概要
ドイツ バイエルン州ミュンヘンに本社を置く4輪自動車及び2輪自動車の製造メーカである。
正規式名称Bayerische Motoren Werke AG(バイエリッシュ モトレン ヴェルケ アーゲー直訳するとバイエルン発動機株式会社)を略し一般にはBMWと呼ばれる。
歴史
現在は自動車で有名だが、元は航空機製造会社である。
第一次世界大戦後航空機製造を禁止された為に二輪車製造を開始したのが始まりで、四輪製造は第二次世界大戦後で比較的新しい。
二輪の水平対向二気筒エンジン搭載のRシリーズは原型は航空機エンジンで、内容は大幅に変わっているもののレイアウトは100年近く変わっていない。
クヴァント家との関係
BMWはクヴァント家が株式の約半数を所有する同族会社である。
クヴァント家は、ナチスとの関係が深いとされ、クヴァント家及びBMWの発展はユダヤ人の強制労働者によって巨万の富を得たことによると言われているが、戦後クヴァント家はこれらの内容を否定し、賠償も行っていない。
この事は大戦終結以降、長く報道をされることもなかったが、2007年10月にドイツ国営放送が事前予告を一切行わず、同家のナチスへの支援と当時の行いについてドキュメンタリー番組を放送し世界的に大きな反響を呼んだ(事前予告を行わなかったのは、政治的な圧力を避けるためであったとされる)
デザイン上の特徴
会社マークは航空機のプロペラをイメージしており、色はヴィッテルスバッハ家の紋章に由来している。
またキドニーグリル(キドニー=腎臓)と呼ばれるフロントグリルのデザインも有名である。