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毛利小五郎の編集履歴

2018-05-31 17:49:01 バージョン

毛利小五郎

もうりこごろう

毛利小五郎は『名探偵コナン』の登場人物である。

CV:神谷明小山力也



『わからねーな… どんな理由があろうと、殺人者の気持ちなんてわかりたくねーよ…』


概要

元刑事の私立探偵で、毛利探偵事務所の経営者。38歳。

毛利蘭の父であり、彼女と居候の江戸川コナンの保護者として、3人暮らしをしている。


眠りの小五郎」の異名で広く知られる名探偵であるが、世間でのイメージは殆どコナンによる替え玉推理の賜物であり、当の本人はデクノボウもいいところの迷探偵である場合が多い。コナンの指摘を子どもの言っていることと思いつつもおかしいことはおかしいと考える有能な刑事とは違って、考えもせず強引な意見で無理矢理納得しようとする場合が多い。

作中ではギャグキャラとしての役割も多い。


一度、手違いで黒の組織に命を狙われたことがあるが、コナンと赤井秀一によって事なきを得ている。しかし、小五郎を完全なシロと判断していないジンからは多少なりとも目を付けられてしまっているため、ますます組織絡みのエピソードに関わりづらい立場となっている。


人物

経歴

帝丹高校を経て米花大学を卒業し、警視庁に入庁。

以降は順調にキャリアを積み、捜査一課火災犯係や強行犯係の刑事にまで上り詰めた。この頃、現在も捜査協力などで関係のある目暮十三松本清長などの警視庁の面々と出会っている。

当時の上司である目暮によれば、その短絡的な推理で多くの事件を迷宮入りにしてしまったとか。

そして10年前、署内での発砲事件の責任を取り警察を辞め、私立探偵に転向した(この設定は後述の別居の原因も含め、劇場版第2作『14番目の標的』で判明)。


探偵になってしばらくは、ペット探しや不倫調査などの小さい依頼を粛々と行う普通の探偵であった。

尤もTVシリーズ第471話で語られているように、コナンが来る前にも殺人事件を解決しているので、凶悪犯罪にも対応できる探偵として一定の信頼は得ていた模様。


コナンが現れ、麻酔針で眠らされて推理を披露するようになると、たちまち「眠りの小五郎」として有名に。『テレビ局殺人事件』にて推理ショーが全国放送されてからは日本中に名前と顔が知れ渡り、現在は名を名乗れば「え、あの有名な?」「あの数々の難事件を解決した…」などの台詞が返ってくるほどの有名人となっている(このため資産家や大財閥のパーティーなどに招待されることも多い)。またバラエティ番組などのTV出演の依頼も時折来るため、以前に比べれば収入はそれなりにある……と思いきや、基本的に酒代やギャンブルにつぎ込んでしまう傾向があるため、未だに自家用車も持っていない。


実は小五郎の実家はかなり裕福であり、事務所が入っているビルは彼の持ち物。テナント料が入ってくるため、探偵業が不景気だった時期も生活には困らなかったらしい。


容姿・性格

オールバックの髪型とチョビ髭が特徴。スタイルはなかなか良く、中年太りなどもしていない。


おだてに弱いお調子者で、ナルシストな一面も。

自分が眠らされて推理役の替え玉にされていることには全く気づいておらず、推理したはずなのに記憶が無いことには疑問も何度か抱いたが、結局「非常事態になると隠れた推理力が発揮され、それでエネルギーを使い果たしてしまうので記憶が消える」と勝手に思い込んでいる。


コナンの口癖として定着しているバーローは、元々は彼が発したものである。


特技

  • 柔道

学生時代から打ち込んできただけあってその実力は非常に高い。一本背負いを得意としており、大柄な相手でも難なく投げ飛ばす。これによって犯人を確保したことも多い。

現役時代は本番に弱いタイプだったらしく、大会での成績はめっきりだった(部内では公式戦で一度も勝てなかったのは小五郎だけだったらしい)。しかしながら、全国優勝した同級生が「練習では一度も小五郎に勝てなかった」という話もあり、素の実力は極めて優れている。


