概要
別名:吸水怪獣。
日本の各都市部で地下水を吸収して地盤沈下や深刻な水不足を引き起こし、水が何もない場所に大量の水を噴出させて大洪水を引き起こした張本人。
水を吸収して無限に成長を遂げて行くという特性を持っており、大量の水を含んだその体はブヨブヨとして弾力性があり、衝撃を吸収して打撃攻撃を受け付けないばかりか、例え傷ついても水を吸ってあっという間に回復してしまうという難敵。また、傷口からは熱湯を噴き出す為、迂闊な攻撃は自身も傷つけてしまう。
ハヤタが決死の覚悟で乗り込んだ爆弾を積み込んだ潜水艇を飲み込むも、その爆発に耐え切ったのか平然としていたが、最後は体内で変身したウルトラマン』に内部から体を引き裂かれ絶命した。
余談
元々は概要にある様にお蔵入りした怪獣だったが、後に一峰大二氏のマンガ作品『ウルトラマン』でラスボスとして登場する事になった。
この怪獣が登場する『ウルトラQ』のシナリオ「キリがない」を書いのは鬼才実相寺昭雄氏。当時のTV特撮の技術や予算では液体怪獣は撮影困難だとNGとなった。
成田亨氏による『Q』の時代に描かれたスライムやブロブのようなデザイン画が存在しており、マンガではバルンガのような体の頂部から首長竜のような頭が生えているという解釈の姿で登場した。