戦争の時には、昭憲皇后の枕元に現れた武士の幽霊が、「日本は海軍を強化すべきだ」と告げたのを聞いた土佐出身の宮内大臣・田中光顕(土佐勤王党の生き残り)が持っていた写真によってそれが龍馬だとわかった、という噂が新聞で取り上げられさらに名が広まった。また、海援隊の資産等は土佐藩から岩崎弥太郎へ引き継がれ、三菱グループの原型となった。そして、戦後昭和に司馬遼太郎の『竜馬がゆく』をはじめとする多くの創作物が出され、現在知られている英雄・龍馬の人物像ができあがった。


このような経緯もあってか「悲劇的な最期」「若くして死ぬ」など数多の条件を満たしているのにもかかわらず生存説がほとんど唱えられていない珍しい偉人となっている。


逸話

新しい物好きで、最新式の拳銃を使用したり、ブーツを履いた所水虫にかかってしまったという。・お龍と霧島へ日本最初と言える新婚旅行をした地図の記録が残されている。


当時としては大柄な体格であり(幕末の男性の平均身長は、155cm程度である)、遺された紋服からは173cm以上、体重は80kg以上と推定される。ちなみに龍馬の姉・乙女は、身長は175cm、体重は100キロを超えたと言われており、龍馬の家系は遺伝的に身体の大きな家系だった事が伺える。


今に残る肖像写真からは、前頭部から後退するタイプの薄毛であり(梅毒で禿げたという説も)、また髪質は縮毛、今で言う天然パーマだったことが伺える。


北辰一刀流の皆伝を受けた剣の達人というイメージが強いが、現存する北辰一刀流の免許はなぎなたのものしかない。これは、同流派では一番最初に授けられる基本のものであり、本当に皆伝を受けたのか、研究者の間では疑問視されていた。

しかし、2016年になって、坂本竜馬記念館が収蔵品を貸し出した際の目録に「北辰一刀流免許皆伝書」の文字が発見され、皆伝を受けていた可能性が高くなった。


創作の龍馬

龍馬を題材にした作品は文学・映像どちらも多岐にわたる。映画も戦前から多く制作された。

脇役で登場しても主人公と互いに影響し合う重要人物の立場が多い。


竜馬がゆく

司馬遼太郎の長編小説『竜馬がゆく』が1962年に発表され、彼の代表作の一つとなっただけに留まらず、戦後期における龍馬像の典型イメージに多大なる影響を与えた。

本作では「坂本竜馬」表記が用いられており、定かではないがこれは作者自身が、実在した龍馬と区別する為に「」の字を用いたと発言したという説がある。


お~い!竜馬

才谷梅太郎

漫画お~い!竜馬』は武田鉄矢原作、小山ゆう作画でアニメ化もされた。CV.少年期は高山みなみ、青年期は関俊彦

幼少期から物語が進み、史実とはかなり異なるフィクションが多数織り交ぜられている。

また、小山ゆう作の「あずみ2」は幕末を描いており、龍馬をはじめとする幕末の志士たちが同じデザインで出演していた。


遙かなる時空の中で5

坂本龍馬(遙かなる時空の中で5)


薄桜鬼真改

演者は小野大輔裏語薄桜鬼ではサブキャラだったが新改では攻略キャラに。


幕末志士の恋愛事情

無題

ケータイ乙女ゲーム幕末志士の恋愛事情』に登場するメインキャラ。

主人公を親身に心配してくれる、飄々とした天真爛漫なムードメーカー。


NHK大河ドラマ

龍馬伝

幕末を舞台とした作品においてレギュラー、名脇役として多くの俳優が演じてきた。

主役として描かれたのは1968年竜馬がゆく(演:北大路欣也)と2010年龍馬伝の二作品である。

龍馬伝で主役を務めた福山雅治が演ずる龍馬は様々な辛酸を経験して成長し、国を変えようと大志を抱き、それをライバル(作中の設定)岩崎弥太郎の視点から追っていくというものである。日本のみならず台湾タイベトナムでも人気を博した。

また、脇役としては2004年新選組!(演:江口洋介)に新撰組局長・近藤勇の友人として登場し、佐幕派と倒幕派という対立軸はあるものの武力によらぬ幕府の「大政奉還」を目指す龍馬の護衛(暗殺はされるが)に新選組がつくという新解釈がなされた。