  • 射撃

劇場版『14番目の標的』で判明。警視庁内でも一、二を争う腕前だったらしい。

実際刑事時代には、人質に取られた英理を救うため、彼女の脚を撃って犯人と一緒に走れなくなる(=犯人にとって足手まといになる)程度の傷を負わせるという高度な技術を披露している。



弱点

  • 推理力の欠如

後述のように、覚醒さえすればコナンにも引けを取らない名探偵になるのだが、それ以外は見事なまでのヘボ探偵である。基本的にトンチンカンなことしか言わず、コナンに眠らされるまではその場にいる容疑者や警察の面々を唖然とさせるような推理を乱発する(ただし他のキャラと同様、それがある意味真相だったり、推理のヒントとなったりすることもある)。しかしながら、この推理の飛躍ぶりは生来の気の短さやお調子な性格から来るものであり、後述の通り犯人が小五郎の知り合いや身内である可能性がある場合などには慎重に推理を進め、(途中でコナンにある程度誘導される場合もあるとはいえ)そういった事件では必ず自力で犯人にたどり着いている。


  • 高所

極度の高所恐怖症で、ヘリコプターやロープウェイ、モノレールなどの外の景色が見える乗り物に乗ると、滝のように汗をかきその場から動けなくなる。ただしこれはアニメオリジナルの設定で、原作の小五郎が高所恐怖症なのかは定かではない(原作者・青山剛昌氏は「高所恐怖症(について)はわからない」と答えている)。


  • 家族

普段はあまり物怖じしない性格だが、妻の英理や娘の蘭が危機に陥った時には大いに取り乱す。

自分の手の届く範囲で危地に陥った際には的確な判断を下す場面もあるのだが、他人任せにせざるを得なくなった際には特に動揺が酷くなる。


  • 器が小さく、上下関係しか意識しない傾向がある

自分と立場が同じもしくは上の物には間違いを犯したら素直に謝れるが、子どもなどの自分より立場が下と見た者には間違いを犯しても、なかなか素直に謝ろうとしない。



嗜好

ダメ親父の三大要素を兼ね備えた嗜好を持っており、依頼がない時はもっぱら事務所で酒を飲んだりタバコを吸ったりしながら競馬中継を見たり競馬新聞を読んだりしている。その執着は相当強く、服部平次の母・静華が正体を隠して依頼の電話をかけてきた時には、競馬中継に集中するため依頼を断ろうとしたほど。この激しい散財がなければ、毛利家はかなり裕福であるはずだが(コナンの養育費1000万円を除いても、浅井成実から支払われた50万円やそれ以外の依頼料も含め、収入はかなりの金額となる)……


  • 美女

美しい女性に目がなく、よく鼻の下を伸ばしている。中でもアイドル・沖野ヨーコの大ファンで、ファンクラブに加入し限定販売のフィギュアまで買うなど、完全にオタクの域に達している。尚、ヨーコ本人とは彼女の元彼が自殺した事件を機に、テレビ出演などで度々交流がある。

OVAでは蘭に内緒で会員限定のヨーコのボイス付き目覚まし時計を購入したため、蘭に「タバコ禁止、お酒は一日一本」を命じられたことも。


  • 精神面

機嫌が悪くなると自分より立場の弱い相手に声を荒げるなどして八つ当たりする悪癖がある。


探偵として

遺体の死因や死亡推定時刻を自力で割り出す(大概は鑑識結果とほぼ一致している)、現場保存や犯人の逃走・工作防止のためにその場の人間全員を即座に制止するなど、的確かつ迅速な判断を下す場面も多く、刑事としての基本的な業務遂行に関してはかなり有能と言える。浮気や素行などの調査依頼は大抵無難にこなすので、その意味の能力では職業的に問題はない。


推理に関しても、どこまでもポンコツというわけではなく、時に抜群の力を発揮する。コナンの力を借りずに事件を解決するどころか、時には彼よりも正確に真相を掴むことさえある。

主に親類縁者や同級生、あるいはそれに関係する人が関わる事件の際に発揮される。その事からも本人さえ真剣なら、それなりに推理力も高いことが示唆されている。

とりわけ妻の英理に対しては些細な変化も見逃さず、彼女の仕草や行動から的確に心理状態まで見抜いている。そのため英理絡みで常人離れした小五郎の凄さを見るたびにコナンも「その鋭さが、いつもあればな…」と溜息をつくことが少なくない。


