概要
1. 物質が三態のうちある状態からある状態へと変化すること(例:水蒸気⇔水⇔氷)。
2. RPG等のゲームにおける(毒、眠り、麻痺)などの状態異常や強化(バフ)/弱体化(デバフ)。
3. キャラクターの身体が別の物質・物体に変化したり、身体の形状が骨格の制限を超えて変化したりすることへのフェティシズム。本項で記述。
pixivでは主に3の意味で用いられることが多い。
非常にややこしいため混同されがちであるが、フェチジャンルとしての「状態変化」と2の「状態異常」とは異なる概念である。詳細は後述。
主な状態変化
現在このタグに含まれる描写は多岐にわたり、それら全てを列挙するとかえって大枠をつかみにくくなるため、本記事では分類ごとにいくつかに絞って紹介する。
固め
石像や金属像など、形を保ったまま別の物質へと変わるシチュエーション。
形状変化
ボール状や板状など、骨格の制限を超えて別の形状へと変わるシチュエーション。
骨折や出血などの大怪我を伴うもの、というよりは超自然的な力で形状を変化させたものといったニュアンスが強い。
物品化
物品(食品・おもちゃなどの非生物)へと変わるシチュエーション。
封印
物の中に閉じ込められてしまうシチュエーション。
ただし、縄で縛ったり部屋に監禁したりすることで単純に物理的に自由を奪うものは含まない。
なお、一つのシチュエーションが上記サブジャンルの複数にまたがることも有り得る。
たとえば「ヒロインが飴にされてしまった」という物品化シチュエーションは「体の形そのままに飴にされてしまった」のであれば固めとして、「飴玉にされてしまった」のであれば形状変化として扱うことが可能である。
逆に、状態変化のバリエーション増加に伴い、上記サブジャンルで単純に括りきれないシチュエーションも増えてきている。
他にも個性的な状態変化が多数存在するので、興味があれば実際に「状態変化」でタグ検索をかけてみることをおすすめする。なお、R-18作品も多分に存在するため注意すること。
他変化・変身ジャンルとの区別
状態変化要素はtransfurや他変身ジャンルとも相性がよく、組み合わせた作品も多い。
そのため同じ作品内にタグが併存していることも多い。しかし誤解されがちだが、最初にフェチジャンルとしての「状態変化」が2ちゃんねるで定義された時、transfurや魔物化など種族が変化するもの、悪堕ちや催眠など精神が変化するものといったジャンルは含まなかった。(当時すでに独立したジャンルとしてスレッドが存在していたため。厳密には当時のスレッドには粘着拘束なども含まれていたが、後に分化した。)
同じ理由からRPGなどでは「状態異常」「状態変化」といったシステムで括られる「他生物への変化(FFにおける呪文「ポーキー」等)は状態変化に含まない。
……と書くと何だか大変ややこしいが、タグ付けの際は「状態変化ジャンルを凌ぐ規模のあるフェチジャンルについてはあえて状態変化タグで包括せず、そちらのジャンル名でのみタグを付ける」ことを意識すると、上記4ジャンルの作品を求めて検索しているユーザーに親切だろう。