JIN -仁-

龍馬さん記念日。

2009年2011年ドラマ化された漫画『JIN -仁-』にも、内野聖陽演ずる龍馬が登場している。ここでの龍馬は豪快で明るく、不屈の熱血漢で女好きである。

出会った当初はの正体を訝しがるが、医師として懸命な仁の姿に共感を覚え、次第に唯一無二の友となる。仁と出会った事で、『日本を変えよう』と決意し始める。

『南方仁がおれば坂本龍馬は死なん!』と公言する程、仁の医術に絶大な信頼を寄せている。

pixivでは仁と龍馬の腐向けイラストも多い。


幕末Rock

2014年にマーベラスAQL(現株式会社マーベラス)から発売されたゲーム『幕末Rock』の主人公。詳しくは該当記事にて。


イナズマイレブンGOクロノ・ストーン

そのまま初心をKEEP ON!

ゲームイナズマイレブンGOクロノ・ストーン』に登場する、時空最強イレブンに必要な力の持ち主として円堂大介が挙げた人物の一人。CV.千葉進歩

ここでの坂本龍馬は低身長でかなり太った体型で、新撰組に追いかけられた際には拳銃を使わずに腹で体当たりをしてひるませていた。なお肖像写真は史実通りに近い姿であるが、大政奉還の2年前に撮られたものであるため、その間に激太りしてしまった可能性がある。


仮面ライダーゴースト

特撮作品『仮面ライダーゴースト』より、ゴーストが変身する形態の一つとして、坂本龍馬の魂が憑依した形態「リョウマ魂」が登場する。

しかし「はいそうですか」と力を貸してくれるわけではなく、龍馬は最初、眼魂の姿で技術者・長正の身体に憑依し、天空寺タケル/仮面ライダーゴーストの器を見極めるべく、ある謎かけを行った。タケルがその難題をクリアすると彼の実力を認め、自らリョウマゴーストとなり、タケルに力を貸すことを決意した。


モンスターストライク

坂本龍馬

ゲーム『モンスターストライク』に登場するキャラクター。

アニメ版においても主人公のパートナーとして活躍する。

詳しくは該当記事にて。


名探偵夢水清志郎事件ノート

大江戸仲良しコンビ

夢水清志郎の先祖・夢水清志郎左右衛門が活躍する『大江戸編』に才谷梅太郎として登場。江戸へ向かう道中で行き倒れになった教授を助けたのをきっかけに仲良くなり、しばらくともに行動する。教授が再び江戸へ旅立つと同時に別れ、そのまま今生の別れとなった。

龍馬の死を勝海舟から知らされた教授はしばらく部屋にこもり、食べ物にも手がつかないほどひどくふさぎ込んだ。教授曰く、『最高の友だち』


※ただ単に龍馬と表記すると、東洋ケルピーも指すらしい。


活撃/刀剣乱舞

CV:小野大輔(※薄桜鬼でも龍馬を担当)

慶応2年の京都を舞台とした9話に登場。時間遡行軍の襲撃により史実が変えられてしまい、薩摩藩邸に救援を求めるはずの三吉は昏倒、龍馬はひとり捕り方たちに追い詰められてしまう。しかし陸奥守吉行により助けられ、薩摩藩邸へと逃れた。

佩刀している刀を「土佐ではちっくと知られた名刀」と自慢しながらも、「時代は拳銃」と明るく主張する。気さくな人柄らしく、陸奥守吉行が同じ土佐弁を喋る「土佐もん」と知った時は喜びをあらわにしていた。なお、陸奥守吉行の中の人も高知出身である。


逆襲の三悪人

CV:小野大輔

大まかな部分は史実とは変更なし。アクダーマ一行、トキオとカレンのダイナモンド争奪戦に巻き込まれるような形で登場する。


余談だが、活撃/刀剣乱舞の龍馬と中の人が同じ。狙ったかどうかは不明だが、タイムボカン24なので狙った可能性は高い。


ちなみに小野大輔は高知県出身で、坂本龍馬を演じることが多い。彼が坂本龍馬役だった作品は、風雲幕末伝/剣豪ZERO/薄桜鬼/偉人アイドルプロジェクト歴sing♪/活撃 刀剣乱舞/タイムボカン 逆襲の三悪人/メットライフ生命「龍馬 meets MetLife」


ラヴヘブン

CV:吉野裕行

乙女パズルゲームの攻略キャラクター。初期レアリティはSRでの登場。ドラマCDにも登場する。

異世界の危機を救うため、主人公により召喚された。


関連タグ

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