あまり頭の回転が速いタイプではないため、とにかく証拠を集めて回るタイプの推理を展開する。基本的には「無実を証明するために駆け回った結果、犯人であることを掴んでしまう」タイプである。

特に劇場版第9作『水平線上の陰謀』では、コナンも「名推理だったぜ」と感心するほどの推理力を披露した。


他にも『小五郎の同窓会殺人事件』や『自動車爆破事故の真相』(アニメオリジナル)など、小五郎の活躍を拝むことができるエピソードはいくつか存在するので必見である。


また、武装した凶悪犯相手にも怯まず立ち向かう勇気や、そのために必要な強さ、相手の隙を逃さずに突撃を敢行する決断力の確かさも大きな強みであり、犯人にとっては大きな脅威と言える。

コナンが犯人の武器に何かをぶつけ、怯んだ一瞬の隙を突いて小五郎が突撃すると言うコンビネーションで幾度も犯人を確保している。


対人関係

  • 毛利蘭

一人娘。妻・英理との別居開始以来、食事から家計のやり繰りに至るまで蘭に頼り切っている状態。

普段は憮然とした態度で接することが多いが、父親としての愛情は強く、事件が起きた際も蘭に危険が及ばぬよう配慮している。また、蘭と新一の仲については快く思っていない様子。

劇場版では蘭が窮地に立たされることも多いため、心配した小五郎が絶叫したり号泣したりする場面も多い。


  • 江戸川コナン

現場をうろつく彼に拳骨を食らわせて追い出すなど、邪険に扱っているイメージが強いが、実際は「子供に犯罪現場なんて見せるもんじゃない」という至極まっとうな理由による行動である。

コナンが怪我をした際は起きるまで看病したり、彼に「もう少しで死ぬ」無茶を強いた(ことにされている)新一に激怒したり、風邪を引いた際は飯を持ってきてあげたりと、不器用ながら優しさを見せており、何だかんだで「人様の子供を預かっている」という責任感はちゃんとある模様。


初期の頃には一度彼の正体を怪しんだことがある(新一だという考えに至ったことは一度もないが)。

『赤鬼村火祭殺人事件』ではコナンの顔を間近で見た際「お前の顔どこかで見たことあるぞ」と発言したり(原作のみ)、さりげない助言をするコナンに「俺の推理はコイツに操作されてるんじゃ……」と考えたこともあるが、直後のコナンが偶々見せた幼稚な仕草を見て「考え過ぎだな」と思い直している。

現在もコナンが並の子供じゃない事は薄々ながら察しつつ、普段は「無駄に色々なことを知っている生意気な子供」という程度の認識で接している。


  • 妃英理

別居中の妻。上述の10年前の英理の人質事件(ちなみに蘭はこの出来事を思い出した際、負傷が原因で英理が小五郎の元を去ったと思い込んでいた)の後、英理が感謝の思いで夕食を作った際、小五郎が「こんな(マズイ)物作るくらいならさっさと寝てろ」と言ったのが別居のきっかけ。

ただし勘違いしてはいけないが、これは怪我をしているのに無理して料理を作ってくれた英理を気遣ってのことである


別居してからは、顔を合わせれば互いに色々嫌みを言い合い喧嘩ばかりしている。ただ、単に照れて素直になれないだけであって、本気で嫌い合っているわけではない模様。その証拠に、別居から10年経つにもかかわらず一向に離婚する気配はない。また、小五郎が英理のためのプレゼントを用意していることもしばしばある。


他にも、結婚記念日を忘れずに正装して待っていたり、OVA第2弾のEDで互いに照れながらもカラオケでデュエットしたり、『14番目の標的』で英理が重体に陥ったと聞くや大慌てで病院に駆けつけ「妻は無事なのか!?」と医者に取りすがったり、英理が浜辺で指輪をなくしたことを察して密かに探してあげたりするなど、何やかんやで気にかけている様子。


関連項目

名探偵コナン

毛利蘭 江戸川コナン 妃英理

毛利探偵事務所 毛利家(名探偵コナン)

沖野ヨーコ

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