概要
プロフィール
北海道から上京してきた元気印のウマ娘。生まれてすぐに母と死別するという悲劇的な身の上に生まれるが、育ての親の"お母ちゃん"からたくさん愛情を受けて、まっすぐに育つ。どんな逆境でも決して諦めないガンバリ屋。(公式ポータルサイトumamusume.jpより)
ブルネットのボブカットに、スペシャルウィーク号の鼻梁白の面相に由来した白い前髪と、同色の三つ編みハーフアップが特徴。右耳に青いリボンを付けている。
ソロ曲
『 わたしの印は大本命◎ 』
作詞・作曲:俊龍 編曲:Sizuk
アニメ
アニメでは主人公を務め、第1話から登場。母との約束である「日本一のウマ娘」を目指すため、生まれ育った北海道から単身上京しトレセン学園に転入。その際に東京競馬場でサイレンススズカのレースを見て、彼女の他の追随を許さない美しい走りに憧れを抱く。
転入後ほどなくして、彼女の素質に目を付けたトレーナーの指示を受けたチームスピカの面々に誘拐され、トレーナーの指導のもと、母との約束を叶えるためにチームメンバーやライバルたちと切磋琢磨していく。育った環境に他のウマ娘がいなかったため、奇しくも寮で同室となったスズカを憧れ混じりに慕うようになる。
愛されて育ったためか朗らかで人見知りせず、親しいウマ娘達からは「スペちゃん」の愛称で呼ばれている。
いつもご飯を山盛りにするほどの大食いであり、食後はよく腹が膨れている。
競走成績
以下ネタバレ注意
デビュー戦ではスタートで出遅れるものの5番手に上がり、4コーナー出口からスパート開始、3コーナーから捲って出たクイーンベレーを直線で差し切り、デビュー戦勝利を飾る。
2連勝で迎えた弥生賞では序盤から後方に付けると、3コーナーで大外から仕掛け一気に3番手に上がり、坂の中腹でラストスパートを掛け、脚勢一杯になったセイウンスカイをゴール直前で差して3連勝。
初のGIとなった皐月賞では前走と似た展開となるが、4コーナーで5番手から仕掛けようとしたタイミングで中団から一気に抜け出したセイウンスカイに先行を許してしまう。それでも終直線の坂で3番手と絶好の位置につけるが、体重増加の影響か思うように差し脚が伸びず3着。1着は前走で彼女に差されたセイウンスカイ。2着はキングヘイロー。
雪辱を晴らすべく臨んだ日本ダービー、レースは序盤からキングヘイローがやや暴走気味の逃げを打ち、続く2番手にはセイウンスカイがぴったりとつき、エルコンドルパサーとスペシャルウィークが中団で脚を溜める。4コーナーでセイウンスカイがヘイローを交わして出るものの、ハイペースのレースで脚を消耗しており、そこへスペシャルウィークの外からの捲りが見事に炸裂、一気に先頭へ躍り出るとそのまま直線へ。
一度は猛追してきたエルコンドルパサーに交わされてしまうが、最後の力を振り絞って外から差し返しに掛かり、粘るエルコンドルパサーと壮絶なデッドヒートを繰り広げた末、写真判定まで縺れ込んだ日本ダービーはまさかの同着優勝。
初のGI制覇をチームスピカやライバルたちと称えあった。
8話冒頭では療養中のサイレンススズカに代わってジャパンカップに出場、エルコンドルパサー、エアグルーヴと共に日本勢で上位を独占するが、1着を逃した悔しさから号泣してしまう。
その後宝塚記念に出走、グラスワンダーを警戒する中、3コーナーで早めに先頭へ出るが、集中力を欠いたスペシャルウィークは直線で彼女に苦も無く差され2着。
10話では気持ちを新たに京都大賞典に出走するも、オーバーワークと食べ過ぎによる体重増加(史実のスペシャルウィークもこのとき現役時代最重の486kgだった)が祟ってまさかの7着。
しかしここでリフレッシュのためにトレーナーから里帰り命令が下り、天皇賞には疲労を抜いた万全の状態で臨む。
道中後方で脚を溜め、直線で大外から一気に追い込み開始、粘るキンイロリョテイを差して5話以来となる勝利を挙げた。
話数 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 枠番/馬番 | 着順 | 1着ウマ娘(2着ウマ娘) |
2話 | 阪神 | ? | ? | 芝1600m | 8/14 | 1着 | (クイーンベレー) |
3話 | ? | ? | ? | ? | 1/1 | 1着 | (?) |
3話 | 中山 | 弥生賞 | GII | 芝2000m | 8/13 | 1着 | (セイウンスカイ) |
3話 | 中山 | 皐月賞 | GI | 芝2000m | 8/18 | 3着 | セイウンスカイ(キングヘイロー) |
5話 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m | 3/5 | 1着同着 | エルコンドルパサー |
6話 | 京都 | 菊花賞 | GI | 芝3000m | ? | 2着 | セイウンスカイ |
8話 | 東京 | ジャパンカップ | GI | 芝2400m | ? | 3着 | エルコンドルパサー(エアグルーヴ) |
8話 | 阪神 | 宝塚記念 | GI | 芝2200m | 7/9 | 2着 | グラスワンダー |
10話 | 京都 | 京都大賞典 | GII | 芝2000m | 7/7 | 7着 | ? |
10話 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m | 5/9 | 1着 | (キンイロリョテイ) |
※着順の太字はレコード勝ち
※2戦目は明言されていないが京都競馬場のきさらぎ賞(GIII)の可能性が高い。
デザイン
流星をメッシュに、勝負服はいかにもなアイドル衣装で紫がイメージカラー。スペシャルウィーク号の馬主である臼田浩義氏の勝負服をモチーフとしており、白と紫に淡いピンクを合わせた華やかな見た目。
スペシャルウィーク号の右後脚のみに白斑があることから、シューズは左右色違いになっている。
余談
元ネタのスペシャルウィーク号も生まれて数日後に母馬を亡くしており、また乳母の気性がきつかったため、人の手をかけて育てられた。そのころを過ごした日高大洋牧場では、あまりほかの馬たちと行動をともにすることなく、いつもひとりで遊んでいたという。
訃報
種牡馬生活も引退し、故郷の日高大洋牧場で余生を送っていたスペシャルウィーク号は、アニメ放送中の2018年4月27日に死去した。享年23歳。
CVの和氣もtwitterで昨年スペシャルウィークに会いに行ったことをコメントしている。⇒こちらを参照。